中央鉄道学園とは? わかりやすく解説

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中央鉄道学園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/22 15:39 UTC 版)

中央鉄道学園(ちゅうおうてつどうがくえん)は、東京都国分寺市泉町二丁目(西国分寺駅の南側)にかつて存在した日本国有鉄道(国鉄)の教育機関。1961年(昭和36年)までは「中央鉄道教習所(Central Railway Training School)」、さらにその前身は鉄道省の「東京鉄道教習所」(豊島区西池袋)である[1]。本所(国分寺)の開設により、三島・池袋は分教所となった[1]


注釈

  1. ^ 西国分寺駅開業は1973年(昭和48年)
  2. ^ 1959年(昭和34年)当時の中央鉄道教習所の学生数は、管理科・運輸科(鉄道・自動車〈バス〉)・機械科(機械分科・工作分科・自動車分科)・土木科・建築科・電気科(電力〈変電所〉・通信)の総計111名であったという[5]
  3. ^ 1959年(昭和34年)前後、中央鉄道教習所時代の構内パノラマ写真、校舎や授業、運動会の様子の写真などが『みにこみ国分寺』No. 57掲載の「鉄道学園(旧国鉄・中央鉄道学園)があった頃」で確認できる[5]
  4. ^ 中央鉄道学園への引き込み線は、日本芸術高等学園の横を通っていたという[6]
  5. ^ 構内に保存されていた鉄道車両については、学園祭(富士見祭)で学園内が一般公開された際に撮影された写真が多数存在する[7]。『みにこみ国分寺』No. 57掲載の「鉄道学園(旧国鉄・中央鉄道学園)があった頃 (その2)」には、1975年(昭和50年)頃に在校生の実習時に撮影されたクモヤ443系計測車(442系と二両連結運用)、1981年(昭和56年)頃に構内で撮影されたキハ系気動車(ディーゼル車)、キヤ92形計測車、クモヤ92教習車DD51形ディーゼル機関車などの車両写真が見られる[7]
  6. ^ 富士見祭が何年ごろ始まったかは不明[7]

出典

  1. ^ a b c d e f 竹淵立男「中央鉄道学園(教習所)の概要」『鉄道通信』第12巻第4号、鉄道通信協会、1961年4月、2-7頁、doi:10.11501/2366027 
  2. ^ 国分寺市立図書館 2018.
  3. ^ a b 川北晃司「第4代国鉄総裁 十河信二における教育理念」『工学教育研究講演会講演論文集』第67回年次大会(2019年度)セッションID:3E18、日本工学教育協会、2019年、424頁、doi:10.20549/jseeja.2019.0_424ISSN 2189-8928NAID 130007741603“2. 中央鉄道学園” 
  4. ^ 戸田千速 2012, p. 30.
  5. ^ a b c 近藤 將「鉄道学園(旧国鉄・中央鉄道学園)があった頃」『みにこみ国分寺』No. 57 (2023 Mar.)、国分寺市商店会連合会(後援 国分寺市, 国分寺市商店会)、2023年3月、8-9頁。 
  6. ^ 名取紀之 (2018年). “質問票回答(講演会「廃線は語る ~多摩地域を中心として~」)” (pdf). 都立多摩図書館. 東京都立図書館. p. 1. 2023年5月31日閲覧。 “Q1: 中央鉄道学園の線路と現在の道路との関係について。投影された図では日本芸術高等学園の横が下河原線の線路跡と紹介されていましたが、これは中央鉄道学園線の跡で、下河原線の跡地は中央本線沿いの現在は花壇となっている場所です。(..) / A1: 当時の土地開発に関わられた方の証言で、謹んで訂正させていただきます。” ※pdf配布元は「東京マガジンバンクカレッジ 鉄道セクション 講演会「廃線は語る~多摩地域を中心として~」 当日の様子」ページ。
  7. ^ a b c 近藤 將「鉄道学園(旧国鉄・中央鉄道学園)があった頃 (その2)」『みにこみ国分寺』No. 57 (2023 Mar.)、国分寺市商店会連合会(後援 国分寺市, 国分寺市商店会)、2023年3月、12頁。 
  8. ^ 千葉雄高「(各駅停話)国分寺駅 鉄道学園、いまに伝える碑」『朝日新聞デジタル』朝日新聞社、2014年2月24日。2023年5月31日閲覧。


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