顔認証方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 22:05 UTC 版)
2007年より生体認証の一種である顔認識システムを搭載したたばこ自動販売機が、唯一、自動販売機メーカーのFujitakaによって開発・販売されており、この方式のたばこ自動販売機は、全国で5千台設置されている。 但し、顔写真や紙幣に描かれた人物画でも認証されるという問題点が発覚したため、財務省は顔写真を受け付けない顔認証ソフトを搭載している事を条件に、成人識別装置として認定した。 顔認証方式は、デジタルカメラで撮影した画像を解析して、骨格や目や口の配置等から未成年者か否かを識別し、識別出来なかった場合は、運転免許証の生年月日を読み取って判別する2段階方式を採用している。また、識別したデータは暗号化されて自動販売機に保存され、次回以降は保存データと照合する。なお、保存データは他の自動販売機と共有化していないため、別の顔認証対応自動販売機で購入する際は、同一手順を踏む必要がある。 2009年には、顔認証方式のたばこ自動販売機で、小学生の男児が成人と誤認証され、たばこを購入した事例も判明している。財務省や自販機メーカーなどは、これまで聞いたことが無い事例として戸惑っている。
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