しょうけん‐コード【証券コード】
証券コード
現在用いられているコードは4ケタの番号で、業種ごとに番号が割り振られ、上場や公開された順に従って番号が与えられています。例えば、鉄鋼株は5400番台で、最初に上場した新日本製鉄は5401という具合です。しかし、上場株や店頭株が増えるにつれて、商業部門はコード枠が一杯になり、他の業種の枠に収めるなど問題が出てきました。そこで、新しいコードが開発されて1993年7月から導入されました。新コードは5ケタの番号で50音順に配列されています。現在は、現行コードと新コードが併用されることになっていますが、新コードへの普及は進んでおらず、証券コードと言えば現行コードを指す場合が多いようです。
証券コード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/26 17:50 UTC 版)
証券コード(しょうけんコード)は、日本の証券取引所に上場する企業に対し証券コード協議会が付与するアラビア数字で構成(2023年までに上場承認の場合)される識別番号。銘柄コード、新証券コード、ISINコード、証券会社等標準コードなどがある。一般的に、証券コードとは銘柄コード(4桁)のことを指す。なお、証券コードは株式会社東京証券取引所の登録商標である。
海外の証券取引場で使用される、証券に与えられたコードのことを証券コードと称することもある。日本の証券コードのように数字のものの他、ニューヨーク証券取引所やNASDAQ等、ローマ字で構成されたティッカーシンボルもある。
対象
※上記の付番対象以外の商品についても、証券コードの付番権限は証券コード協議会事務局が有している。
銘柄コード
銘柄コードは株式銘柄に個別に付けられている、4桁の数字コード。次のように、それぞれの番号帯によって、ある程度業種が割り振られている。しかし2000年以降はコード番号が不足してきたこともあり、新規上場する株については、業種に関係なく、2000番台〜4000番台などに割り振られることが増加している。
銘柄コードは清算業務を機械化する目的で1953年9月から開始。当初は各市場が独自に付番を行っていたが、1960年10月までに統一された[1]。また、業種と銘柄コードの紐付けも行っていたため、一部の企業でコード番号が変更になる事態も起きたが[注釈 1]、この紐付けも1993年7月に廃止された[1]。
| コード | 業種 |
|---|---|
| 1300番台 | 水産・農業 |
| 1500番台 | 鉱業 |
| 1600番台 | 鉱業(石油/ガス開発) |
| 1700番台〜1900番台 | 建設 |
| 2000番台 | 食品 |
| 3000番台 | 繊維・紙 |
| 4000番台 | 化学・薬品 |
| 5000番台 | 資源・素材 |
| 6000番台 | 機械・電機 |
| 7000番台 | 自動車・輸送機 |
| 8000番台 | 金融・商業・不動産 |
| 9000番台 | 運輸・通信・電気・ガス・サービス |
証券コードの再利用
かつては上場廃止となり、欠番となったコード番号を他社が再利用する事例もあったが、「コード番号の再利用はやめてほしい」との批判があがったこともあり、出来るだけ再利用は避けるようになった[2]。
また、上場廃止後に他社に証券コードが再利用されたため再上場の際に新規の証券コードが割り振られたケースもあり、永大産業は1978年2月の上場廃止時点における証券コードは7909であったが、1993年12月に上場したシーアイ化成に7909が再利用されたため、2007年2月の再上場の際には7822の証券コードが新規に割り振られた。
2026年現在上場している企業で、上場廃止となり、欠番となったコード番号を他社が再利用している主な企業は以下の通り。
| 証券コード | 現在使用している企業 | 以前使用していた企業 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1807 | 佐藤渡辺 | 大阪土木工業 | 大阪土木工業は1965年10月上場廃止 佐藤渡辺は1993年に店頭公開 |
| 1828 | 田辺工業 | 技研興業 | 技研興業は1970年2月に上場廃止となったが、 1983年再上場(証券コード9764) 田辺工業は2007年3月上場 |
| 5988 | パイオラックス | センター興業 | センター興業は1970年4月上場廃止 パイオラックスは1998年4月上場 |
| 5997 | 協立エアテック | 昭和金属工業 | 昭和金属工業は1965年12月上場廃止 協立エアテックは1993年店頭公開 |
| 6307 | サンセイ | 油谷重工 | 油谷重工は1983年10月上場廃止 サンセイは1995年9月上場 |
| 6309 | 巴工業 | 興国農機 | 興国農機は1961年12月上場廃止 巴工業は1996年店頭公開 |
| 6315 | TOWA | 旭産業 | 旭産業は1962年11月上場廃止 TOWAは1996年9月上場 |
| 6324 | ハーモニック・ドライブ・システムズ | 鈴江農機製作所 | 鈴江農機製作所は1979年2月上場廃止 ハーモニック・ドライブ・システムズは1998年店頭公開 |
| 6333 | TEIKOKU | 田中機械 | 田中機械は1978年9月上場廃止 TEIKOKUは1999年5月上場 |
| 6336 | 石井表記 | 早川鉄工 | 早川鉄工は1972年6月上場廃止 石井表記は1999年12月上場 |
| 6337 | テセック | 岩手富士産業 | 岩手富士産業は1971年4月上場廃止 テセックは2000年店頭公開 |
| 6384 | 昭和真空 | 昭和起重機製作所 | 昭和起重機製作所は1980年10月上場廃止 昭和真空は2000年店頭公開 |
| 6387 | サムコ | 松岡ビンクス機器 | 松岡ビンクス機器は1965年12月上場廃止 サムコは2001年店頭公開 |
| 6433 | ヒーハイスト | リッカー | リッカーは1984年7月上場廃止 ヒーハイストは2004年店頭公開 |
| 6797 | 名古屋電機工業 | 日本フエライト | 日本フエライトは1977年6月上場廃止 名古屋電機工業は2000年9月上場 |
| 7264 | ムロコーポレーション | 東急くろがね工業 | 東急くろがね工業は1962年2月上場廃止 ムロコーポレーションは1997年店頭公開 |
| 7265 | エイケン工業 | 東京発動機 | 東京発動機は1964年2月上場廃止 エイケン工業は1997年店頭公開 |
| 7273 | イクヨ | 山口自転車工場 | 山口自転車工場は1963年4月上場廃止 イクヨは1995年店頭公開 |
| 7722 | 国際計測器 | 品川製作所 | 品川製作所は1964年3月上場廃止 国際計測器は2001年店頭公開 |
| 7725 | インターアクション | 大阪メーター製造 | 大阪メーター製造は1981年4月上場廃止 インターアクションは2001年2月上場 |
| 7901 | マツモト | 秋木工業 | 秋木工業は1983年2月上場廃止 マツモトは1994年店頭公開 |
| 7902 | ソノコム | 長浜合板 | 長浜合板は1970年3月上場廃止 ソノコムは1994年店頭公開 |
| 8023 | DAIKO XTECH | 村山 | 村山は1976年2月上場廃止 DAIKO XTECHは1986年店頭公開 |
| 8037 | カメイ | 大沢商会 | 大沢商会は1984年6月上場廃止 カメイは1986年10月上場 |
| 8060 | キヤノンマーケティングジャパン | 安宅産業 | 安宅産業は1977年10月に上場廃止 キヤノンマーケティングジャパンは1981年8月上場 |
| 9603 | エイチ・アイ・エス | 大映 | 大映は1971年12月上場廃止 エイチ・アイ・エスは2002年12月上場 |
| 9682 | DTS | 中日スタヂアム | 中日スタヂアムは1973年7月上場廃止 DTSは1997年9月上場 |
| 9716 | 乃村工藝社 | 南旺観光 | 南旺観光は1962年12月上場廃止 乃村工藝社は1991年11月上場 |
英文字入り銘柄コード
証券コード協議会では、2024年1月4日以降に新規上場の承認を受けた株式についてはコードにローマ字(大文字のみ、「B/E/I/O/Q/V/Z」を除く19文字)を組み込む方針を明らかにしており、システム設計者等に注意を呼びかけている[3][4][5]。東京証券取引所における英文字組入れがなされた銘柄コードの株式の銘柄順位は新規上場会社情報の会社概要の項を参照。
2024年2月8日に上場のVeritas In Silicoの証券コードは「130A」となり、証券コードに英字が採用された初事例となる[6]。2023年12月29日以前に上場を中止し、かつ2024年1月4日以降に新規上場の承認を受けた株式は、2023年12月29日以前に割り振られた4桁の数字コードの銘柄コードは無効となり、英文字組入れがなされた銘柄コードが新規に割り振られる。具体例として、2023年に東証グロースへの上場を予定していたトライアルホールディングスには「5882」のコードが振られていたものの上場が延期となり[7]、翌2024年に上場した際には「141A」のコードが割り当てられた。2024年1月4日以降に新規上場の承認を受けた株式であっても、上場を中止した場合は最初に割り振られた銘柄コードは無効となり、再度新規上場の承認を受けた時点で新規の銘柄コードが割り振られる。
なお、2024年1月4日以降に新規上場の承認を受けた株式であっても、過去に債券などを公募していた場合は公募時に使用していた4桁の数字コードがそのまま使用される。2024年10月に上場した東京地下鉄(東京メトロ)はかつて社債を公募した際に「9023」のコードが既に割り当てられていたため、株式についても同じコード番号を使用している[1][8][9]。
また、何らかの事情で上場廃止となり、後に再上場となった場合は原則として、同じコード番号が割り当てられるそのため、コード番号が4桁数字の企業が一旦上場廃止となり、再度上場する場合は原則として、英文字入りのコード番号ではなく、上場廃止前に使用していた同じ4桁数字のコード番号が割り当てられることになる[1]。2020年8月に上場廃止したソニーフィナンシャルグループは2025年9月に再上場したが、上場廃止前に割り当てられていた「8729」のコードを再使用している[10][11][12]。
2023年12月29日以前に新規上場を取り消し、2024年1月4日以降に新規上場の承認を受けた企業の証券コードは以下の通り。
| 社名 | 当初付与された証券コード | 現在付与されている証券コード | 備考 |
|---|---|---|---|
| インターメスティック | 3084 | 262A | 2007年10月にヘラクレスの新規上場取り消し 2024年10月に東証プライム上場 |
| Chordia Therapeutics | 4895 | 190A | 2023年8月に東証グロースの新規上場取り消し 2024年6月に東証グロース上場 |
| インフォメティス | 5030 | 281A | 2022年4月に東証グロースの新規上場取り消し 2024年12月に東証グロース上場 |
| エージェンテック | 5593 | 174A | 2023年11月にTOKYO PRO Marketの新規上場取り消し 2024年4月にTOKYO PRO Market上場 |
| トライアルホールディングス | 5882 | 141A | 2023年4月に東証グロースの新規上場取り消し 2024年4月に東証グロース上場 |
| キオクシアホールディングス | 6600 | 285A | 2020年9月に東証一部の新規上場取り消し 2024年12月に東証プライム上場 |
| エネルギーパワー | 7696 | 144A | 2021年3月にTOKYO PRO Marketの新規上場取り消し 2024年3月にTOKYO PRO Market上場 |
表記
新証券コード
- 基本構成は、主に、発行体属性コード(1桁)+発行体固有名コード(5桁)+証券種類コード(3桁)の9桁となる。
- 新証券コードの先頭に国名コード(2桁)、最後尾にチェックデジット(1桁)を加えることで、内国株式の場合は、ISINコードとなる。
証券コード協議会
日本以外のコード
国際規格
他国
脚注
注釈
出典
- 1 2 3 4 伊藤歩 (2024年4月18日). “1960年に誕生「証券コード」のあまりに奥深い歴史”. 東洋経済新報. 2024年4月20日閲覧。
- ↑ キヤノンMJの証券コード「8060」を使っていた名門商社は?会社四季報ONLINE 2024年10月25日
- ↑ 証券コードの将来対応について - 証券コード協議会・2009年4月30日
- ↑ 証券コードの英文字組入れに係る「具体的な設定方法」の決定について - 証券コード協議会・2010年3月26日
- ↑ 証券コード英文字組入れ - 日本取引所グループ
- ↑ 2月上場のウェリタス、証券コード「130A」 英字は初 - 日本経済新聞2024年1月5日
- ↑ 【IPO】トライアルホールディングス(5882)株式募集・売出し中止について 野村證券、2023年4月3日(2024年7月24日閲覧)。
- ↑ 田村康剛、佐野七緒 (2024年9月20日). “東京メトロが東証に新規上場、想定売り出し価格は1100円”. Bloomberg.com. 2024年9月20日閲覧。
- ↑ 日本放送協会 (2024年10月23日). “東京メトロ 時価総額9000億円超に 2018年以来の大型上場”. NHKニュース. 2024年10月23日閲覧。
- ↑ “ソニーフィナンシャルグループ、9月29日に東証プライム再上場 脱・生保依存の戦略焦点”. News Forecast. 日本経済新聞 (2025年9月28日). 2025年9月29日閲覧。
- ↑ 土屋亮 (2025年9月29日). “ソニー金融子会社が分離して東証に上場 グループはエンタメに注力”. 朝日新聞. 2025年9月29日閲覧。
- ↑ 平田紀之 (2025年9月29日). “ソニーFG株が買い気配、パーシャルスピンオフ上場の第一号”. ロイター通信 2025年9月29日閲覧。
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