CULV
別名:消費者向け超低電圧CPU
CULVとは、Intelが開発している、低電圧を特徴とするCPUの総称である。同CPUを搭載したノートPCを指すこともある。
CULVは、主にノートPC向けのプラットフォームとしての用途が想定されている。低電圧、低消費電力であるため、PC本体を全体的に小型化・薄型化することが可能であり、バッテリー駆動時間も比較的長時間とすることが可能である。
CULV、CPUにIntel Atomを搭載するネットブックと比較して、性能・価格ともにワンランク上の製品カテゴリーであるとされる。ネットブックは小型かつ安価であり、手軽に入手できる利点があるが、性能は最低限利用できるレベルに抑えられている。CULVは、ネットブックと同程度のコンパクトさで、しかも従来のノートPCと遜色ない性能を持った製品カテゴリーとして、その登場が期待されている。
CPU: | Cell Broadband Engine Clovertown Conroe CULV CPU内蔵グラフィックス ペルチェ素子 ヘキサデカコア |
CULV
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 04:53 UTC 版)
CULV (Consumer ultra low voltage) とはカテゴリー名称であり、厳密には超低電圧にて動作するプロセッサ群を指す。これらはAtomファミリーより性能面で上位に位置しているが、消費電力では10 W以下であり、ネットブック向けと従来型ノートパソコン向けの間を埋めるCPUとして、Core 2 Duo、Core 2 Solo、Celeron M、Pentiumといった従来ファミリーのカテゴリはそのままに、それらの中で特に消費電力の少ない製品をまとめたものである。 そのカテゴリー呼称は技術的な区切りではなく、マーケティング用途での区分であり、Atomよりも高い単価によって、ASP(平均販売価格)の向上が期待されている。 これらのプロセッサ群は、機能をある程度限定してCPUにそれほどの処理性能を求めないネットブックに対し、従来のノートパソコンの延長線上にある超薄型ノートパソコン用のCPUとして、ある程度の演算性能を持ちながら、超低電圧動作によって低消費電力化が行えられるCPUのカテゴリー名称である。
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