最後の貸し手とは? わかりやすく解説

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さいご‐の‐かして【最後の貸(し)手】

読み方:さいごのかして

破綻(はたん)しそうな金融機関対し中央銀行融資を行う機能また、その融資者となる中央銀行のこと。システミックリスクなどが起こり経済全体混乱する危険性回避するために発動される。→日銀特融


最後の貸し手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/02 19:36 UTC 版)

最後の貸し手(さいごのかして、英語: Lender of last resort)とは、他に貸し手が居なくなったときに最後に貸す貸し手。特に、破綻に瀕した金融機関に対して、発動される中央銀行の機能のことを指す。1873年恐慌のときにウォルター・バジョットが中央銀行の責務として主張したものであり[1]、数年後からイングランド銀行の不文律と化した。日本銀行が発動するものは日銀特融とよばれる。


  1. ^ 田中素香『ユーロ危機とギリシャ反乱』岩波書店、2016年、59頁。ISBN 978-4-00-431586-5


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