全磁力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 13:10 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動全磁力(ぜんじりょく)とは、地磁気の強さのことである[1]。
地磁気とは、地球が持っている磁気(磁性)及び磁場(磁界)のことを指す。地磁気は地球中心核内で発生する主磁場と電離層などで発生する変化磁場からなる。通常、地磁気の大部分(99%以上)は主磁場が占める。主磁場は北極付近にS極、南極付近にN極をもつ双極子磁場(棒磁石)に近似される[1]。
岩石の磁気(磁性)は、温度や応力によって変化するため、地下の岩石の温度や応力状態の変動に伴って地上の全磁力が変化する場合がある。日本付近の火山では、火口直下で温度が上昇すると、全磁力値が火口の北側で増加し、南側で減少する[1]。
脚注
- ^ a b c “気象庁|気象庁が噴火警報等で用いる用語集 電磁気・全磁力に関する用語”. www.data.jma.go.jp. 気象庁. 2021年2月10日閲覧。
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