顔認識
もともとセキュリティのための生体認証技術としてアメリカで開発・実用化が進んだ技術を、他社に先駆けてデジタルカメラのピント合焦に応用したのが、ニコンの「顔認識AF」(2005年登場)である。Identix社の技術「FaceIT」を使い、撮影画面内の人物の顔を検知してピントを合わせた。これによってAFの欠点であったピントの中抜けなどが回避でき、とくにコンパクトタイプのカメラで普及した。
その後、この顔認識を応用した「顔認識AE」も登場。やはりAEの、逆光下で人物の顔がアンダー露出となってしまう欠点も回避できるようになった。
現在では、一度に10人の人物の顔を検知できたりするなど、さらに進化を見せているが、どうやって人の顔を“顔”として識別するかといった検出のアルゴリズムについては各社秘密にしている。右の写真はニコンの顔認識AE作動時の画面表示。
顔認識システム
(顔認識 から転送)
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顔認識システム(かおにんしきシステム、英語: Facial Recognition System)とは、カメラのデジタル画像から、人を自動的に識別するためのコンピュータシステムである。顔認証システムともいう。ライブ画像内の顔と思われる部分を抜き出し、顔面画像データベースと照合することで識別を行う。世界最高の顔認識システムでは1200万人分の静止画での「1:N認証」で、認証エラー率が0.22%に達する[1]。
- 1 顔認識システムとは
- 2 顔認識システムの概要
顔認識
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 00:39 UTC 版)
2005年2月16日、ニコンが世界で初めて顔認識自動焦点合わせ機能を搭載したデジタルカメラ「COOLPIX 7900」「COOLPIX 7600」「COOLPIX 5900」を発表した。発売日は「COOLPIX 7900」と「COOLPIX 5900」が2005年3月18日、「COOLPIX 7600」が2005年4月8日。 これ以降他社のデジタルカメラにも同様の機能が搭載され、2007年10月には8割の機種に搭載された。 2007年9月4日、ソニーが笑顔認識機能を登載したデジタルカメラ「サイバーショット DSC-T200」「サイバーショット DSC-T70」を発表する。発売日は2007年9月21日。 2010年2月3日、リコーが猫の顔認識機能を登載したデジタルカメラ「CX3」を発表する。発売日は2010年2月19日。本製品以降、ペットの顔認識機能を登載したデジタルカメラの発売が続く。 2010年2月2日、富士フイルムが世界で初めて犬と猫の顔認識に対応したデジタルカメラ「FinePix Z700EXR」を発表する。発売日は2010年2月20日。
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