ぎん‐こう〔‐カウ〕【銀行】
銀行
原題: | La'Argent des Autres |
製作国: | フランス |
製作年: | 1978 |
配給: | 東宝東和 |
キャスト(役名) |
Jean Louis Trintignant ジャン・ルイ・トランティニャン (Henri Rainier) |
Catherine Deneuve カトリーヌ・ドヌーヴ (Cecile Rainer) |
Claude Brasseur クロード・ブラッスール (Chevalier D'aven) |
Michel Serrault ミシェル・セロー (Miremant) |
Francois Perrot フランソワ・ペロー (Vincent) |
Gerard Sety ジェラール・セティ (De Nully) |
Jean Leuvrais (Heldorff) |
Juliet Berto ジュリエット・ベルト (Arlette Rivi俊e) |
解説 |
スキャンダルに巻き込まれた一銀行員が、巨悪に立ち向かう姿を描いたサスペンスに満ちた社会派映画。監督は「怪人プチオの密かな愉しみ」のクリスチャン・ド・シャロンジュ。製作はミシェル・ド・ブロカとアドルフ・ヴィエッツィ、原作はナンシー・マークハムで、彼女自身に実際に降りかかった事件を書いたもの。脚本は「愛の終りに」のピエール・デュメイエとシャロンジュ、撮影はジャン・ルイ・ピカヴェ、音楽はパトリス・メストラルが担当。出演は「トリコロール 赤の愛」のジャン・ルイ・トランティニャン、「インドシナ」のカトリーヌ・ドヌーヴ、「地獄に堕ちて」のクロード・ブラッスール、「海を渡るジャンヌ」のミシェル・セローほか。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
レニエ(ジャン・ルイ・トランティニャン)はミルトン銀行の法定代理人だった。妻のセシル(カトリーヌ・ドヌーヴ)と2人の娘がいる。ある日突然、レニエは財務スキャンダルに巻き込まれる。頭取たちはすべての責任はレニエ自身にあると迫り、彼は身の潔白を証明しようと様々な人に訴える。親友だった外国部長のヴァンサン(フランソワ・ペロー)もなぜか冷たい。銀行を追い出された彼は新しい職を見つけようとするが、どこも相手にしてくれない。窮地に陥ったレニエは真相究明に乗り出した。彼を助けて、妻も資料を集めに走る。背景には巨大な詐欺事件が横たわっているようだ。事件の発端は、レニエが銀行の上得意であるシュバリエ・ダヴァン(クロード・ブラッスール)という人物をヴァンサンの紹介で知り、幹部の推薦もあって貸付けにゴーサインを出したことだった。ダヴァンは高い利子で融資を受け、一般から高利率で金を集め、多数の赤字会社を作った。頭取のミルトン(ミシェル・セロー)は詐欺師の彼の払う利子によって政界にも金を渡したようだ。その融資のために銀行は不良債務を生んだのだ。ミルトンはグルだったヴァンサンを証拠隠滅のためクビにする。レニエは身の潔白を証明するため単身銀行に乗り込み、ミルトンが署名した白紙委任状を手に入れる。1年後、裁判でレニエは無罪となるが、銀行の過失は認められたものの、銀行は刑法上の罪には問われず、告発は却下された。レニエは新しくPR学校の経営者として再スタートを切った。 |
銀行
『狼たちの午後』(ルメット) 2人の青年、ソニーとサルが銀行強盗を試みるが、手際が悪く、ぐずぐずしているうちに警官隊に包囲されてしまう。ソニーたちは「外国へ逃げるから飛行機を用意しろ」と要求し、銀行員の人質を引き連れて、空港行きのバスに乗り込む。運転役の警官が、銃をかまえるサルに、「事故があるといけないから、銃口を上へ向けてくれ」と繰り返し注意する。バスが空港に到着すると、一瞬の隙をついて、運転役の警官がサルの額を撃ち抜き、別の警官たちがソニーを取り押さえる。
『野獣死すべし』(村川透) 伊達邦彦は、宝石店・銀座ジュエルの社員長友を、商談と称して銀行ロビーへ呼び出し、待たせておく。伊達は預金カウンターの女子行員に電話をして、「ロビーにいる男は、ピストルとダイナマイトを持っている。『銀座ジュエルの長友様』と言って呼び、金を渡せ」と命じる。銀行側はすぐに非常ボタンを押し、警備員たちが、何も知らぬ長友を取り押さえ、まもなくパトカー数台が到着する。伊達はそれまでの時間を計り、銀行の警備態勢を把握した→〔ロシアン・ルーレット〕4。
『黒革の手帖』(松本清張) 高額所得者は税金逃れのために、架空名義の預金口座をいくつか持つことが多かった。銀行員原口元子は3年間にわたって、23名の架空名義口座から、合計7568万円を横領した。このことが公けになれば、預金者たちの脱税が明るみに出て、銀行も信用を失う。銀行は元子を警察に突き出すことができず、そのまま元子の退職を認める。元子は横領した金で、銀座に小さなバー「カルネ」を開店する→〔ゆすり〕2。
銀行
銀行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/28 15:03 UTC 版)
銀行(ぎんこう、英: bank)は、金融機関の一種。預金の受入れ、資金の貸出し(融資)、為替取引などを行う。また、銀行券の発行を行うこともある。実際に行える業務内容・「銀行」の範囲は国により異なる。広義には中央銀行、特殊銀行などの政策金融機関、預貯金取扱金融機関などを含む。
注釈
- ^ なお、日本国内では資金決済法が施行され、登録制の資金移動業者が電子マネーなどを媒体に決済事業を展開している。
- ^ 実際のところ、バーゼル規制は銀行の機関化に作用した。
- ^ またそれゆえに、政府当局としても、預金通貨の安定を経済政策の根幹においている。
- ^ しかし、より直接に経営責任を問う制度は十分に整備されていない。
- ^ 1907年恐慌でジョン・モルガンの放った台詞が参考になる。歴史理解は投資の成功に欠かせない[5]。
- ^ かつてグラス・スティーガル法は、銀行業務と証券業務の間で分離を維持する中国のような米国圏外の金融システムに影響した[7][8](金融商品取引法65条のモデルにもなった[9])。2008年からの金融危機の余波において、中国での投資銀行と商業銀行の分離を維持することに対する支持は、依然として根強い[10]。
- ^ ヨーロッパ諸国などでは銀行による証券業務が許容されている(ユニバーサル・バンキング)。たとえばドイツの場合、実質的には証券会社がない。この点、ドイツ銀行が世界級のマーチャント・バンクとして機能している。
- ^ 当時の大蔵省による見解。
- ^ 「精神規定」は間もなく撤廃された。しかし当時このような人道債を消化できるのは機関投資家だけであった。その後の財務処理は合衆国を機関化させていった。
- ^ ユダヤでは同宗以外への利付貸付は容認されていた
出典
- ^ a b c 酒井良清 鹿野嘉昭 『金融システム』 有斐閣 2011年 銀行の機能
- ^ 金融庁 II -3-7-5 風評に関する危機管理体制 中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針 平成26年4月
- ^ 金融庁 III -8-5 風評に関する危機管理体制 主要行等向けの総合的な監督指針 平成26年4月
- ^ 「ベアー買収の動揺、欧州に波及 破綻の危機にある金融機関はいくつあるのか」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年3月27日付配信
- ^ CFA Institute Magazine, "Should Financial History Matter to Investors?", Sept/Oct 2015, p. 17.
- CFA(Chartered Financial Analyst)資格者の主要な就職先は、UBS・JPモルガン・シティグループ・モルガンスタンレー・ブラックロックである。ECF, "The biggest employers of CFA charterholders globally", 10 November 2014
- ^ “China to stick with US bonds”, The Financial Times (paragraph 9) 2009年2月11日閲覧。
- ^ (PDF) Developing Institutional Investors in the People's Republic of China, paragraph 24
- ^ Langlois, John D. (2001), “The WTO and China's Financial System”, China Quarterly 167: 610–629, doi:10.1017/S0009443901000341
- ^ a b c d 黒田巌編 『わが国の金融制度』 日本銀行金融研究所 1997年 P 19
- ^ “China to stick with US bonds”, The Financial Times (paragraph 9) 2009年2月11日閲覧。
- ^ 黒田昌裕、玉置紀夫 『実学日本の銀行』 慶應義塾大学出版会 1996年 83頁
- ^ 国立国会図書館調査および立法考査局 【フランス】 銀行業務の分離による銀行制度改革 2013年11月
- ^ キャノングローバル戦略研究所 現在の経済危機について(8):最近の世界経済上の4事件とその影響 2012/8/13
- ^ 毎日新聞電子版 「公取委ドイツ銀行など独禁法違反認定 国際機関債売買で」 2018年3月29日
- ^ John G. Roberts, Mitsui: Three Centuries of Japanese Buisiness, Weatherhill, New York/Tokyo, 1973. pp.394-426. 安藤良雄 三井禮子監訳 ダイヤモンド社 1976年 pp.303-330.
- ^ 草野厚 『山一證券破綻と危機管理』 朝日新聞社 1998年7月 30頁
- ^ ニューヨーク・タイムズ 1975年12月13日
- ^ 黒田昌裕、玉置紀夫 『実学日本の銀行』 慶應義塾大学出版会 1996年 107頁
- ^ 大蔵省/金融システム改革法案について
- ^ 立脇和夫、「BANKの訳語と国立銀行条例について」『経済学部研究年報』 1985年 1巻 p.1-20, hdl:10069/26110, 長崎大学経済学部
- ^ 山口佳紀 編 『暮らしのことば新語源辞典』講談社、2008年、293頁。
- ^ 日本銀行ホームページ/教えて!にちぎん/銀行はなぜ「銀行」というのですか?
- ^ 今も経営されているen:Nacional Monte de Piedad は、メキシコシティ包囲戦でレオナルド・マルケスに金を押収されている。
- ^ 「中世イタリアのユダヤ人金融」大黒俊二(大阪市立大学大学院文学研究科 2004.3.9)[1]モロッコのダーウード図書館との協定を締結、共同事業を立ち上げる 東京外国語大学:「史資料ハブ地域文化研究拠点」
- ^ 大黒俊二 「欲嘘と貪欲 : 西欧中世の商業・商人観」 博士論文 14401乙第08902号, 2004年、大阪大学、 NAID 500000272119、P.105以降に詳しい。
- ^ 山本利久「マーチャント・バンク」(PDF)『新潟産業大学経済学部紀要』第29号、新潟産業大学東アジア経済文化研究所、2005年6月、89-110頁、ISSN 13411551、NAID 40007090299。
- ^ 北野友士「銀行業の発展と銀行自己資本の意義 : イギリスを事例として」『経営研究』第58巻第3号、大阪市立大学経営学会、2007年11月、55-73頁、ISSN 0451-5986、NAID 110006535007。
- ^ 官報 1890, p. 312.
- ^ 朝日新聞 大手機関投資家が16金融機関を提訴、外為指標の不正操作巡り 2018年11月8日
- ^ Reuters, Big investors sue 16 banks in U.S. over currency market rigging, November 8, 2018
- ^ European Union Anti-Corruption, EU banks guilty of huge tax fraud, October 22, 2018
- ^ Fair Finance Guide International | Fair Finance Guide International
- ^ Home | Fair Finance Guide Japan
銀行 (マップ強化済み)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:22 UTC 版)
「レインボーシックス シージ」の記事における「銀行 (マップ強化済み)」の解説
アメリカ合衆国ロサンゼルス市にある中央銀行。大都市のビル群に囲まれている。DLC22弾「CRYSTAL GUARD(クリスタル・ガード)」にてマップ強化済み
※この「銀行 (マップ強化済み)」の解説は、「レインボーシックス シージ」の解説の一部です。
「銀行 (マップ強化済み)」を含む「レインボーシックス シージ」の記事については、「レインボーシックス シージ」の概要を参照ください。
銀行
出典:『Wiktionary』 (2021/06/15 14:08 UTC 版)
名詞
- 預金を受け入れ、それを原資として貸付けを行ない、また、預金の口座において決済を行なう金融機関。
- (法律)銀行法においては、内閣総理大臣の免許を受けて銀行業を営む者をいい、銀行業とは、預金又は定期積金の受入れと資金の貸付け又は手形の割引とを併せ行うこと又は為替取引を行うことのいずれかを行う営業をいう。
- (比喩的。英語"bank"の訳、近時は「バンク」をそのまま使用する例が多い)貯蔵し、必要に応じ払い出す機能を持った機関。
- (俗語)堅実で間違いのないものの比喩。
語源
関連語
熟語
翻訳
- アイスランド語: banki 男性
- アイルランド語: banc
- アラビア語: مصرف
- イタリア語: banca 女性
- インターリングア: banca
- インドネシア語: bank
- ヴォラピュク: bank
- 英語: bank
- エストニア語: pank
- エスペラント: banko
- オランダ語: bank 女性
- カタルーニャ語: banc 男性
- ギリシア語: τράπεζα (el) (trápeza) 女性
- クロアチア語: banka 女性
- スウェーデン語: bank 通性
- スコットランド・ゲール語: banca 男性, taigh-malairt 男性, taigh-rèidh 男性
- スコットランド語: baunk
- スペイン語: banco 男性
- スロヴェニア語: banka 女性
- セルビア語: банка 女性
- タイ語: ธนาคาร
- チェコ語: banka 女性
- 朝鮮語: 은행 (eun haeng)
- デンマーク語: bank
- ドイツ語: Bank 女性
- 西フリジア語: bank
- ノルウェー語: bank (no) 男性
- フィンランド語: pankki
- フランス語: banque 女性
- ブルトン語: bank 男性
- ヘブライ語: בנק (banq) 男性
- ポーランド語: bank 男性
- ボスニア語: banka 女性
- ポルトガル語: banco 男性
- ロシア語: банк 男性
「銀行」の例文・使い方・用例・文例
- 見知らぬ人が銀行のあたりをうろついていた
- 銀行口座の残高を確かめる
- 給料は直接銀行振り込みです
- 銀行に貸し付けをしてくれるよう掛け合う
- 銀行とローンの取り決めをした
- 銀行への放火
- 銀行にどれだけお金がありますか
- お金を全部銀行に預金した
- 血液銀行
- 銀行で働き,バレーボールチームのコーチを務めるかたわら,彼女はベストセラーとなった小説を書いた
- 大銀行
- 銀行預金通帳
- その銀行は大都市全部に支店がある
- 昨夜だれかが銀行に押し入ったらしい
- 銀行への不法侵入
- 彼らは銀行を襲う計画をたくらんでいた
- 銀行員
- 銀行の口座を閉じた
- 近くに銀行はありますか
- その銀行の倒産で彼の会社は窮地に追い込まれた
銀行と同じ種類の言葉
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