地磁気とは? わかりやすく解説

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ち‐じき【地磁気】

読み方:ちじき

地球のもつ磁石としての性質、および、それによってつくられる磁場磁針南北をさすのはこれによる。ある地点の地磁気を表すのに、偏角伏角水平磁力、または偏角伏角全磁力の3要素用い、この三つ独立した成分地磁気3成分地磁気3要素)という。地球磁気

地磁気の画像

地磁気

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/25 08:34 UTC 版)

地磁気(ちじき、: geomagnetism[1]Earth's magnetic field)は、地球が持つ磁性(磁気)及び、地球により生じる磁場(磁界)である。


注釈

  1. ^ 日本語では「磁極」という語は微妙に多義的に使われており、一般に磁石の極という意味と、地理極(いわゆる、真の北極や南極)に対する語として、地磁気的な極である北磁極と南磁極の総称としての「磁極」がある。
  2. ^ この場合得られるのは磁気方位であり、地理上の方位を得るためには磁気偏角で補正しなければならない。

出典

  1. ^ 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、163頁。ISBN 4-8181-8401-2 
  2. ^ a b 地磁気とは 国土地理院
  3. ^ a b 「地磁気 生命誕生のカギ/地球深部を再現 起源に迫る」日本経済新聞』朝刊2020年3月1日(サイエンス面)2020年3月7日閲覧
  4. ^ 地磁気値(予測値)を求める 国土地理院、地理院ホーム > 基準点・測地観測データ > 地磁気測量ホーム、2020年6月
  5. ^ a b c d e f 気象庁地磁気観測所. “地磁気”. 基礎知識. 2012年7月16日閲覧。
  6. ^ 京都大学大学院理学研究科附属地磁気世界資料解析センター. “地磁気とは?”. 2012年7月16日閲覧。
  7. ^ 京都大学大学院理学研究科附属地磁気世界資料解析センター. “磁石の北と地磁気極と磁極”. 2012年7月16日閲覧。
  8. ^ Paleomagnetism indicates that primary magnetite in zircon records a strong Hadean geodynamo米国科学アカデミー紀要』(PNAS) February 4, 2020 117 (5) 2309-2318、2020年3月7日閲覧
  9. ^ 磁気図(全磁力)2015.0年値 国土地理院、地理院ホーム>基準点・測地観測データ>地磁気測量ホーム>データを見る>磁気図
  10. ^ 気象庁地磁気観測所. “磁気嵐”. 基礎知識. 2012年7月16日閲覧。


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地磁気

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 08:28 UTC 版)

地震予知」の記事における「地磁気」の解説

地磁気や空間磁場などの磁場変動対象とするものでは、全磁力扱ったものが多いが、偏角伏角南北東西上下の3成分などパラメータ別に扱ったものもある。少数観測点での連続観測に基づくものが多い。地震前後磁気測量により磁場分布変化見出した例などが、主に報告されている。 1974年アメリカ・カリフォルニア州ホリスター付近地震(M5.2)では約2か月前に約1nTの地磁気増加があった(Smith and Johnson,1976)ほか、1978年伊豆半島河津付近地震(M5.0)では2か月前に約5nTの地磁気減少があったと報告されている(Sakai and Ishikawa,1980)。中国でも1975年海城地震1976年唐山地震先行して10-20nTの地磁気変動があったと報告されている(,1976; Raleigh et al.,1977)が、力武(2001)は観測精度が明らかではないことを指摘している。旧ソ連では、1977年イスファリン-バトネン(Isfarin-Batnen)の地震(M6.6)で1nT程度の地磁気変化があったと報告されている(Asimov et al.,1984)。一方1976年ガズリ地震(M7.3)では震央付近にあった磁力計何の変化も示さなかったと報告されている(Shapiro and Abudullabekov,1978)。 メカニズムとしては、地殻内の応力変化圧電効果ピエゾ効果)を通じて磁場変動となって現れるという説がある。この原理により期待される磁場変動振幅1nT程度であり、過去の事例でこれを超えているものは他の要因関与しているのではないか推察されている。他の説として、地殻内の応力変化による歪の不均質地下水流動を生み、これが流動電位効果により地殻内に電位勾配生んで電流流れ磁場変動となって現れるというものがある。こちらの場合関与しているため後述地電流電気伝導度変化相関があるだろうと考えられている。

※この「地磁気」の解説は、「地震予知」の解説の一部です。
「地磁気」を含む「地震予知」の記事については、「地震予知」の概要を参照ください。

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