【ノックダウン生産 】(のっくだうんせいさん)
工業製品のライセンス生産を行う際の業態の一つ。
部品類の全てをライセンス元から一括購入し、組み立ての工程と販売だけを行う。
解体(Knock down)と称するが、ライセンス元で実際に組み立ててから解体するわけではない。
現地生産者の作業工程とコストが大幅に削減される反面、REによる学習の余地は少ない。
逆に言えば、REが阻害されるため、ライセンス元の技術的優位が比較的長く保たれる。
例えば特定の部品の製造法を秘匿したい場合、その部品を予め組み立ててから渡す事ができる。
現地で部品を組み立てないのなら、現地生産者がその部品について深く知る機会もないからだ。
ノックダウン生産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/14 10:03 UTC 版)
ノックダウン生産(ノックダウンせいさん)あるいはノックダウン(英語: knock-down kit, KD)とは、自動車生産などで、部品のセットを輸出(逆から見れば輸入)し、組立ては現地において行なう輸出方式[1]。 組み立て終えた完成品を輸出するのではなく、バラバラの部品のセットの状態で輸出しておいて、現地で組立・販売する方式である。
- ^ a b “ノックダウン方式とは”. UPR. 2021年1月20日閲覧。
- ^ CBU、CKD、SKDの違い - toishi.info
- ^ a b 日米欧経済摩擦:自動車産業 - 吹春俊隆
- ^ “会社概要”. 後藤工業株式会社. 2020年1月31日閲覧。
- 1 ノックダウン生産とは
- 2 ノックダウン生産の概要
- 3 航空機におけるノックダウン生産
- 4 関連項目
ノックダウン生産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/29 17:57 UTC 版)
イランではモディラン自動車製造(MVM / Modiran Vehicle Manufacturing)が奇瑞汽車と提携し、「MVM 110」という名称で「QQ」のノックダウン生産をおこなっている。MVMは2000年に韓国・大宇自動車と提携しマティスをノックダウン生産していたが、大宇が経営危機で米国・ゼネラルモーターズ子会社のGM大宇になると提携を解消。背景にはイランの米国企業製品輸入制限法により部品の調達が難しくなった事があり、これはある商品が国情を背景にそのコピー商品だと訴えられた商品に取って代わられるという皮肉な話と言える。
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ノックダウン生産と同じ種類の言葉
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