FRB
別名:連邦準備理事会、連邦準備制度理事会、the Fed
英語:Federal Reserve Board
アメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関の名称。1913年の連邦準備法(Federal Reserve Act)を根拠法として設立された。
FRBは、 議長1名、副議長1名を含む、計7名の理事で構成される。2006年2月1日から2010年10月現在までは、議長はベン・バーナンキ。FRBの主な役割は、公定歩合や支払準備率や公開市場操作などといった金融政策を統括したり、市中銀行の監督と規制などを行うことである。
FRBの量的緩和政策としては、2009年3月~2010年3月末には「QE1」を、2010年11月~2011年6月末までは「QE2」が実施されている。
なお、英語ではFRBと略すこともあるが、主に「the Fed」と略称する。また、「FRB議長」といった言い回しも、「Federal Reserve Chairman」「Chairman of the Federal Reserve」などと記載されることが多い。
関連サイト:
Board of Governors of the Federal Reserve System(FRB)
連邦準備制度理事会(れんぽうじゅんびせいどりじかい)
アメリカの中央銀行に当たる連邦準備銀行の業務を統括し、公定歩合など金利の変更などを行う最高の意思決定機関である。
連邦準備制度理事会は、連邦公開市場委員会(FOMC)を開いて、現行の金利水準が景気に照らして妥当かどうかを話し合う。その結果、公定歩合とフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を設定して実施する。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は、短期金利に影響を与える。
アメリカでは、景気の拡大局面が2000年で10年目を迎える。株高や失業率の低さが個人消費を過熱させ、2000年1-3月期の個人消費は、年率換算で8.3%増(前期比)と高い伸びを示している。また、失業率は1992年の7.5%から低下傾向が続き、2000年4月現在で3.9%という低い水準となっている。
連邦準備制度理事会は、5%で推移する高い成長率などを根拠に、アメリカの景気は加熱気味であると判断している。そこで、経済成長率が3%台となる安定成長軌道に戻し、インフレ圧力を未然に防ぐことによって、好景気を長続きさせることを目指している。
公定歩合やフェデラルファンド(FF)金利を引き上げることで、景気を金融の面から引き締め、アメリカ経済の好調さを損なうとされるインフレーションを積極的に封じ込めようとしている。
(2000.05.18掲載)
連邦準備制度理事会(FRB:Federal Reserve Board)
FED
英文正式名:Federal Reserve Board
日本名(略称):連邦準備制度理事会
FRBの別称。
※この記事は「財務省」ホームページ内の「国際関係略語集」の2008年10月現在の情報を転載しております。
FRB
連邦準備制度理事会(FRB)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/31 02:07 UTC 版)
「ドルインデックス」の記事における「連邦準備制度理事会(FRB)」の解説
連邦準備制度理事会(FRB)のドルインデックスは、26通貨の加重平均により毎日計算される。採用通貨及び比率の見直しは毎年行われ、最終更新年は2019年である。 対象通貨及び加重平均比率ユーロ(18.9%) 人民元(15.9%) カナダドル(13.4%) メキシコ・ペソ(13.5%) 日本円(6.3%) スターリング・ポンド(5.3%)など
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