シカゴ・マーカンタイル取引所とは? わかりやすく解説

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シカゴマーカンタイル‐とりひきじょ【シカゴマーカンタイル取引所】

読み方:しかごまーかんたいるとりひきじょ

シー‐エム‐イーCME


シカゴ・マーカンタイル取引所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/08 09:26 UTC 版)

シカゴ・マーカンタイル取引所
Chicago Mercantile Exchange
現在の社屋は1987年竣工
Chicago Mercantile Exchange Center
種類 株式会社
市場情報
略称 CME, the Chicago Merc, または the Merc
本社所在地

アメリカ合衆国
イリノイ州シカゴ

北緯41度52分52秒 西経87度38分16秒 / 北緯41.88111度 西経87.63778度 / 41.88111; -87.63778座標: 北緯41度52分52秒 西経87度38分16秒 / 北緯41.88111度 西経87.63778度 / 41.88111; -87.63778
設立 1898年
業種 その他金融業
事業内容 工業・商品・サービスの先物取引・先物オプション取引
代表者 会長:Terrence A. Duffy
CEO:Craig S. Donohue
社長およびCOO:Phupinder Gill
名誉会長Leo Melamed
[要出典]
売上高 25億6000万米ドル(2008年期)
主要株主 CMEグループ
外部リンク https://www.cmegroup.com/
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シカゴ・マーカンタイル取引所(シカゴ・マーカンタイルとりひきじょ、: Chicago Mercantile Exchange、略称:CME または"The Merc"、NASDAQ: CME)は、アメリカ合衆国シカゴにあるデリバティブ取引所で、総合取引所として金融商品コモディティも扱う。なお、mercantile exchange とは「商品取引」という意味であるが、シカゴ商品取引所(略号:CBOT)との区別の必要性などから習慣的に表題のような訳語が採用される。シカゴ商業取引所とも訳される[1]

沿革

1898年に、シカゴ・バター・卵取引所(: Chicago Butter and Egg Board)としてシカゴ商品取引所から独立し、1919年シカゴ・マーカンタイル取引所に改組した。1960年代まで扱われていた先物は商品先物取引だった[2]

1970年代にレオ・メラメド(Leo Melamed)によって大胆な改革が行なわれ、金融先物取引をはじめとしたデリバティブ商品の上場に積極的に取り組んだ。1971年12月に国際金融市場 (: International Monetary Market、IMM) という金融先物を扱う部署を作り、1972年5月16日に外国為替先物取引が上場し、1975年に金利先物取引が上場し、1981年に金利先物取引の1つとしてユーロダラー先物が上場し、1982年に株価指数先物取引が上場し、CBOTの方では1982年に国債先物取引が上場した[3][2][4]。IMM という部署は1986年に廃止されシカゴ・マーカンタイル取引所本体に吸収されたが[4]、当時の名残でシカゴ・マーカンタイル取引所関連の用語には IMM と付く物が残っている。IMM の外国為替先物関連は外国為替先物取引も参照。

元々は非営利の民間組織であったが、2000年11月に株式会社化され、2002年12月に株式公開2007年7月にシカゴ・マーカンタイル取引所(略号:CME)によるシカゴ商品取引所(同:CBOT)の買収が決まり、CME Group Inc.英語版の子会社となった。2008年8月18日には、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)との経営統合が株主総会で承認可決され、同取引所はCME Group Inc.の傘下となった[5]。同時にニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)傘下のニューヨーク商品取引所(COMEX)もCMEグループ傘下となった。

現在ではその取引量は世界最大規模である。日経平均先物も1日23時間取り扱っており、日本国内の投資家の注目も高い。2021年から日本の電力デリバティブも扱っている[6]

取り扱い商品

以下のものの先物取引及びオプション取引を扱っている。括弧内はCMEグループ内の取引所名。

取引時間

取引時間は、例外もあるが、東部標準時の日曜日〜金曜日の18:00~翌17:00が基本[17]。毎日1時間の中断がある。日本標準時では、夏時間は月曜日7:00~土曜日6:00、冬時間は月曜日8:00~土曜日7:00。祝日は取引時間が短くなる[18]

中断時間はニューヨーク証券取引所NASDAQの取引時間の最中である。金曜日の取引終了時刻17:00はニューヨーク証券取引所およびNASDAQの取引終了時刻20:00よりも早い。

脚注

出典

  1. ^ シカゴ商業取引所とは - コトバンク2020年4月6日閲覧。
  2. ^ a b Timeline of CME Achievements
  3. ^ Evolution Of The International Monetary Market - Leo Melamed2022年8月14日閲覧。
  4. ^ a b History of FX at CME Group2022年8月14日閲覧。
  5. ^ CME Group Inc. Completes Acquisition of NYMEX Holdings, Inc.” (英語). CME Group, Inc. (2008年8月22日). 2016年12月19日閲覧。
  6. ^ Manage exposure to Japan’s leading power markets2022年8月14日閲覧。
  7. ^ Equity Index Products - CME Group2020年4月6日閲覧。
  8. ^ FX Futures and Options - CME Group2020年4月6日閲覧。
  9. ^ CME Cryptocurrency Indices - CME Group2020年4月6日閲覧。
  10. ^ Weather Products Homepage - CME Group2020年4月6日閲覧。
  11. ^ Energy Products - CME Group2020年4月6日閲覧。
  12. ^ Power Products2020年4月6日閲覧。
  13. ^ Metals Futures and Options - CME Group2020年4月6日閲覧。
  14. ^ Agricultural Commodities Products - CME Group2020年4月6日閲覧。
  15. ^ Trade Real Estate Products - CME Group2020年4月6日閲覧。
  16. ^ Interest Rates Products - CME Group2020年4月6日閲覧。
  17. ^ Trading Hours: Futures & Options2020年4月6日閲覧。
  18. ^ CME Group Holiday Calendar2020年4月6日閲覧。

外部リンク


シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 04:30 UTC 版)

日経225先物取引」の記事における「シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)」の解説

東部標準時18:00 - 翌日17:00日本標準時 8:00 - 翌日7:00、ただし米国サマータイム実施期間東部夏時間1時間前倒し)に取引される大阪取引所寄付はこのCME清算値(1日取引終了時未決済玉建玉」についてのクリアリングハウス清算参加者との差金受渡精算」のための基準値段。帳入値段。)に近い値になることが多い。円建て(NIY)とドル建て(NKD)が上場されている。円建ては、呼値刻み5円取引単位指数500倍で大証ラージ半分流動性大阪取引所次に比較的高い。

※この「シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)」の解説は、「日経225先物取引」の解説の一部です。
「シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)」を含む「日経225先物取引」の記事については、「日経225先物取引」の概要を参照ください。

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