シンガポール証券取引所とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > シンガポール証券取引所の意味・解説 

シンガポール証券取引所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/28 02:24 UTC 版)

シンガポール証券取引所
Singapore Exchange Limited
新加坡交易所
種類 証券取引所
シンガポール
所在地 SGXセンター英語版
設立 1999年12月1日
通貨 シンガポール・ドルアメリカ合衆国ドル[2]
上場数 776
ウェブサイト sgx.com

シンガポール証券取引所(シンガポールしょうけんとりひきじょ、: Singapore Exchange, SGX)は、シンガポール共和国にある金融取引所有価証券およびデリバティブを取り扱う。

シンガポールはイギリスシンクタンクZ/Yenグループが発表する世界金融センター指数(Global Financial Centres Index, GFCI)によると2020年9月のGFCI 28で世界第6位の都市で国際金融取引が活発な都市国家である[3]

歴史

1999年12月1日、旧シンガポール証券取引所(SES, Stock Exchange of Singapore)とシンガポール国際金融取引所(SIMEX, Singapore International Monetary Exchange)の 2つの金融商品取引所が合併して誕生した証券取引所である。

2000年11月23日、SGXは、アジア太平洋地域においては初となる証券取引所「株式」を上場させた。SGXは、シンガポール・モルガン・スタンレー・キャピタル・インデックス(Singapore MSCI)及びストレーツ・タイムス指数(ST指数)の採用銘柄となった。

2002年には最初のREIT(不動産投資信託)が上場した。なお、シンガポールのREITは「S-REIT」と呼ばれる。

2006年9月25日、シカゴ商品取引所とSGXの2社でジョイント・ベンチャーとなるアジアン・デリバティブ取引所を創設した[4] 。しかし、2007年11月にCMEグループがSGXにアジアン・デリバティブ株式の50%を売却したことにより、アジアン・デリバティブ取引所で行われていた取引は、SGXに移管されることとなった[5]

2008年1月31日、SGXはフィリピン・ディーリング・システム・ホールディングス株式の20%を取得したことにより、同社を子会社化した[6]

2008年6月18日には、中華人民共和国北京市に事務所を開設した[7][8]

2010年1月末までに、シンガポール証券取引所には、774社が上場している。

2016年9月26日、ロンドンに本社を置くバルチック海運取引所を買収し、SGXグループの一員とする[9][10]

取引時間

株式の取引時間は、プレマーケティングの時間が午前8時30分から8時59分と17時から17時05分に設けられている[11]。本格的な取引は現地時間における午前9時から午後0時30分及び午後2時から午後5時までとなっている[11][12]

デリバティブの取引時間は、金融商品によってバラバラであるが、7:25~翌日5:15を基本に、途中に中断時間を挟むこともある。[13]

日本企業の上場

上場する主な日本企業

上場廃止となった主な日本企業

S-REIT

デリバティブ

日本に関連するデリバティブとしては、日本国債先物、FTSE Japan先物、日経225先物米ドル韓国ウォンオーストラリアドル/日本円外国為替先物などを扱っている[13]

脚注

出典

  1. ^ https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/docs/accelerator-engines/software-guard-extensions.html
  2. ^ SGX introduces dual currency trading”. Channel NewsAsia. 23 March 2012閲覧。
  3. ^ GFCI 28 Rank - Long Finance
  4. ^ JADE Begins Trading With TSR 20 Rubber Futures Contract, CME Group, http://cmegroup.mediaroom.com/index.php?s=43&item=464&pagetemplate=article 1 October 2010閲覧。 
  5. ^ CME gives up on JADE with SGX sell-up, FOW, http://www.fow.com/Article.aspx?ArticleID=1697012 1 October 2010閲覧。 
  6. ^ Philippine Dealing System Holdings Corp Becoming Associated Company Of Singapore Exchange Limited, Singapore Exchange Limited, http://www.finanznachrichten.de/pdf/20080131_171516_S68_4C20C53F9F9AC43A482573E10030B5C4.1.pdf 1 October 2010閲覧。 
  7. ^ Singapore Exchange opens Beijing representative office, Finextra, http://www.finextra.com/news/announcement.aspx?pressreleaseid=20972 2 October 2010閲覧。 
  8. ^ Singapore: The Singapore Exchange opens Beijing representative office, Asia Legal Business, http://asia.legalbusinessonline.com/law-firms/singapore-the-singapore-exchange-opens-beijing-representative-office/1019/25384 2 October 2010閲覧。 
  9. ^ 2016” (英語). Baltic Exchange Consumer. 2023年3月27日閲覧。
  10. ^ About SGX Group - SGX Group” (英語). www.sgxgroup.com. 2023年3月27日閲覧。
  11. ^ a b Trading - Singapore Exchange Ltd”. シンガポール証券取引所. 2020年5月6日閲覧。
  12. ^ What are the available trading hours? Will there be extended-hours trading?”. Granimator Trading. 2023年7月9日閲覧。
  13. ^ a b Trading - Singapore Exchange (SGX)

外部リンク


シンガポール証券取引所(SGX)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 04:30 UTC 版)

日経225先物取引」の記事における「シンガポール証券取引所(SGX)」の解説

1986年9月3日より日経225先物扱っている。シンガポール標準時7:30 - 14:30日本標準時 8:30 - 15:30)と 14:55 - 翌日5:15日本標準時 15:55 - 翌日6:15)に取引されている。呼値刻み5円取引単位指数500倍で大証ラージ半分である。夕場取引大阪取引所よりも早く導入された。大阪取引所のナイト・セッション導入などにより、近年流動性低下基調である。

※この「シンガポール証券取引所(SGX)」の解説は、「日経225先物取引」の解説の一部です。
「シンガポール証券取引所(SGX)」を含む「日経225先物取引」の記事については、「日経225先物取引」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「シンガポール証券取引所」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シンガポール証券取引所」の関連用語

シンガポール証券取引所のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シンガポール証券取引所のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシンガポール証券取引所 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの日経225先物取引 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS