ちゅうおう‐ぎんこう〔チユウアウギンカウ〕【中央銀行】
読み方:ちゅうおうぎんこう
一国における金融組織の中核をなす銀行。特別法に基づき設立される。法定通貨の独占発券権を持ち、通貨量の調整をする銀行、銀行の銀行、国庫の支出・収納・保管や公債発行など政府の銀行としての業務を行い、これらの機能を通じて金融政策の運営にあたる。外国為替の管理・決済の集中機関としての役割ももち、国家間の金融協定では当事者とされる。日本では日本銀行。セントラルバンク。中銀。
[補説] 各国の主な中央銀行として、米国の連邦準備制度理事会(FRB)・欧州中央銀行(ECB)・イングランド銀行(BOE)・カナダ銀行・ロシア中央銀行・ブラジル中央銀行・中国人民銀行・インド準備銀行(RBI)などがある。
中央銀行(Central Bank)
中央銀行
中央銀行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/09 23:13 UTC 版)
中央銀行(ちゅうおうぎんこう、英: Central bank)とは、国家や一定の地域の金融システムの中核となる機関である。通貨価値の安定化などの金融政策も司るために「通貨の番人」とも呼ばれる。中央銀行は、その国・地域で通貨として利用される銀行券を発行し(発券銀行)[1]、また、市中銀行に対しては預金を受け入れるとともに「最後の貸し手」として資金を貸し出す(銀行の銀行)とともに、国の預金を受け入れることで政府の資金を管理する(政府の銀行)。銀行券を発行する中央銀行は、金融政策を通じた物価の安定に対して責任を負っている[1]。中央銀行の政策の基本となるのは、マクロ経済学である[2]。政策金利の決定など中央銀行の政策内容は、どの国も機密保持がされている[3]。
- 1 中央銀行とは
- 2 中央銀行の概要
中央銀行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 05:23 UTC 版)
「フランクフルト・アム・マイン」の記事における「中央銀行」の解説
ドイツ連邦銀行1957年からドイツ連邦銀行はフランクフルトに本部を置いている。 ドイツ復興金融公庫銀行(KfW銀行グループ)
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「中央銀行」の例文・使い方・用例・文例
- 中央銀行からの借り入れが多すぎると、市中銀行はオーバーローンの状態になる。
- 中央銀行による量的緩和の中止決定は投資家を落胆させ、株式市場にラチェット効果をもたらすであろう。
- 中央銀行に物価の番人だけさせておくのはもったいない。
- 批判する者の中には、欧州中央銀行に課せられた目標が不適切であると考える者がいます。
- 上昇しすぎているとみられるときは、主要国の中央銀行が協力して介入に当たります。
- 米国通貨を大量に売っている投機筋に対抗して、主要国の中央銀行は市場で大規模な協調介入を行った。
- 中央銀行は主にその他の銀行及び政府と業務を行い、利潤をあげることの他に国民経済の利益になる広い責任を負う銀行である。
- 共通通貨を共有するヨーロッパ連合のメンバーの中央銀行
- 欧州中央銀行はヨーロッパ版の連邦準備制度である
- 米国の中央銀行
- イングランドとウェールズの中央銀行
- ドイツの中央銀行
- 日本の中央銀行
- 中央銀行が定める割引率
- 政府や中央銀行が発行する通貨で、印刷された紙でできており、正貨の代用として通用できる
- 1枚の紙幣(特に中央銀行によって発行された)
- 中央銀行による市場の操作
- 中央銀行が為替売買を行い相場に影響を与えようとすること
- 国の中央銀行が公定歩合を動かして金利操作を行う経済政策
- 中央銀行の公定割引歩合が市中銀行の公定割引歩合より大きいこと
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