バス高速輸送システム
英語:Bus Rapid Transit
バス専用道路を設け、一般的なバスの運行システムよりも高速・高頻度にバスを運行するシステム。
バス高速輸送システムは専用道を走行するため、一般道の渋滞などの影響を受けずに、より正確な定時運行を実現できる、大容量化や高頻度化が容易である、軌道が必要な鉄道などに比べて低コストに整備できる、などのメリットがある。
バス高速輸送システムは、都市部の基幹交通システムのひとつとして導入される場合と、地方で経営難から廃線になった鉄道の代替として導入される場合がある。
2011年3月に発生した東日本大震災の影響で、2012年2月現在、JR気仙沼線など9つの路線が運行不能の状態に陥っている。これらの路線を迅速かつ低コストに復興させる方法として、バス高速輸送システムの導入も検討されている。
バス・ラピッド・トランジット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/29 02:06 UTC 版)
バス・ラピッド・トランジット(英: bus rapid transit, BRT)とは、バスを基盤とした大量輸送システムである。日本語ではバス高速輸送システム(バスこうそくゆそうシステム)とも呼ばれる。
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- ^ 国土交通省は「BRTの導入促進等に関する検討会」の中でBRTを「連節バス、PTPS(公共車両優先システム)、バス専用道、バスレーン等を組み合わせることで、速達性・定時性の確保や輸送能力の増大が可能となる高次の機能を備えたバスシステム」としている。
- ^ a b Global BRT Data
- ^ Greenfield, John (2013年3月12日). “Taking the Guesswork Out of Rating BRT: An Interview With Walter Hook | Streetsblog Chicago”. Chi.streetsblog.org. 2014年2月24日閲覧。
- ^ What is Select Bus Service? NYC Metropolitan Transit Authority. Retrieved 12 March 2010
- ^ Characteristics of BRT for decision making. page ES-8. Federal Transit Administration (August 2004).
- ^ 『鉄道ファン』2012年7月号「BRTの現状と実例」p.42
- ^ 新交通(BRT)導入 - 日立市
- ^ “「岐阜市型BRT」の導入について”. 岐阜市 (2015年4月1日). 2016年1月24日閲覧。
- ^ りゅーとのここが変わります (PDF) - 新潟交通、2015年9月2日
- ^ パンフレット「新潟市BRT第1期導入事業概要」3 (PDF) - 新潟市、2016年3月30日付
- ^ パンフレット「新潟市BRT第1期導入事業概要」6 (PDF) - 新潟市、2016年3月30日付
- ^ “「連節バス」定着へ快走 福岡市は順調、北九州市も19年度導入へ “輸送の効率化”を切り札に” (日本語). 西日本新聞Web 2018年8月28日閲覧。
- ^ “都心と臨海副都心とを結ぶBRTについて”. 東京都都市整備局. 2016年2月12日閲覧。
- ^ “BRT社会実験の運行計画の策定について”. 大阪市高速電気軌道. 2018年7月5日閲覧。
- 1 バス・ラピッド・トランジットとは
- 2 バス・ラピッド・トランジットの概要
- 3 各国のBRT
- 4 出典
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