永久磁石とは? わかりやすく解説

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えいきゅう‐じしゃく〔エイキウ‐〕【永久磁石】

読み方:えいきゅうじしゃく

外部磁界取り去っても、磁力長い間残っている磁石。→一時磁石


永久磁石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/11 06:20 UTC 版)

永久磁石(えいきゅうじしゃく、英語: permanent magnet)は、外部から磁場電流供給を受けることなく磁石としての性質を比較的長期にわたって保持し続ける物体である。


注釈

  1. ^ なお、永久磁石材料に関する日本産業規格としてJIS C 2502、その試験法に関する規格としてJIS C 2501が存在する。
  2. ^ ただし、一般に人為的な消磁操作を行わずに消磁状態の強磁性体を見ることは稀である。

出典

  1. ^ a b c d e 赤井久純「磁石の秘密」『日本物理学会誌』第71巻第6号、日本物理学会、2016年、377-381頁。 
  2. ^ a b c d e f g h i 福永博俊「永久磁石と応用 第1回 磁石の種類とその評価」『まぐね (Magnetics in Jpn.)』第9巻第3号、日本磁気学会、2014年。 
  3. ^ 美濃輪武久「レアメタルシリーズ 2010 希土類磁石から見たレアメタルと磁石応用の今後」『金属資源レポート 2011.1』、独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構、2011年、55-78頁。 


「永久磁石」の続きの解説一覧

永久磁石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 06:56 UTC 版)

磁石」の記事における「永久磁石」の解説

詳細は「永久磁石」を参照 外部から磁場電流供給を受けることなく磁石としての性質比較長期わたって保持し続け物体のことである。強磁性ないしはフェリ磁性を示す物体であってヒステリシス大きく常温での減磁少ないものを、磁化して用いる。永久磁石材料に関するJIS規格としてJIS C2502、その試験法に関する規格としてJIS C2501が存在する。 永久磁石は物質構造により合金磁石フェライト磁石希土類磁石分類される

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「永久磁石」を含む「磁石」の記事については、「磁石」の概要を参照ください。


永久磁石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/03 17:45 UTC 版)

核磁気共鳴分光法」の記事における「永久磁石」の解説

永久磁石を用いた装置円盤型の永久磁石を2枚平行に並べて均一な磁場発生させる。永久磁石は横に並べるので、発生する磁場平方となっている。現在目にすることが可能な永久磁石を用いた装置はほぼ7007600000000000000♠60 MHz、7007900000000000000♠90 MHzのものである感度分解能が劣るので研究目的には使用される機会一時期廃れていたものの、近年では永久磁石の装置装置比較コンパクトにまとまることやマグネット自体メンテナンスする必要が少ないというメリット超伝導磁石は下の項目にもあるように数か月一回程度液体ヘリウム、週に一回程度液体窒素数十リットル補充しなければならない)がある。そのため、品質保証のためのルーチン分析などの用途には現在でも使用されていて教育等用途利用拡大しつつある。永久磁石は温度により磁場変動したりシムコイルによる磁場調整できないため磁場不均一性により信号乱れ欠点もある。この欠点克服するため、希土類磁石円筒状のハルバッハ配列配置することで単1乾電池大きさ装置で非常に一様な6999700000000000000♠0.7 Tの磁場実現でき、可搬式NMR分光計開発されている。近年各社から永久磁石式NMR分光計発売される

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