フェライト磁石とは? わかりやすく解説

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フェライト‐じしゃく【フェライト磁石】

読み方:ふぇらいとじしゃく

フェライト主成分とする永久磁石微量のバリウム・ストロンチウム・ランタン・コバルトなどを添加し成型焼結する。低コスト加工容易なため、通常のモータースピーカーハードディスク磁気テープはじめとする記憶媒体など、さまざまな用途用いられる


フェライト磁石


フェライト磁石

ごく一般的な磁石の名称。
MO・6Fe2O3M=Baバリウム)またはSrストロンチウム)、O=酸素Fe〕の 基本組成を持つ、酸化鉄材料とする永久磁石
磁気特性希土類磁石アルニコ磁石及ばない安価生産量は最も多い。

フェライト磁石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/02 07:26 UTC 版)

フェライト磁石 (Ferrite magnet) は、フェライト磁性体による磁石である。特に強磁性のハード・フェライトが、一般にいう磁石の性質を持つ。軟磁性のソフト・フェライトは(軟磁性であるため)フェライトコアなどに使われる。


  1. ^ a b c 日刊工業新聞社編 『モノづくり解体新書』 日刊工業新聞社 2007年10月28日初版第1刷発行 ISBN 9784526059490
  2. ^ 田口仁, 武石卓, 諏訪建一郎. "高飽和磁化 LaZn 置換 M 型フェライト磁石." 日本応用磁気学会誌 21.5 (1997): 901-906.
  3. ^ 田口仁, 武石卓, and 諏訪建一郎. "フェライト磁石の高性能化に関する研究." 粉体および粉末冶金 44.1 (1997): 3-10.
  4. ^ フェライトマグネットの低温減磁について


「フェライト磁石」の続きの解説一覧

フェライト磁石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 06:56 UTC 版)

磁石」の記事における「フェライト磁石」の解説

フェライト磁石は酸化物原料とする磁石1937年東京工業大学加藤与五郎武井武によって発明された。酸化物磁石1つで、酸化鉄を主原料にして焼き固めて作る磁束密度は低いが、保磁力高く減磁しにくい電気抵抗大きく渦電流損低く高周波まで適用できる硬度比較的に高いが割れやすい。磁器なので薬品強く錆びない。焼く前は粉末のため自由な形にできる。などの特徴がある。 フェライト磁石を粉末状にしてゴム練り込んだゴム磁石プラスチック練り込んだプラスチック磁石もあり、これらはまとめてボンド磁石あるいはボンデッド磁石という(後述)。

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「フェライト磁石」を含む「磁石」の記事については、「磁石」の概要を参照ください。


フェライト磁石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 22:08 UTC 版)

永久磁石」の記事における「フェライト磁石」の解説

酸化物磁石一つで、酸化鉄を主原料にして焼き固めて作る

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「フェライト磁石」を含む「永久磁石」の記事については、「永久磁石」の概要を参照ください。

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