日興証券の離脱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 06:36 UTC 版)
「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」の記事における「日興証券の離脱」の解説
一連の証券不祥事以降、日興證券は、証券不祥事を嫌う三菱グループを離れ、外資系傘下の証券会社となった。同様に不祥事が問題の野村證券も不祥事の多い系列証券を整理。関連会社が一部保有する国際証券株式すべてを旧東京三菱銀行へ売却し、系列から国際証券を外した。証券取引等監視委員会 (SESC)は、三菱グループ入りする国際証券に対して検査を行ったところ、法令違反行為を認め、金融庁へ行政処分を求める勧告を行った(2001年6月12日付)。金融庁は、法令違反行為と財務局長検査を忌避し、証券取引等監視委員会 (SESC)検査を軽視した国際証券に対して行政処分として最も重いすべての業務を禁止する(1)業務停止命令(2)業務改善命令を行った。不祥事を嫌う三菱グループでの、国際証券の営業継続は困難となった。 国際証券は、証券系投販会社証券会社化の流れで、1981年(昭和56年)中堅証券の八千代証券、光亜証券、投信販売専業の野村證券投資信託販売3社が合併、設立20年目リテール販売中心の証券会社であった。
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