都市索道とは? わかりやすく解説

都市索道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/09 13:22 UTC 版)

都市索道(としさくどう)は、索道のうち、都市における交通手段として用いられているものを指す。都市型索道都市型ロープウェイとも呼ばれる。


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都市索道

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索道」の記事における「都市索道」の解説

詳細は「都市索道」を参照 索道スキー場山間部観光用使われる事例多かったが、2010年代頃からエミレーツ・エア・ラインシンガポール・ケーブルカーミ・テレフェリコザイルバーン・コブレンツなど、中・短距離都市交通としてゴンドラリフト都市型ロープウェイ3Sロープウェイなどが導入される事例増えている。 都市索道は従来交通機関比べ、以下の特徴があるとされる空中を通るため、都市空間有効活用できる 自動循環式場合待ち時間がなく、定時制優れ道路渋滞交通事故左右されない 急勾配長大スパンにより、丘陵河川積雪地域など、地形影響受けない 橋やトンネル不要無人運転可能なため、建設維持費等のコストが低い 排気ガス騒音少なく環境への負担少なバリアフリー対応 これに対し下記横浜市計画に対しては、計画地域商業事業者から「景観損ねる」という理由からの反対意見出されている。また、上空ゴンドラから見下ろされ地域住民からはプライバシーへの配慮求められる事もある。その例として、2005年開催され2005年日本国際博覧会愛・地球博」では、2つ分散した会場を結ぶためのロープウェイ市街地上空通過する必要が生じ、その区間ではゴンドラガラス白く濁らせて周囲見えなくする対応がなされた愛知万博の交通#会場内交通)。また、輸送力では上記ザイルバーン・コブレンツにおいては3Sロープウェイ用の大型搬器採用(形式:ZETA定員35人)により、一方向毎時7600人を確保しているものの、一般的な単線自動循環式ゴンドラリフトエミレーツ・エア・ラインミ・テレフェリコでは搬器小型(形式:OMEGA IV定員10人)なため一方向毎時最大4000人と、通常の鉄道地下鉄を含む)よりは輸送力小さい(山手線導入されているE235系電車の約2-4編成当にしかならない)。しかし連節バスを含む路線バスBRT比較する輸送力大きく(定員60人のバス66台分、毎分1本以上の運行間隔に相当)、運行必要な人員遥かに少なくて済むため、都市内での導入では「新交通システム」の名で日本各地普及している自動案内軌条式旅客輸送システム(AGT)、及びミニ地下鉄などの「中量軌道輸送システム」との比較検討が行われる。 日本場合1951年から1953年にかけて東京都渋谷区渋谷駅前東急百貨店東横店にあった「ひばり号」の特殊例を除くと本格的な導入事例2020年代に入るまでなかったものの、2021年4月22日に、日本初常設型都市索道として桜木町駅運河パーク駅間にYOKOHAMA AIR CABIN開業した。その他東京都江東区汐留有明)や福岡市博多駅博多港)、横浜市横浜駅みなとみらい地区山下埠頭)などにも都市索道の計画構想がある。

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