ハードディスクとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ハードディスクの意味・解説 

ハードディスク [hard disk]


HDD

フルスペル:Hard Disk Drive
別名:ハードディスクドライブ,ハードディスク,固定ディスク

HDDとは、コンピュータシステムにおける記憶装置一種で、磁気記憶方式によってデータ読み書きする装置のことである。パソコン外部記憶装置として標準的搭載されている。

本来は「ディスクドライブといえば読取装置のことを指すが、HDDにおいては中のメディアドライブ一体化しており分解した取り外したりできない構造になっているので、メディア含めた装置全体指して「HDD」という場合が多い。

ハードディスク

HDDは、記憶メディアである「プラッタ」と呼ばれる円盤と、磁気ヘッドアクセスアームなどの読み書き機構などが、1個のケース密封された状態となっている。プラッタアルミニウムガラス原料とし、多くの場合一台のHDDに数枚プラッタ搭載されている。磁気ヘッドプラッタ表面ナノメートル単位接近し触れずデータ読み取り書き込み行っている

ハードディスクはプラッタへの記録密度の向上などによって大容量ならびに小型化進んでおり、外付け式として利用可能なものも数多く登場している。現在では携帯電話ポータブルオーディオプレーヤーなどに超小型のHDDが搭載されケース登場している。



※画像提供 / 日本シーゲイト株式会社

ハードディスクドライブ

(ハードディスク から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/31 09:35 UTC 版)

ハードディスクドライブ: hard disk driveHDD)とは、磁性体を塗布した円盤を高速回転させ、磁気ヘッドを移動することで、情報を記録し読み出す補助記憶装置の一種である。SSDと比べ、大容量でも低価格なことが特徴。


注釈

  1. ^ HDDが21世紀現在、固定ディスクと呼ばれることがあるのは、概ね取り外しに手間がかかりほとんど固定されて使用されるためや、PC環境でのCD/DVD/BD-DVDとの対比が原因だと考えられる。HDD単体や外付けHDD装置では、SATAUSBによって容易に脱着できるようになると、同じHDDでも「固定ディスク」とは呼ばれなくなる。
  2. ^ その多くは半導体プロセス技術の進歩の恩恵を受けている。その応用例の一つとして、IBMが発明したPixie Dust技術(反強磁性結合メディア、AFCメディア)がある。これはディスク表面の磁性体の上にルテニウム原子を3個コーティングして、さらに磁性体でコーティングしてサンドイッチにした物である。この技術は2001年、1平方インチあたりの記録密度を100Gbitに高める可能性を示し、同技術の改良版によって2002年100Gbitに達する製品を実際に発売した。その他に、2002年に富士通がディスク表面に微細な凸凹(テクスチャ)を施し磁性体の表面積を大きくし、記録密度を高める技術を発表した。東北大学岩崎俊一博士(現 東北工業大学学長)が1977年に発明した垂直磁気記録方式は、理論上では水平磁気記録方式よりも安定して高密度化できるが、いくつかの技術的困難があった。2005年東芝が実用化し、今日の超高密度記録を実現している。さらに東芝では、この垂直磁気記録方式のプラッタに溝を加えることにより磁気の相互干渉を抑えてさらなる記録密度向上を狙ったディスクリート・トラック・レコーディング (DTR) 技術、パターンド・メディア・レコーディング技術が開発された。現在実用化に向けて研究されている。
  3. ^ 関西大学システム理工学部では保護膜上の潤滑膜層の形成に「電圧印加ディップ法」を使い、現行の1.6 - 1.8nmから1.1nmへと薄膜化することで磁気ヘッドの浮上量を2nmから1.4nmへと小さくすることで面記録密度を現行品 (400GB/inch2) の2倍以上の1TB/inch2にまで向上させるとしている。(Nikkei Electronics 2009.6.15 p14 - 15)
  4. ^ 日立製作所の技術開発により、クーロンブロッケード異方性磁気抵抗効果が発表された。これは1平方インチ当たりの記録密度を現在[いつ?]の5倍、1Tbitに引き上げるものとされる
  5. ^ 論理的消去の直後であればファイル復元ソフトによってほとんど100%が復元されうる。

出典

  1. ^ fixed disk
  2. ^ 1985年、「アルファベット順 F」、『情報処理用語32000』、株式会社インタープレス p. 255
  3. ^ : Winchester disk
  4. ^ 必ず壊れる記録メディアに万全の備えを!:徹底研究 メディアの寿命”. 日経BP 日経PC21 仙石 誠 (2010年5月25日). 2011年9月30日閲覧。
  5. ^ ハードディスクは消耗品、万が一の時のために覚えておきたいオープンなデータ復旧会社「日本データテクノロジー」”. Gigazine (2011年5月9日). 2011年9月30日閲覧。 - インタビュー記事後半、「やはりハードディスクは消耗品であると考えていただいた方が良いです。」
  6. ^ ハードディスクは「消耗品!」/デジタルデータを守りたい。ミラーリングやRAID 5対応HDDが好調!”. HDD NAVI・株式会社インターコム (2008年11月26日). 2011年9月30日閲覧。
  7. ^ データ保護ノススメ2 ハードディスク (HDD) のトラブル対策”. データレスキューセンター・株式会社アラジン. 2011年9月30日閲覧。 - 「ハードディスクが消耗品である以上、故障を完全に防止することはできません。」
  8. ^ HD革命-DISK Mirror Ver.3”. 株式会社アーク情報システム. 2011年9月30日閲覧。 - 「ハードディスクは消耗品ですので寿命があります。」
  9. ^ IBM Archives: IBM 1301 disk storage unit
  10. ^ JEITA. “2007年情報端末関連機器の世界・日本市場規模および需要予測”. 2008年10月23日閲覧。[リンク切れ]
  11. ^ 3.5インチ型ではHGSTWDが採用。2.5型ではすべてのHDDが採用している。
  12. ^ : fluid dynamic bearing
  13. ^ : magneto resistive head
  14. ^ : giant magneto resistive head
  15. ^ : tunnel magneto resistive head
  16. ^ : longitudinal magnetic recording
  17. ^ : perpendicular magnetic recording
  18. ^ : shingled magnetic recording
  19. ^ : primary defect list
  20. ^ : grown defect list
  21. ^ 窓の杜 - 自分のマシンのハードウェア情報をのぞいてみよう!”. forest.watch.impress.co.jp. 2018年10月22日閲覧。
  22. ^ モバイル機器に搭載可能な0.85型ハードディスクドライブの開発について - 東芝プレスリリース(2004年1月8日発表)2018年5月11日閲覧
  23. ^ DSP 5200S hard drive”. 2020年10月25日閲覧。
  24. ^ Digital Storage Products Model DSP5200 Model DSP5350 Installation Guide EK-DS002-IG. C01”. Digital Equipment Corporation. 2022年3月1日閲覧。
  25. ^ Failure Trends in a Large Disk Drive Population (PDF) (2008年4月6日時点のアーカイブ
  26. ^ HDD Reliability for Cloud Data Centers 2013 05 02 Bernhard Hiller WD.pdf Page.22”. 2014年11月18日閲覧。
  27. ^ シーゲート製BarraCudaとBarraCuda Proなどやウェスタンデジタル製WD Blue/WD Blackなど、HGST製Deskstarが該当。
  28. ^ シーゲート製IronWolfとIronWolf Proなど、ウエスタンデジタル製WD Red/WD Red Pro/WD Goldなど、HGST製Ultrastarが該当。
  29. ^ a b オートリトラクト ‐ 通信用語の基礎知識” (日本語). www.wdic.org. 2018年10月22日閲覧。
  30. ^ Scientific American記事(英文)[1]
  31. ^ 参考: データ復旧 成功事例”. 大塚商会. 2015年1月17日閲覧。
  32. ^ ハードディスククラッシャー&テープイレーサー[2]
  33. ^ storagevirtualization (2009年9月18日). “A brief History of Areal Density (Barry Whyte - An exchange and discussion of Storage Virtualization)” (英語). www.ibm.com. 2018年10月22日閲覧。
  34. ^ a b 日本HDD協会2013年1月セミナーレポート
  35. ^ Financial Press Releases - seagate社(英語、2011年4月19日発表)
  36. ^ WESTERN DIGITAL TO ACQUIRE HITACHI GLOBAL STORAGE TECHNOLOGIES - Western Digital社(英語、2011年3月7日発表)
  37. ^ Western Digital Unveils New Addition: 8TB Ultrastar® DC HC320 - Western Digital Corporate Blog Western Digital 2018年3月15日



ハードディスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/16 23:21 UTC 版)

IBM PC XT」の記事における「ハードディスク」の解説

XTシーゲート ST-412を標準搭載し最初の2年間はフロッピーディスク・モデルを提供しなかったが、2台のフロッピーディスク用のコネクターとリボンケーブルが含まれていた。当時多くのマイクロコンピュータのハードディスクシステムとは異なりXTフロッピーディスクから起動ブート)することなしに、ハードディスクから直接起動することができた。

※この「ハードディスク」の解説は、「IBM PC XT」の解説の一部です。
「ハードディスク」を含む「IBM PC XT」の記事については、「IBM PC XT」の概要を参照ください。


ハードディスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 14:49 UTC 版)

PC-9821シリーズ」の記事における「ハードディスク」の解説

PC-9801シリーズ内蔵ハードディスクはノート型除きSASIもしくはSCSI接続だが、後のPC-9821ではIDE標準となり、さらにその後は540MB以上を認識可能なE-IDE仕様となった。なお、初期のタワー型をはじめとするハイエンド機の大半はAdaptecSCSIコントローラオンボード搭載しており、制限は「32Gの壁」くらいであったPC-9821シリーズ内蔵IDEコントローラ例外なくPIOモードのみのサポートであり、Ultra DMAを使うには後に発売されサードパーティー製拡張IDEボードに頼る必要があった。 また、Socket 5搭載するMATE Xの一部機種変換ソケット使用してMMX Pentium搭載した場合内蔵IDE-I/Fが有効であるITFコーディング関係で起動失敗するものがあり、この対策としてオンボードIDE使用せずドライブSCSI統一するユーザー少なからずいた。これは、NECIntelCPU乗せ替え保証しない機種に対して無理矢理搭載した場合に限って起こ不具合であり、IntelからPC-9821版として販売されODPには専用ITF書き替えプログラム添付されており、それを対象機種使用する限りにおいては全く問題なく動作した。ただし、対象機種Intelチップセット搭載機限られたため、VLSIチップセット搭載機の場合はその恩恵にあずかる事は出来ず前述のSCSI以外の選択肢無かった

※この「ハードディスク」の解説は、「PC-9821シリーズ」の解説の一部です。
「ハードディスク」を含む「PC-9821シリーズ」の記事については、「PC-9821シリーズ」の概要を参照ください。


ハードディスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 20:48 UTC 版)

ネットワークアタッチトストレージ」の記事における「ハードディスク」の解説

詳細は「ハードディスクドライブを参照 主にシリアルATA接続HDD利用される個人小規模事業所など極低予算除いては、RAID構成して冗長性可用性高めるのが一般的である。この場合SATAなどのホットスワップ可能なディスクインタフェースを利用してシステム稼働中でも抜き差し交換できるようになっている事もある

※この「ハードディスク」の解説は、「ネットワークアタッチトストレージ」の解説の一部です。
「ハードディスク」を含む「ネットワークアタッチトストレージ」の記事については、「ネットワークアタッチトストレージ」の概要を参照ください。


ハードディスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/23 22:24 UTC 版)

TRS-80」の記事における「ハードディスク」の解説

ラジオシャックTRS-80用に5MBのハードディスクドライブ発売した価格はおよそ1500ドルだった。

※この「ハードディスク」の解説は、「TRS-80」の解説の一部です。
「ハードディスク」を含む「TRS-80」の記事については、「TRS-80」の概要を参照ください。


ハードディスク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 07:09 UTC 版)

VirtualBox」の記事における「ハードディスク」の解説

ハードディスクドライブは、通常仮想ディスクイメージ (Virtual Disk Images)」と呼ばれる他の仮想化ソリューションとは互換性のない特別なコンテナフォーマットとしてエミュレートされる。これらは、ホストOS上のシステムファイル拡張子 .vdi)として格納される別の方法として、VirtualBoxiSCSIターゲットとの接続可能で、それらを仮想ハードディスク群として使用することが出来るこの他他の仮想マシンソフトウェアで用いられる、vmdk形式 (VMware)、vhd形式 (Microsoft Virtual PC)、hdd形式 (Parallels) などの仮想ディスクイメージにも対応する。ただし、これらディスクイメージは本来VirtualBox向けのフォーマットではない為、フォーマットバージョンVirtualBoxバージョンの対応など、利用に当たって互換性の面における注意が必要であるが、有志によりコンバートユーティリティがいくつか開発されており、(当然無保証となるが)これらの仮想ディスク形式において相互変換可能な環境がそろいつつある。

※この「ハードディスク」の解説は、「VirtualBox」の解説の一部です。
「ハードディスク」を含む「VirtualBox」の記事については、「VirtualBox」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ハードディスク」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「ハードディスク」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ハードディスク」の関連用語

ハードディスクのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハードディスクのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
音楽電子事業協会音楽電子事業協会
Copyright 2023 AMEI.OR.JP
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2023 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリHDDの記事を利用しております。
カメラマンWebカメラマンWeb
© 2005-2023 モーターマガジン社 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハードディスクドライブ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのIBM PC XT (改訂履歴)、PC-9821シリーズ (改訂履歴)、ネットワークアタッチトストレージ (改訂履歴)、TRS-80 (改訂履歴)、VirtualBox (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2023 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2023 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2023 GRAS Group, Inc.RSS