地方交通線
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地方交通線(ちほうこうつうせん)とは、日本国有鉄道(国鉄)・JRの鉄道路線の分類の一つ。一般的な月刊冊子型の時刻表に記載されている索引地図では、地方交通線は青の太線で表示されている。
注釈
- ^ 例として、1988年開業の瀬戸大橋を渡る本四備讃線が幹線に分類された一方、青函トンネルを通る海峡線は地方交通線に分類された。また、1986年に内子線を挟む形で開通した向井原 - 内子間および新谷 - 伊予大洲間は予讃線として幹線に分類された。
- ^ 過去には信楽線が該当したものの、特定地方交通線として1987年に信楽高原鐵道に転換された。
- ^ 江差線の五稜郭 - 木古内間も、2016年3月の経営分離までは同様であった。
- ^ a b 両者とも現存区間の2022年度の輸送密度は地方交通線でありながら14,000人/日を超える[1][2]。
- ^ 定期旅客運賃については営業キロを通算した運賃が適用される。
- ^ 定期旅客列車が運行していた2016年3月25日までは、津軽線青森 - 中小国間・江差線木古内 - 五稜郭間および函館本線五稜郭 - 函館間と合わせて津軽海峡線の愛称が付けられていた。
- ^ ただし、同年11月30日までの同区間の鉄道代行バス(DMV導入工事による)はJR四国が運行した。
- ^ 鉄道復旧断念は決定しているが、鉄道事業の廃止申請はなされていない。
出典
- ^ 「区間別平均通過人員および旅客運輸収入(2022年度)」『データで見るJR西日本2023』(PDF)(レポート)西日本旅客鉄道、59頁 。
- ^ 『2022年度線区別の収支とご利用状況について』(レポート)北海道旅客鉄道、2023年6月9日、10頁 。
- ^ a b 「別表第1号(第3条) 地方交通線の線名及び区間」『東海旅客鉄道旅客営業規則 (PDF)』東海旅客鉄道。2016年4月2日閲覧。
- ^ 『2016貨物時刻表』、公益社団法人鉄道貨物協会、2016年3月、208-210頁。
- ^ 鉄道ジャーナル編集部「留萌本線「石狩沼田ー留萌」廃線、苦渋の決断の裏 3月末で終了、また一つ消えるJR北海道の路線」『東洋経済オンライン』東洋経済新報社、2023年2月24日。2023年4月1日閲覧。
- ^ 『平成26年3月期決算について (PDF)』(プレスリリース)、北海道旅客鉄道、2014年5月9日。2014年9月17日閲覧。
- ^ 『札沼線(北海道医療学園・新十津川間)の鉄道事業廃止届の提出について (PDF)』(プレスリリース)、北海道旅客鉄道、2018年12月21日。
- ^ a b 「気仙沼線と大船渡線のBRT区間 鉄道事業の廃止日を4月1日に繰り上げ JR東日本」『乗りものニュース』2020年1月31日。2020年3月7日閲覧。
- ^ 『路線別ご利用状況(2018~2022年度)』(PDF)(レポート)東日本旅客鉄道 。2024年6月22日閲覧。
- ^ a b 三好佑治『沿線人口が鉄道の輸送量に及ぼす影響と各路線の集客能力の指標』(PDF)(レポート)高知工科大学工学部社会システム工学科、3-4頁。 オリジナルの2014年8月21日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『路線別ご利用状況』(PDF)(レポート)九州旅客鉄道 。2024年6月22日閲覧。
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