オックスフォード‐えいごじてん【オックスフォード英語辞典】
オックスフォード英語辞典
別名:オックスフォード英語辞書,オックスフォード・イングリッシュ・ディクショナリー
【英】Oxford English Dictionary, OED
オックスフォード英語辞典とは、英国オックスフォード大学の出版関連部門であるオックスフォード大学出版局が刊行している英語辞典である。英語辞書として最大規模であり、最も権威ある辞書のひとつとして知られる。
オックスフォード英語辞典が辞書をアップデートする際、IT関連の語や語義が新たに追加されることも少なくなく、しばしば話題になる。「セクスティング」(sexting)のような新語が登録される場合もあれば、「ツイート」(tweet)のように、既存の単語に新たな語義が追加される場合もある。
オックスフォード英語辞典では、200年代半ば以降「Word of the Year」(今年の言葉)を公表している。その年の世相を象徴する言葉が選ばれるわけだが、中にはIT関連の言葉も少なからず選出されている。2005年には「ポッドキャスト」、2009年には「アンフレンド」、2013年には「セルフィー」が、Word of the Year(US)に選ばれた。
参照リンク
The Oxford Dictionaries Word of the Year 2013 is… - (Oxford Dictionaries)
オックスフォード英語辞典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/29 05:59 UTC 版)
『オックスフォード英語辞典』(オックスフォードえいごじてん、英: Oxford English Dictionary) は、オックスフォード大学出版局が刊行する記述的英語辞典である[2]。略称はOED。『オックスフォード英語大辞典』とも呼ばれる。世界中の多様な英語の用法を記述するだけでなく、英語の歴史的発展をも辿っており、学者や学術研究者に対して包括的な情報源を提供している[3][4]。
注釈
出典
- ^ OED2 from Amazon.com
- ^ “OED (online)”. Oxford University Press. 2010年8月3日閲覧。
- ^ "As a historical dictionary, the OED is very different from those of current English, in which the focus is on present-day meanings." [1]
- ^ "The OED is a historical dictionary, with a structure that is very different from that of a dictionary of current English."[2]
- ^ “Dictionary facts”. 2012年5月21日閲覧。
- ^ “Oxford Dictionary”. Customessaysservice.com (2012年3月7日). 2012年5月20日閲覧。
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- ^ “Verbs ending in -ize, -ise, -yze, and -yse : Oxford Dictionaries Online”. Askoxford.com. 2010年8月3日閲覧。
- ^ See also -ise/-ize at American and British English spelling differences.
- 1 オックスフォード英語辞典とは
- 2 オックスフォード英語辞典の概要
- 3 概要
- 4 項目数と相対的大きさ
- 5 他のオックスフォード英語辞書との関係
- 6 綴り
- 7 外部リンク
オックスフォード英語辞典
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「ガールパワー」の記事における「オックスフォード英語辞典」の解説
2001年に『オックスフォード英語辞典』(OED)に「ガールパワー(girl power)」が追加された。この言葉は次のように定義されている。 「パワーを行使する女の子、その様。野心、自己主張、個人主義に現れた少女と若い女性の自立的態度。より広範に(特にスローガンとして)使用されるが、この言葉は特にポピュラー音楽に繰り返し関連付けられる。最も注目すべきは1990年代半ばに、アメリカ合衆国で短期間で著名な『ライオット・ガール』運動が行われたことである(ライオット・ガールを参照)。1990年代後半にはイギリスの女性グループ、スパイス・ガールズと結びついた。」 OEDはさらに、この用語の例として、雑誌「ドリームウォッチ(英語版)」2001年3月24日号におけるテレビシリーズ『ダークエンジェル』に関する記事「Angel Delight」を引用している。 「1980年代のサラ・コナー(英語版)とエレン・リプリーの後、1990年代のスーパー・ウーマン・フォーマットはあまり親切ではなかった-ジーナを除いて。しかし、それは2000年前になって新しくなった。チャーリーズ・エンジェルやグリーン・デスティニーが映画スクリーンで嵐を巻き起こしているが、ジェームズ・キャメロンは女性戦士をテレビのスクリーンに戻すことに成功した。そして、キャメロンは、彼のターミネーターやエイリアン2のキャラクターの冷酷なフェミニズムを、ブリトニー・スピアーズのコンサートで性的に興奮したガールパワーと融合することによってそれを行ったと言える。その結果が、ダークエンジェルだ。」
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「ヘンリー・ブラッドリー」の記事における「オックスフォード英語辞典」の解説
ブラッドリーがジェームズ・マレーの注意を引くようになったのは、1884年2月に『Academy』誌上で、OEDの第1巻『A–Ant』の書評をしたのがきっかけだった。ブラッドリーの書評は、この辞書の明瞭なフォーマットとすっきりしたデザインを賞賛し、引用句の効率的な使い方を賞賛しつつも、マレーによる語源の記述には文句をつけ、それによって物議を醸した。当時のブラッドリーは無名のフリーランスの書き手に過ぎず、公的な学術的資格はもっていなかったが、この論評には、いくつもの言語についての深い知識を示すものであり、マレーの同僚たちが提起することができなかった批判の論点が盛り込まれていた。例えば、ギリシャ語の接尾辞が「父称としてのみ用いられる」わけでないのだから「Anemone」(アネモネ)は「風の娘」という意味にはならない、とか、「alpaca」(アルパカ)はマレーが記したアラビア語起源ではなく、スペイン語起源の可能性が高いことの指摘などである。 ブラッドリーにとっての大成功は、その賞賛も批判も公正でよく考えられており、賞賛しながらもへつらうことはなく、誤りを正ながらも敵対的になることはなかったというところにあった。この辞書を作り上げていく上で、計り知れないほどの価値がブラッドリーにあることを見てとったマレーは、彼をまず編集助手として雇い、後には共同編集主幹に昇格させた。 ジェームズ・マレーの陰で、ブラッドリーは見落とされがちであったが、ブラッドリーが、作業に時間を要する、無理が利かない働き手で、病気がちであったことは承知しておくべきであろう。いずれにせよ、ブラッドリーが、特筆に値する言語学者であり、また、ほとんど自学自習の人であったことは間違いない。
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