金庫とは? わかりやすく解説

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きん‐こ【金庫】

読み方:きんこ

金銭財宝保管するための倉庫かねぐら

現金・重要書類貴重品などを盗難火災から守り安全にしまっておくための鋼鉄製などの箱や室。

国または地方公共団体現金出納機関

特別法によって設立された特殊金融機関の名称。農林中央金庫商工組合中央金庫二つがある。信用金庫労働金庫一般金融機関

「金庫」に似た言葉

かね‐ぐら【金蔵/金庫】

読み方:かねぐら

金銀財宝入れておく

金銭もたらしてくれる人。また、金銭上の援助をしてくれる人。「—がついている

「金蔵」に似た言葉

金庫

作者西村望

収載図書夏の虫傑作クライム小説集
出版社立風書房
刊行年月1991.2

収載図書夏の虫
出版社勁文社
刊行年月1995.4
シリーズ名ケイブンシャ文庫


金庫

読み方:きんこ

  1. (一)どるばこ同じく、貨を貯へ融通し得らるる花柳語。(二)財布のこと、洒落れていふ。「-を忘れて来た」。

分類 東京花柳界


金庫

読み方:きんこ,きんこう

  1. 監獄-〔四国地方〕。〔第五類 一般建物
  2. 監獄の意。金庫の意か、又は拘禁倒語か。
  3. 監獄の意。拘禁(こーきん)の逆語。

分類 四国地方

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金庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/04 03:40 UTC 版)

金庫の一例

金庫(きんこ)とは、現金有価証券などの貴重品を収蔵する倉庫または容器[1]

金庫の特徴

日本の金庫は錠が扉前面に付いている形式が一般的である[2]。日本の金庫では容量を大きくするため錠本体を金庫の前面の外部に取り付けているものが多い[2]

西洋の金庫は錠が扉背面に付いている形式が一般的である[2]。西洋の金庫では破錠を防ぐために錠を厚い鉄の壁の内部に収めているものが多い[2]

目的による分類

耐火金庫

主に火災紙幣や書類やデータディスクが焼失するのを防止する目的の金庫。盗難防止性能もある程度は備えているが、あまり高くない。一般的なものでは、本体の主材はコンクリートであり、それに水が含まれている。火災時にはその水が蒸発し、気化冷却で内部の温度を低く維持する。経年により水分が少しずつ蒸発しているため、耐用年数20年としている。

標準品は紙幣や書類の焼失防止には役立つが、内部はかなり高温になる上、コンクリートからの水分の蒸発により多湿になるため、データディスクの内容が消失したり、各種フィルム類が損傷したりすることもある。このため、内部の温度上昇などを抑えているデータメディア対応耐火金庫もある。

防盗金庫

主に盗難防止を目的とした金庫。複数人でなければ搬出も困難なように非常に重量があり(数百キログラム)、室内に固定出来て(外すには工具が必要)、更に開錠も手間が掛かるようになっている。なお、日本では防盗金庫という名前で販売されている製品は全て耐火性能もある。

貸金庫

家に金庫を置くのは不安という客の声に合わせて登場したサービスが、貸金庫。主に銀行が空間を保有し、個別の保管場所を貸し出す。月極料金が大半。但し、天災による被害や銀行が破綻すれば、貸金庫に預けている物品の引き出しが出来なくなるという欠点がある。

ロック方式による分類

ダブルロック式

錠前が2つ付いている。一つだけでは開けることは出来ない。第2の錠に挿す鍵がハンドル代わり。

ダイヤル式

扉についているダイヤルを左右に数回回転させ、内部の構造を開錠位置に合わせる。「右へa回回してbに合わせ、その位置から左へc回回してdに合わせ、その位置から更に右へe回回してfに合わせ、そこでハンドルをひねる」という具合。暗証番号の変更には専門の知識が必要。

テンキー式

デッドボルトの固定・解除を電子錠で制御する。暗証番号を入力すると開錠するようになっている[3]。大部分の製品では暗証番号を変えられる。あまり頻繁に番号を変えると覚えにくい。

一部の製品では電池ボックスが扉の内側・電子ロックの裏面部分にあるため(窃盗者によるシステム破壊を防ぐ理由もある)、施錠した状態で電池が切れた場合はメーカーのサービススタッフを呼ばないと開錠できない。2003年3月、秋田県立雄物川高等学校で、入学試験問題を保管している金庫の電池が切れたために試験問題を取り出せなくなり、とうとうロックスミスが呼ばれて扉に穴を開ける事態に発展、試験開始が20分遅れるというトラブルがあった(この場合、ピッキング技術は全く役に立たない)。

長く使っていると、よく押す数字のボタンに指の跡が付いたり刻印が磨り減ったりして、暗証番号を推測されてしまう場合もある(この対策として、ボタンが透明で数字配列も準備操作の度に変わり、一定させない機能がついた製品も登場している)。

ひょっとこ錠

鍵の片側が凸凹しており、ひょっとこ錠を解錠する鍵が必要である[4]

ひょっとこ錠は先端に凸凹があり錠の奥にも凸凹がある[4][5]。 ひょっとこ錠は基本形と奥を同時に押し込む必要があり、ピンセットなどでは解錠できない[4]

そのため、ひょっとこ錠は壊すか形状に合った鍵を作らないと開けることができない[4]

金庫の形態

手提げ金庫

個人の金と公金(売り上げなど)を区別するための手提げ可能な製品(手提げ金庫。cash box)も存在する。

金庫の固定

据え置き型金庫では、床にボルトで固定できる場合もある。床に固定すると、軽い金庫であってもなかなか持ち去れない。泥棒があきらめる決め手となる場合も多い。

金庫室

貴重品を収蔵するため建造物の一区画に厳重に施錠できるようにした構造を設けた専用の空間を金庫室という。金融機関の建物などで用いられる。組立型の組立金庫室もある。

関連項目

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 金庫とはコトバンク
  2. ^ a b c d 精密工学会学生編集委員WG0「鍵・錠技術の解錠」精密工学会誌2007年1月号 精密工学会学生編集委員WG0、2020年8月26日閲覧。
  3. ^ 金庫価格ドットコム公式ホームページ
  4. ^ a b c d 番組で開かずの金庫をプロが開けるという企画があったのですが、ひょっとこ錠というものが開かなくて壊していました。” (日本語). Yahoo!不動産. 2020年6月10日閲覧。
  5. ^ 『古い金庫のひょっとこ錠 合鍵作成!』” (日本語). キーサービスホリグチ 鍵屋の仕事. 2020年6月10日閲覧。

金庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 04:18 UTC 版)

キリーク・ザ・ブラッド」の記事における「金庫」の解説

新しい武器1つ保管されている。

※この「金庫」の解説は、「キリーク・ザ・ブラッド」の解説の一部です。
「金庫」を含む「キリーク・ザ・ブラッド」の記事については、「キリーク・ザ・ブラッド」の概要を参照ください。

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金庫

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 06:40 UTC 版)

名詞

 きんこ

  1. 貴重品重要書類盗難火災から守るために入れておく鋼鉄の箱。

発音(?)

き↘んこ

翻訳


「金庫」の例文・使い方・用例・文例

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