メインフレームとは? わかりやすく解説

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メインフレーム【mainframe】

読み方:めいんふれーむ

メーンフレーム

「メインフレーム」に似た言葉

汎用コンピュータ

読み方はんようコンピュータ
別名:汎用機大型汎用コンピュータ大型汎用機大型コンピュータ,メインフレーム
【英】mainframe

汎用コンピュータとは、パソコンなど、科学技術計算事務処理制御用など、ソフトウェア次第様々な用途利用することができる大型コンピュータのことである。基幹業務理において利用されることが多い。メインフレームとも呼ばれる

パソコンなどの普及需要小さくなったが、最近では大量データ管理したり、処理するデータセンター用のサーバーとして需要回復しつつある。

高性能コンピュータのほかの用語一覧
スーパーコンピュータ:  天河一号A  天河一号  地球シミュレータ
メインフレーム:  汎用コンピュータ  SNA  System/390  集中処理

メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/28 01:30 UTC 版)

メインフレーム: mainframe)は、主に企業など巨大な組織の基幹情報システムなどに使用される大型コンピュータを指す用語[1]汎用コンピュータ汎用機大型汎用コンピュータホストコンピュータ大型汎用機 などとも称される[2][3]




「メインフレーム」の続きの解説一覧

メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/04 05:34 UTC 版)

ロケット・ソフトウェア」の記事における「メインフレーム」の解説

Rocket Mainstar:IBMのz Systems向けのパフォーマンス最適化カタログおよびシステム管理障害復旧ストレージ管理、およびセキュリティーのためのデータ管理製品。Mainstar社から買収

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メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/04 03:47 UTC 版)

LPAR」の記事における「メインフレーム」の解説

詳細は「PR/SM」を参照 メインフレームのLPARIBMPR/SMにより登場した個々LPARではz/OSz/VMz/VSELinux on System z などが稼働できる。

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メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 05:59 UTC 版)

HITAC」の記事における「メインフレーム」の解説

1961年日立RCAコンピュータ技術提携契約結んだ。この契約により1962年RCA 301国産化したHITAC 3010開発した1号機神奈川県庁納入された。なお、3010は無人証券取引システム構想があったが、関係者合意得られず、棚上げとなっている。後継HITAC 40101963年)はオンラインリアルタイム処理銀行為替オンラインシステムなどに使われた。 また、RCAからの技術導入とは別にTAC開発行った村田健郎中沢喜三郎設計した科学技術大型コンピュータHITAC 50201963年完成している。ビット単位アドレス指定を可能とするために、ワード長32ビットアーキテクチャ持ち当時としては珍しいビット操作命令を持つ、などといった特徴を持つ。しかしそのために、ワード単位でのアドレス空間16ビットしかなく、狭いという問題などがあった。電総研から日立入った高橋茂は、字単位アドレス指定への変更主張していた。5020国産初の大型機であり、IBM 7090並みスペックを持つ。レジスタ電磁遅延線利用することでトランジスタを増やさずにレジスタ本数多くした。遅延線直列動作による遅さ最新トランジスタによる高速動作スペック表には「18MHz」とあるが、その値はビット単位直列動作周波数であって現代の我々が持っているコンピュータクロック感覚評価してはいけない。同じスペック表にある「サイクル時間」の「2マイクロ秒」という値から逆算すれば、「サイクル周波数」は 0.5MHz となる。それでももちろん当時としては高性能である)でまかなったが、それでも前述メモリ空間と共に速度問題になり、改良型の同Eと同Fでは並列化図られた。1965年製品として出荷され東京大学大型計算機センター(現東京大学情報基盤センター)をはじめ、多く組織納入された。 なお、RCA新製品がなかなか出てこず、やっと出てきたものも日立期待したアーキテクチャではなかった。そういったこともあり、前述3030などもRCAからの技術ではない。そうこうしているうちにIBMが、1964年4月System/360発表し、どう対抗していくかがRCA日立の間で話し合われた。その結果IBM互換路線を採ることとなった2001年よりCPUIBM共同開発2018年よりハードウェアIBM z Systemsベース日立仕様メインフレームを提供予定HITAC 30101962年文字単位アドレス指定。1文字は7ビットデータ6ビット+パリティ1ビット)。メモリ20,000文字40,000文字 HITAC 40101963年) 3010と互換性あり。 HITAC 50201963年アキュムレータインデックスレジスタメモリの0~15番地に対応。ワード長32ビット/64ビット固定/浮動小数点式。メモリ磁気コアメモリ16Kワード~64KワードHITAC 30301964年40ビットワード。磁気コア4096ワード。1ワードに2命令格納前述のように国鉄MARS 101用に設計されたものだが、他のオンラインシステムにも使われた。 HITAC 5020E/F1966年4ビット並列処理先行制御によって 5020 を 8~12倍に性能強化東京大学への5020納入は後に開発中の5020Eに置き換えるとの約束があった(5020では競合しIBM 7094性能負けていたため)。

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メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 13:36 UTC 版)

TOSBAC」の記事における「メインフレーム」の解説

TOSBACの名が示す通り東芝はメインフレーム級のシステムビジネス用途科学技術計算用途分けてマーケティングしていた。また1964年ゼネラル・エレクトリック(GE)社とコンピュータに関する技術提携契約結んでおり、これを元に TOSBAC-5600開発された。

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メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 04:37 UTC 版)

バロース」の記事における「メインフレーム」の解説

1960年代バロースアメリカ合衆国の主要メインフレームメーカー8社(IBM筆頭として、ハネウェルNCRCDCGERCAUNIVAC)の1つとされた。売り上げから見ると、バロースIBM大きく開けられ2位ということ多かった。他の7社全部あわせてIBMには敵わない状態であり、「IBM7人の小人たち」と呼ばれることが多かった1972年までにGERCAがメインフレームから撤退しIBM以外の残った5社の頭文字をとって "BUNCH" と呼ばれるうになるIBMのように顧客が必要とするあらゆる製品取り揃えようと、バロースプリンターディスクドライブテープドライブプリンター用紙タイプライターインクリボンまで品揃えしていた。 バロースは、「言語指向システム」という哲学に基づき3つの非常に革新的なコンピュータ・アーキテクチャ開発した。それらの命令セットALGOLCOBOLFORTRANといった高水準言語念頭に置いて設計されている。いずれもメインフレームクラスのマシンである。 バロース B5000 バロース大型メインフレームはB50001961年)から始まった数年後にB5500、1960年代後半に B6500/B6700、1970年代中ごろに B7700 があり、1980年代Aシリーズへと続き、現在はユニシスの ClearPath MCP となっている。これらのアーキテクチャ相互に似ており、ALGOL指向スタックマシン設計である。オペレーティングシステムMCP (Master Control Program) で、ALGOL拡張した ESPOL (Executive Systems Programming Oriented Language) で書かれ、後には同じくALGOL拡張した NEWP書かれているUNIXC言語書かれる10年前である。コマンドインタフェース構造化言語 WFL(Work Flow Language)を使用スタック指向プロセッサ48ビットワードで、セキュリティ考慮されている。システムモジュール性高くCPUメモリモジュールI/Oプロセッサなどを段階的に増設できる。金融業界では高信頼性必須だが、バロース大型機は連邦準備銀行などの大手銀行採用されている。 バロース B2500(英語版中型機 B2500(1966年)は主に事務用に設計された。COBOL効率的に実行できるよう設計されている。BCD演算ユニット装備し主記憶アドレッシングにも二進法ではなく十進法使いデータ格納形式BCDだった。後継としては、B49xx、ユニシスVシリーズ V340/V560 がある。 バロース B1700(英語版小型機 B1700(1970年代中ごろ)はマイクロプログラム方式により、各プロセスをそのプログラミング言語最適なアーキテクチャ仮想マシン上で動作させることが可能な設計である。書き換え可能なコントロールストア採用している。

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メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 15:16 UTC 版)

アメリカ海軍のコンピュータ」の記事における「メインフレーム」の解説

アメリカ海軍において、デジタルコンピュータ用いたシステム艦載化という点では海軍戦術情報システムNTDS)が端緒となり、1961年10月よりCP-642コンピュータ用いたシステム洋上試験供されたのち、1963年3月には艦隊配備承認された。同システム用いられるメインフレームとしては、まもなく改良型のCP-642Bが登場したのち、1969年にはAN/UYK-7、また1983年にはAN/UYK-43と、順次新型機が投入されていった。 しかしAN/UYK-43は海軍制式採用した最後のメインフレーム型コンピュータとなり、1990年代中盤からはAN/UYQ-70ワークステーション導入による商用オフザシェルフCOTS)化と分散コンピューティング化が進められていったイージスシステムAWSベースライン7UYK-43全廃されると、UYQ-70共通化した設計サーバ用ホストマシンとしてMCEMission Critical Enclosures)を導入したほか、ベースライン9ではCPSCommon Processing System)も導入された。

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メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 00:32 UTC 版)

NEAC」の記事における「メインフレーム」の解説

日本電気1962年ハネウェルとの技術提携契約結んだ。これにより1963年ハネウェルの H400、H1400、H800 の3機種国産化し、NEAC-2400, 3400, 2800として発表した

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メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 08:53 UTC 版)

FACOM」の記事における「メインフレーム」の解説

1990年FUJITSU M-1800が発売された。8CPU密結合主記憶2Gバイトシステム 8Gバイト)、256チャネルという超大型機である。過去Mシリーズとも互換性はある。1995年にはFUJITSUM-1000シリーズ発表された。 1995年には、FUJITSU GSシリーズ発表される。 「FUJITSU GS」も参照

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メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 14:16 UTC 版)

リブート (アニメ)」の記事における「メインフレーム」の解説

本作の舞台となる円形都市。とあるコンピューター中に存在し六つセクター地域)に分けられている。

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メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 10:20 UTC 版)

ハイパーバイザ」の記事における「メインフレーム」の解説

ハイパーバイザは、メインフレームで最初に実装された。ソフトウェアによる完全仮想化最初に提供したのはIBMのCP-40で、研究用1967年1月から製造開始された。CP-40は更にCP-67VM/370VM/XAVM/ESAとなり、現在のz/VM続いており、ゲストOSとしてz/OSz/VSEなどの他、Linux多数稼働させる用途サーバ統合)でも使われている。また国産メインフレーム各社同等仮想化OS富士通AVM日立製作所VMSなど)を持っている。 →詳細z/VM#開発経緯 および メインフレーム#種類参照

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メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 00:46 UTC 版)

メトロイドプライム フェデレーションフォース」の記事における「メインフレーム」の解説

惑星タルバニアスペースパイレーツ基地でトランスファーデバイスの守護を行う防衛装置柱状積み重なった回転砲台から、こちらを追尾するビーム放つ砲台全て破壊する内部コア露出するが、その際新たにレーザー回転砲台に身を守らせる段階が進む毎に回転砲台強力な物に強化されていく。

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メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 16:42 UTC 版)

オペレーティングシステムの一覧」の記事における「メインフレーム」の解説

IBMメインフレーム用オペレーティングシステムOS/360OS/360System/360用)PCP (Primary Control Program) MFT (Multi-Programming Fixed Tasks) MVT (Multi-Programming Variable Tasks) OS/VSOperating System/Virtual StorageOS/360System/370 仮想記憶対応版、「OS/370」の名称は間違いOS/VS1Operating System/Virtual Storage 1、OS/MFTの仮想記憶版) OS/VS2(Operating System/Virtual Storage 2、OS/MVTの仮想記憶版)OS/VS2 R1(別名Single Virtual StorageSVS) OS/VS2 R2(別名Multiple Virtual StorageMVS) MVS/SE MVS/SP (MVS/System Package) MVS/XA(MVS/SP V2MVSeXtended Architecture対応版、31ビットアドレッシング) MVS/ESA(MVS/XAの Enterprise System Architecture対応版、64ビットデータ空間OS/390(MVS/ESAの発展版、Unix系環境z/OSOS/390z/Architecture対応版、64ビットアドレッシング) DOS/360系BOS/360(Base Operating SystemSystem/360用) TOS/360(Tape Operating SystemSystem/360用) DOS/360Disk Operating SystemDOSSystem/360用)DOS/360/RJE(DOS/360Remote Job Entry対応版) DOS/VSDisk Operating System/Virtual StorageDOSSystem/370仮想記憶対応版) DOS/VSEDisk Operating System/Virtual Storage ExtendedDOS/VS発展版、最大14区画) VSE/SP(Disk Operating System/System PackageDOS/VSE より改名VSE/ESA(DOS/SPのExtended System Architecture対応版、31ビットアドレッシング) z/VSE(DOS/ESAのz/Architecture対応版) CP/CMS系(Control Program/Cambridge [Conversational] Monitor System仮想化OS)CP-40/CMS(System/360モデル40用) CP-67/CMS(System/360モデル67用) VM/370Virtual Machine/370、VMCP/CMSSystem/370 仮想記憶対応版) VM/XAVM/370eXtended Architecture対応版) VM/ESAVM/XAExtended System Architecture対応版) z/VMVM/ESAz/Architecture対応版) TPF系(航空会社用のリアルタイムオペレーティングシステムACP (Airline Control Program) TPF (Transaction Processing Facility) z/TPFTPFz/Architecture対応版) Unix系(メインフレーム)UTS AIX/370 (Advanced Interactive eXecutive/370) AIX/ESA(Advanced Interactive eXecutive/Extended System Architecture、AIX/370のESA対応版) Linux (Linux on System z, z/Linux) OpenSolaris (OpenSolaris for IBM System z) その他(メインフレーム)IBSYSIBM 7090およびIBM 7094CTSS (The Compatible Time-Sharing SystemMIT's Computation Center開発) RTOS/360 (リアルタイムオペレーティングシステムNASA使用System/360用) MTSMichigan Terminal SystemSystem/360用) TSS/360(Time Sharing System/360、、System/360用) MUSIC/SP(McGill University開発System/370用) IJMON (IBM 1400, IBM 1800)

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メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/04/10 16:56 UTC 版)

Dynamic Logical Partitioning」の記事における「メインフレーム」の解説

IBMzSeriesSystem zなどのメインフレームや、Linux on zSeries を含むオペレーティングシステムでは、DLPARよりも更に洗練された方法サポートする。これらのメインフレームプラットフォームでは、LPAR関連した機能として、IRD、Sysplex、Parallel SysplexGeographically Dispersed Parallel SysplexHiperSocketなどがある。これらのメインフレームプラットフォームのLPAR関連機能は、1台のサーバー最大60個のLPARサポートするが、メインフレームでは更にソフトウェアレベルの仮想化であるz/VM使用することにより、1台のサーバー数千個のオペレーティングシステムインスタンスサポートできる

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メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/18 13:24 UTC 版)

MELCOM」の記事における「メインフレーム」の解説

事務用途コンピュータ需要高まり応えるため、三菱電機TRW社と1962年技術提携契約結んだちなみにこの際合弁会社三菱TRW」を設立しており、現在では三菱スペース・ソフトウェア株式会社となっている。この技術提携により TRW 530 というコンピュータMELCOM 1530として1963年製品化した。マイクロプログラム方式初期の実装であり、マイクロコード主記憶上に配置されている(これをストアド・ロジック方式称する)。1966年以降MELCOM 3100シリーズは 1530 のアーキテクチャ継承しソフトウェア面ではCOBOLなどの高級言語充実させ、ハードウェア面では磁気ディスク装置サポートするなどしていった情報処理量の増大伴ってTRW 530アーキテクチャではアドレス空間マルチタスクなどの面で顧客要望応えられないことから、SDS(Scientific Data Systems)社から技術導入することになった(ちょうどSDS社がゼロックス1969年買収されXDS(Xerox Data Systems)社と名乗っていたころと思われる)。同社Sigma 7低価格版Sigma 5を MELCOM 7700およびMELCOM 7500として製品化した(1970年)。7000シリーズ8ビットバイトとするバイトマシンで、32ビットワードを基本とする。タイムシェアリングシステム実現するために割り込み機能強化されている。なお、ゼロックス社はXDS(SDS)を1975年廃止し、その知的資産ハネウェル売却された。 通産省(現経産省)の指導により三菱電機沖電気提携することになったが、沖電気はメインフレームからは撤退状態であり、そのままMELCOM 7000シリーズ後継機開発することになった三大コンピューターグループ参照)。1974年MELCOM COSMOシリーズ発表された。仮想空間拡張したため、従来(7000)互換モード移行モード用意して移行容易にしている(ステータスレジスタ設定切り替えられる)。 MELCOM 1530 (1963年) マイクロプログラム方式18ビットワードで、1文字を6ビットで表す。メモリ磁気コアメモリ最大100K文字(=6ビット)。 MELCOM 3100シリーズ1966年) 1530と互換性維持MELCOM 7000シリーズ1970年32ビットワード。汎用レジスタ16本。この16本のレジスタをレジスタブロックとし、これを最大32CPU内に持つことができ、コンテキストスイッチではレジスタブロックを切り替えることで高速化図っている。ページング方式仮想記憶仮想アドレス空間は512Kバイト仮想空間小さいため、ページテーブル単層済みMMU内にそのまま格納されるMELCOM COSMO シリーズ1974年7000シリーズとの互換性維持多重仮想記憶方式仮想空間は16MバイトTLB装備RAS機能強化マルチプロセッサMELCOM EX800 シリーズ1985年ECL多重化構成可能。メモリCMOS最大64MバイトMELCOM EX800II シリーズ1988年メモリ最大256Mバイト

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メインフレーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/18 14:17 UTC 版)

OKITAC」の記事における「メインフレーム」の解説

5090が好調だったため、1963年後継機種OKITAC 5090M発表された。チャネル・コントローラ方式採用して割り込み機能強化し主記憶容量倍増したのであるOKITAC 5090MFONTACサブシステム使用された。さらに1962年から開発開始した大型コンピュータOKITAC 5090HM型とほぼ同時期に完成している。H型ではCOBOL動作したH型九州大学など各地大学など採用された。しかし、大規模であったがために部品点数膨大となり、信頼性問題があった。 また、5090シリーズ同時期に小型メインフレームとしてOKITAC 5000OKITAC 7000登場している。OKITAC 5000事務処理向けで、伝票作成用言MICS複数端末リアルタイム制御モニタMOSなどを備えていた。OKITAC 7000科学技術計算向けである。こちらは1966年IC化して性能向上を図っている。 1968年OKITAC 5000後継となるOKITAC 6000発表した。完全IC化され十進計算機である。また、同じころOKITAC 7700などのデータ通信機能強化したシステム発表している。 1968年ごろから開発開始した超大型OKITAC 8000System/360上位機(65)への対抗意識したのである。特に入出力インターフェイスIBM互換にし、周辺機器流用できるようにした。信頼性上のための様々な機能盛り込んでいる。しかし、これは後述する沖ユニバック社との製品戦略整合性問題製品としては出荷されずに終わった同時に通産省指導による三菱電機とのグループ化影響もあったとも思われる定かではないいずれにしても三大コンピューターグループの中で沖電気唯一周辺機器開発徹することとなったOKITAC 5090M (1963年) BCD12+符号ビットによるワード構成。1ワード2命令メモリ磁気コアメモリ8000ワードOKITAC 5090H (1963年) 42ビットワード。アキュムレータ17本、インデックスレジスタ15本。豊富なアドレッシングモードOKITAC 7000 (1963年) 25ビットワード。メモリ磁気コア最大64Kワード浮動小数点演算機構OKITAC 5000 (1963年) バイトマシン磁気コアメモリ磁気ドラムメモリ備える。 OKITAC 6000 (1968年) 完全IC化。BCDOKITAC 7700 (1968年) 主記憶は512KワードCPU通信制プロセッサ、コンソールプロセッサで構成されるOKITAC 8000 (1971年完成) 32ビットワード。主記憶最大256Kワード高速メモリ最大768Kワード一般メモリ。2プロセッサメモリインターリーブ

※この「メインフレーム」の解説は、「OKITAC」の解説の一部です。
「メインフレーム」を含む「OKITAC」の記事については、「OKITAC」の概要を参照ください。

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