セキュリティー【security】
セキュリティ
【英】security
セキュリティとは、英語で安全、防犯あるいは有価証券などを意味する語である。IT用語としては、第三者によるコンピュータへの侵入、攻撃や、データの流出、改ざんといった不正利用を阻止して、コンピュータの機密性や安全性を保持することを指す。
セキュリティが十分に確保されている状態、安全な状態を指して「セキュアな」「セキュアである」と形容する場合もある。
コンピュータのセキュリティを確保するための基本的な仕組みとして、利用者が本人であることを確認して不正アクセスを防止するユーザー認証、不正なプログラム(マルウェア)のコンピュータシステムへの侵入を検知して排除するアンチウィルスソフト等を挙げることができる。
セキュリティー security
全体 ★★★☆ 60歳以上 ★★☆☆
安全
ユーザーが個人情報の漏えいなど
犯罪などから安全を守ること
- インターネット上の侵入防止や機密保持,空港などでの危険物持ち込みの防止,家屋や施設への侵入防止,国家の安全保障など,多様な文脈で使われる。
- 「安全」の言い換え語では,意味が広すぎると感じられる場合は,文脈に応じて,その他の言い換え語例に示す語や,「侵入防止」「機密保持」「安全保障」など具体的な語で言い換えたり,これらの語を用いて説明付与を行うことも考えられる。
- 定着に向かっている語だと思われ,「セキュリティー」をそのまま用いることにさほど問題のない場面も多いと思われる。ただし,60歳以上では半数以上が分からない語であり,言い換えや説明付与が望まれる場合も多い。
セキュリティ
危険や脅威から守るための段取りや手段
- 上述の「危険や脅威から解放された状態」を実現するための段取りや手段。人、住居、資産、組織、地域社会、国家などを脅威から守るさまざまな計画・段取りや手段を指しうる。「危険」や「脅威」は分野ごとにさまざまなものを指し得る。
- (個人)個人の身体、個人の財産、住居などを脅威から守ること。日本語では警備と訳すことが多い。一般家庭を護るという意味でホームセキュリティとも。なお20年ほど前まではそう理解すればよかったが、最近では日本であれ欧米であれ若い人が日常会話で「セキュリティ」について話し合っていたら、たいてい自宅の物理的な警備のことは指しておらず、むしろ当節の末尾の「ITセキュリティ」「コンピュータセキュリティ」「ネットワーク・セキュリティ」のことを指している可能性が高い。
- (組織、企業)組織・企業などの施設などを脅威から守ること。日本語ではやはり警備と訳すことが多いが大組織や役所組織などでは保安と言う場合も。
- (国家)国家の諸要素を脅威から守ること。国民の生命、国の領土、国の経済などを、災害や他国が引き起こす脅威から守ること。日本語では安全保障や国家安全保障などと訳すことが多い。防衛つまり他国からの軍事的な攻撃から国を守ることだけでなく、防災つまり災害から国を守ること、あるいは食料安全保障つまり食料自給率の確保なども含まれる。グローバル化が進んでしまった近年では食料を確保するだけでは不十分で鍵となる各産業も自国内に残したり健全に育てておかなければ安全保障にかかわると認識され経済安全保障も含まれるようになってきた。
- (ITシステム) IT領域つまりコンピュータやコンピュータネットワーク関連の分野ではコンピュータセキュリティ、ネットワーク・セキュリティ、情報セキュリティ。これらに加え、API、アプリケーション、コンテナ[2]などまで含めてIT関連のセキュリティを全部まとめてITセキュリティという総称で呼ぶこともある[3]。(なおここ数十年では個人レベル、組織レベル、国家レベルのどのレベルでもITシステムの使用度が増し必要不可欠になってきており、インターネットは世界中つながっておりサイバーアタックは日々数十億件ほども起きているとされるので、ITセキュリティを怠ると個人も組織も国家もあっけなく機能停止状態になってしまう。)
- セキュリティの対策に関わる人向けのオンドメディアもある。
有価証券
もともと上の節で説明した概念と強く関係があるが、金融業界では、出資を募る団体を損害から保護する機能を果たしつつ出資などを募集する契約書の類をセキュリティと言い、日本語では有価証券と訳す。
脚注
セキュリティー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 09:35 UTC 版)
中華人民共和国では、1億台を超える顔認識システムを組み込んだ世界最大の監視カメラネットワークとして天網が有名である。 ロンドンのニューアム・ロンドン特別区では、地区全体の監視カメラシステムに組み込まれた顔認識システムを持っている。 Appleが開発したスマートフォン・iPhone Xでは、「Face ID」と呼ばれる顔認証システムを2017年から採用している。予めデバイスに使用者の顔を登録し、内蔵カメラで使用者の顔を識別することで、iPhoneのロック解除に使用できる。このほか、アップルのオンラインストアでの購入やApple Payの認証でもFace IDを使用できる。現在ではアンドロイドスマホの多くも使用する際の顔認証を採用している。 他にも顔認識の新たな利用方法がいくつか開発されようとしている。例えば、ATMでのセキュリティに使うことが検討されている。つまり、キャッシュカードと暗証番号の代わりにATMが顔の画像を撮影し、データベース上の顔の画像と照合するのである。同様の考え方は、インターネット上の各種サイトへのログインにも応用できる。 ドイツ連邦警察はフランクフルト空港で、自発的登録者を対象とした完全自動入国審査を行っている。登録対象は欧州連合かスイスの市民に限られる[リンク切れ]。 オーストラリアの税関では、顔認識を使ったSmartGateという自動入国審査システムを導入している。このシステムは、各人の顔と電子パスポートのマイクロチップに記録されている画像を比較し、パスポート所持者が本人であることを確認する。 香港の深圳湾口岸では、中国本土との出入境管理で、自動車のナンバープレートからドライバーを特定して顔認識する、世界初のシステムを日本電気から導入している。 2017年10月18日、法務省入国管理局は、東京国際空港(羽田空港)の入国審査にパナソニックの顔認証システムを導入。日本人の帰国者を対象に、顔写真を撮影してパスポートと照合するセルフゲートを設けた。2019年には成田国際空港でも、日本電気の顔認証システムが導入され、2020年東京オリンピックに向けて五輪会場から各地の空港まで導入し、対象は外国人へと拡大する見込み。
※この「セキュリティー」の解説は、「顔認識システム」の解説の一部です。
「セキュリティー」を含む「顔認識システム」の記事については、「顔認識システム」の概要を参照ください。
「セキュリティー」の例文・使い方・用例・文例
- セキュリティー情報が無効です。もう一度入力してください。
- 厳重なセキュリティー
- 無線セキュリティーシステム
- 点の大きさにまで縮小した写真(通常セキュリティー目的のもの)
- セキュリティーまたは調査のために利用される派遣
- ホームセキュリティーシステムという,住宅の防犯や防火を行う仕組み
- 紙幣の中央にある「3Dセキュリティーリボン」の上には絵と数字がついている。
- そこはハイテクのセキュリティーシステムによって厳重に守られており,金を盗むことは不可能のように思われる。
- ジャックはセキュリティー上の理由から記憶を消されているため,彼女が誰(だれ)なのか思い出すことができない。
- 時勢が変わっても,厳しいセキュリティーシステムは実施され続けた。
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