仕組債
しくみ‐さい【仕組(み)債】
仕組債
(仕組み債 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/12 07:58 UTC 版)
仕組債(しくみさい、英: structured bonds)とは、オプションやスワップなどのデリバティブ(金融派生商品)を組み込むことで、通常の債券のキャッシュ・フローとは異なるキャッシュ・フローを持つようにした債券である。仕組み債とも書く。1980年代半ばから普及し始めた。
- ^ “「仕組債」とは?”. 日本証券業協会. 2012年10月20日閲覧。
- ^ “三菱メリル証券「営業姿勢に問題」…監視委指摘”. 読売新聞. (2013年3月31日). オリジナルの2013年4月3日時点におけるアーカイブ。 2014年2月21日閲覧。※現在はインターネットアーカイブに残存
- ^ 蕎麦谷里志 (2023年6月9日). “千葉銀などに行政処分勧告、高リスクでリターンは不十分 金融庁は仕組み債の商品性も問題視”. 産経新聞. 2023年6月12日閲覧。
- ^ 自治体、円高で損失拡大 仕組み債の利払い膨らむ(日本経済新聞, 2010年12月3日)
- ^ “円高、地方の仕組み債直撃…岩手は続行断念”. 読売新聞. (2010年12月9日). オリジナルの2010年12月11日時点におけるアーカイブ。 2014年2月21日閲覧。※現在はインターネットアーカイブに残存
- ^ 市民オンブズマン事務局日誌(2011年02月07日)
- ^ 名古屋市が過去購入した仕組預金証書(写)
- ^ 投資家の皆様へ、大阪府債IR情報 <仕組債の発行について>平成17年度〜、大阪府
- ^ “大阪府国際交流財団:ユーロ円債、運用で損/理事会、過半数欠席 知事が解散検討”. 毎日新聞. (2011年5月24日)※リンク切れ
- ^ 大阪府/指摘・指示事項及び意見(平成22年10月12日から平成23年3月25日まで分)
- ^ 財団法人大阪府国際交流財団(仕組債について)
- ^ 財団法人大阪府国際交流財団・理事会運営について
- ^ “運用失敗、花博記念協会に解散要求…大阪府・市”. 読売新聞. (2012年2月24日). オリジナルの2012年2月26日時点におけるアーカイブ。 2014年2月21日閲覧。※現在はインターネットアーカイブに残存
- ^ “花博の「天下り」専務理事ら辞職 14億円含み損”. 産経新聞. (2012年5月12日). オリジナルの2012年5月12日時点におけるアーカイブ。 2014年2月21日閲覧。※全2頁構成。現在は1頁目のみインターネットアーカイブに残存
- ^ “財団法人 国際花と緑の博覧会記念協会概要”. 財団法人 国際花と緑の博覧会記念協会. 2012年10月20日閲覧。
- ^ “近畿中国森林管理局メールマガジン [平成19年12月3日第18号]”. 近畿中国森林管理局. 2012年10月20日閲覧。
- ^ “「「仕組み債で損失」金融機関に賠償請求へ 兵庫・朝来市(朝日より)」”. 2012年10月20日閲覧。
- ^ “朝来市、金融2社提訴へ 仕組み債問題で市会議決”. 神戸新聞. (2012年6月21日)
※リンク切れ。但し記事全文のうち冒頭部分のごく一部のみ『朝来市、金融2社提訴へ 仕組み債問題で市会議決』の記事タイトルにて『47NEWS』(共同通信社;→アーカイブ)上に現存 - ^ “仕組み債含み損が円安で解消、賠償請求訴訟を撤回-朝来市”. Bloomberg.com. 2020年2月20日閲覧。
- ^ 「仕組み債自治体ため息」「基金運用のはずが・・・金利ゼロ状態」(朝日新聞、2009年7月8日)
- ^ “仕組み債めぐり、町を提訴=住民、違法確認求め-福岡地裁”. 時事ドットコム. (2011年2月24日)※リンク切れ
- ^ 羽廣恭二「公金の運用を何と考える!!…苅田町のズサンな「仕組み債」運用で提訴…」『福岡の暮らしと自治』福岡県自治体問題研究所, 第403号(2011年7月15日)
- ^ 「有価証券評価損ならびに役員報酬の減額について」(2009年4月2日、日本経団連事務局)
- ^ 仮に一人当たりの購入額が500万円としても、6万人以上が損害を被ることになった
- ^ 週刊ダイヤモンド平成19年4月19日号記事:要約
- ^ 『金融ビジネス』(東洋経済新報社)2009年秋号、大学の資産運用に残された傷跡
- ^ 仕組み債、デリバティブ投資で多額の含み損! 大阪産業大学の杜撰な資産運用『週刊東洋経済』(2009年1月22日)
- ^ 早稲田大学の年金を知る会
- ^ 早稲田大学年金ニュース第69号 2008年11月27日発行
- ^ 齋藤力夫「寄附行為に立ち返れ 学校法人の資金運用のあり方」アルカディア学報(教育学術新聞掲載コラム)No.349 (2008年12月3日)
- ^ 文科省通達「学校法人における資産運用について」(通知)2009年1月6日
- ^ 日本私立大学教職員組合連合「学校法人会計に関する要請」(日本公認会計士協会に対して)(2010年1月29日)
- ^ 日本私大教連中央執行委員会:学校法人会計基準「改正」についての見解、基本金組み入れ制度の抜本的見直しを求めます(文部科学省に対して)(2005年9月26日)
- ^ 大久保勉参議院議員のホームページより国会議事録、財政金融委員会での質疑(平成21年6月11日、2009年)
- ^ “連載:森岡英樹の金融スクープ、仕組み債の罠 資金運用でハマった自治体の現状とは”. ZAKZAK. (2010年12月14日)※リンク切れ
- ^ 井上伸「PRDC債について」(2009年11月25日)
- ^ “仕組み債「賭博性高い」大阪地裁、野村証券に1・1億円賠償命令”. 産経新聞. (2010年3月27日). オリジナルの2010年3月31日時点におけるアーカイブ。 2014年2月21日閲覧。※現在はテキスト部分のみインターネットアーカイブに残存
- ^ “仕組み債、契約無効判決 大阪高裁「リスク判断困難」”. 朝日新聞. (2010年12月27日). オリジナルの2010年12月27日時点におけるアーカイブ。 2014年2月21日閲覧。※全2頁構成。現在は1頁目のみインターネットアーカイブに残存
- ^ “仕組み債訴訟、野村が和解応じる 高裁での敗訴回避か”. 朝日新聞. (2011年1月28日). オリジナルの2011年1月31日時点におけるアーカイブ。 2014年2月21日閲覧。※現在はインターネットアーカイブに残存
- ^ 野村証券に2億5千万円賠償命令 金融取引の解約巡り(日経新聞、2012年2月25日)
- ^ メリルに145億円賠償命令 武富士、金融取引で巨額損 東京新聞
- ^ 吉本佳生(2008)「パワー・リバース・デュアル・カレンシー債と円相場」『オイコノミカ』、第44巻、第3,4号、105-117
- ^ 小藤康夫(2009)「私立大学の資産運用と仕組み債」『専修商学論集』、第89巻、第4号、93-101、2009年7月
- ^ 大野薫(2009)「元本保証は転ばぬ先の杖か:安全運用と元本保証型仕組債」『CGSAフォーラム』第8号, 中央大学大学院国際会計研究科, 69-91
- ^ 渡辺信一(2011)「為替デリバティブが企業経営に及ぼすリスクについて考える」『先物・オプションレポート』大阪証券取引所, 2011年1月1日
- ^ 芝崎百合子・山田雅章(2004)「パワー・リバース・デュアル・カレンシー債の数理(1)〜商品の特性とリスク〜」『大阪証券取引所レポート』2004年3月
- ^ 山田雅章(2004)「パワー・リバース・デュアル・カレンシー債の数理(2)〜価格形成理論と非完備市場〜」『大阪証券取引所レポート』2004年6月
- ^ 永野良佑『プロが絶対買わない金融商品』扶桑社、(2006年12月14日)
- ^ 山村一夫「学校法人の資産運用管理規程等の整備について」『季刊政策・経営研究』(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)2009年, Vol.2
- ^ 川崎成一「私立大学の資産運用とリスク管理」『大学財務経営研究』国立大学財務・経営センター, No.7, 175-202, 2010年12月
- ^ ISBN 978-4326549078 松本保美「平成不況の原因を探る」『経済政策ジャーナル』Vo.8, No.2, 3-15, 2011.
- ^ 『週刊エコノミスト』毎日新聞社、2012年3月6日特大号、44〜51ページ
- 仕組み債のページへのリンク