都市索道
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都市索道(としさくどう)は、索道のうち、都市における交通手段として用いられているものを指す。都市型索道や都市型ロープウェイとも呼ばれる。
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都市索道
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詳細は「都市索道」を参照 索道はスキー場や山間部の観光用に使われる事例が多かったが、2010年代頃からエミレーツ・エア・ラインやシンガポール・ケーブルカー、ミ・テレフェリコ、ザイルバーン・コブレンツなど、中・短距離の都市交通としてゴンドラリフトや都市型ロープウェイ、3Sロープウェイなどが導入される事例が増えている。 都市索道は従来の交通機関と比べ、以下の特徴があるとされる。 空中を通るため、都市空間を有効活用できる 自動循環式の場合は待ち時間がなく、定時制に優れる 道路渋滞や交通事故に左右されない 急勾配や長大スパンにより、丘陵、河川、積雪地域など、地形の影響を受けない 橋やトンネルが不要で無人運転も可能なため、建設・維持費等のコストが低い 排気ガス、騒音が少なく環境への負担が少ない バリアフリー対応 これに対し、下記の横浜市の計画に対しては、計画地域の商業事業者から「景観を損ねる」という理由からの反対意見が出されている。また、上空のゴンドラから見下ろされる地域住民からはプライバシーへの配慮を求められる事もある。その例として、2005年に開催された2005年日本国際博覧会「愛・地球博」では、2つに分散した会場を結ぶためのロープウェイが市街地上空を通過する必要が生じ、その区間ではゴンドラのガラスを白く濁らせて周囲を見えなくする対応がなされた(愛知万博の交通#会場内の交通)。また、輸送力では上記のザイルバーン・コブレンツにおいては3Sロープウェイ用の大型の搬器の採用(形式:ZETA、定員35人)により、一方向毎時7600人を確保しているものの、一般的な単線自動循環式ゴンドラリフトのエミレーツ・エア・ラインやミ・テレフェリコでは搬器が小型(形式:OMEGA IV、定員10人)なため一方向毎時最大4000人と、通常の鉄道(地下鉄を含む)よりは輸送力が小さい(山手線に導入されているE235系電車の約2-4編成相当にしかならない)。しかし連節バスを含む路線バスやBRTと比較すると輸送力が大きく(定員60人のバス66台分、毎分1本以上の運行間隔に相当)、運行に必要な人員も遥かに少なくて済むため、都市内での導入では「新交通システム」の名で日本各地に普及している自動案内軌条式旅客輸送システム(AGT)、及びミニ地下鉄などの「中量軌道輸送システム」との比較検討が行われる。 日本の場合、1951年から1953年にかけて東京都渋谷区の渋谷駅前、東急百貨店東横店にあった「ひばり号」の特殊例を除くと本格的な導入事例は2020年代に入るまでなかったものの、2021年4月22日に、日本初の常設型都市索道として桜木町駅~運河パーク駅間にYOKOHAMA AIR CABINが開業した。その他東京都江東区(汐留〜有明)や福岡市(博多駅〜博多港)、横浜市(横浜駅〜みなとみらい地区〜山下埠頭)などにも都市索道の計画・構想がある。
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