証券不祥事
1991年に次々と発覚した株式取引での証券会社が関与した一連の事件。
別名「証券スキャンダル」とも言い、折からのバブル景気がはじけたことが背景となって生じました。右肩上がりの株価が下落したことで、大口投資家が証券会社に取引を一任(取引一任勘定)していたものに多大な損失が生じ、その損失を多くの証券会社が穴埋めしました。いわゆる「損失補填」で、この不明朗な取引は一般投資家の大きな不信を呼びました。そのほか、株価操作まがいの大量取引や暴力団の買い占めへの大手証券の関与などもあり、その度に相場は混乱しました。その後、法律の改正が行われ、損失補填や取引一任勘定は禁止されましたが、97年には大手証券の総会屋への利益提供が明るみに出るなど、証券界をめぐる事件は後を絶ちません。
別名「証券スキャンダル」とも言い、折からのバブル景気がはじけたことが背景となって生じました。右肩上がりの株価が下落したことで、大口投資家が証券会社に取引を一任(取引一任勘定)していたものに多大な損失が生じ、その損失を多くの証券会社が穴埋めしました。いわゆる「損失補填」で、この不明朗な取引は一般投資家の大きな不信を呼びました。そのほか、株価操作まがいの大量取引や暴力団の買い占めへの大手証券の関与などもあり、その度に相場は混乱しました。その後、法律の改正が行われ、損失補填や取引一任勘定は禁止されましたが、97年には大手証券の総会屋への利益提供が明るみに出るなど、証券界をめぐる事件は後を絶ちません。
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