気化
液体や固体が気体に変化する現象を気化という。例えばガソリンが蒸発するのは気化であり、そのとき気化熱を奪う。これを気化潜熱という。一方、ナフタリンが液体を介さず、直接に蒸気になる現象、すなわち団体から直接気体になることを昇華という。
参照 気化潜熱相転移
(気化 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 00:35 UTC 版)
相転移(そうてんい、英語:phase transition)とは、ある系の相(phase)が別の相へ変わることを指す。しばしば相変態(そうへんたい、英語:phase transformation)とも呼ばれる。熱力学または統計力学において、相はある特徴を持った系の安定な状態の集合として定義される。一般には物質の状態(固体、液体、気体)の相互変化として理解されるが、同相の物質中の物性変化(結晶構造や密度、磁性など)や基底状態の変化に対しても用いられる。相転移に現れる現象も単に「相転移」と呼ぶことがある。
- ^ 英: differential thermal analysis
- ^ 英: phase transition points
- ^ 英: phase transition of the first kind
- ^ 英: phase transition of the second kind
- ^ 英: n-th order phase transition
- ^ 英: first-order phase transition
- ^ 英: second-order phase transition
- ^ Schwabl (2006) p.332
- ^ 佐藤明子, 細矢治夫, 化学と教育, 49(10), p.651 (2001)
- ^ 細矢治夫, 化学と教育, 61(7), p.366 (2013)
- ^ 英: heat of transition
- ^ 英: latent heat
- ^ 英: sensible heat
気化
「気化」の例文・使い方・用例・文例
- 麻酔薬の気化器
- 何かを気化させることにより消滅させること
- 気化させあと、再び戻して凝結させる
- 準透性の膜を通じて(液体)を気化させる
- 半透性の膜を通して気化する
- 気化するまでこの液体を煮立ててください
- 化学分析の電気化学的方法
- 通常の温度と気圧で容易に気化する
- 電気化学の、または、電気化学にかかわる
- 気化器への空気の流れを自動的に制御するチョーク
- 回転しスロットルとして働くディスクから成る気化器のバルブ
- ガソリンエンジンの気化器の中の空気の流れをコントロールするバルブ
- 燃料気化爆弾を使用する爆弾
- ガスの気泡によって引き起こされるパイプラインの停止(特に、ガスラインの燃料が沸騰して気泡を形成し、気化器へのガソリンの流れを止めるときに、内燃機関のエンジン内の熱気によって発生する停止)
- 固体または液体から気化ガスへと容易に変化する性質
- 液状化しないで個体から直接気化する変化
- 英国の化学者で、電気化学の先駆者であり、要素ナトリウム、カリウム、バリウム、ホウ素、カルシウム、マグネシウム、および塩素を分離するのにそれを使用した(1778年−1829年)
- 凝縮熱は気化熱と等しい
- 艶のあるハートの形をしたシナモンの香りのする葉のために、装飾に重宝されるとして米国で気化され栽培された中国の固いつる植物で、熱帯では、食用の塊茎として栽培されている
- 液体が気化するときに吸収する熱量
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