レールバス
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レールバスとは、バスなどの自動車の装備を流用した、もしくはそれをベースに造られた小型の気動車である。軽量で製造・運用コストが低いことから、乗客の少ない閑散路線への投入が古くから行なわれている。
注釈
- ^ 森信勝『静岡県鉄道興亡史』 (静岡新聞社、1997年)224頁や岡本憲之『全国軽便鉄道 失われたナローゲージ物語300選』(JTB、1999年)103頁には西遠鉄道車両とあるが、湯口徹『内燃動車発達史 上巻』(ネコ・パブリッシング、2004年)150頁によれば三重鉄道シハ31の写真とある。また『日車式瓦斯倫機動車 昭和六年』(日本車輌製造株式会社、1931年)掲載の「日車式瓦斯倫機動車供給一覧表」(pp.1 - 4)において日本車輌製造から「西遠鉄道」への供給実績は掲載されておらず(ただし同社が運行を委託していた遠州電気鉄道向け2フィート6インチ軌間・前輪ボギー式単端式気動車8両の納入実績は存在する)、更に当該車両の前部台車の軸受が日車製軌道自動車では例外的な平軸受であること、形式番号として「シハ31」が読み取れること、社紋の形状が三重軌道のそれに酷似することなどから、これは三重軌道シハ31のメーカー写真である可能性が高い。
- ^ この車輛は車体だけではなく台枠、軸受けなどにも自動車式の工法を取り入れているのが特徴である。
- ^ 湯口徹 『鉄道ファン』号213 - 223号に連載。戦後製レールバスと単端式気動車をバスに対抗するために作られた、バス(自動車)の部品や技術を使った小型気動車という点から同一視して扱っている。
- ^ 称号は043-2001。
- ^ 排気量8,550cc、連続定格出力165馬力/2,300rpm。
- ^ 鉄道・道路・中立の3ポジションが用意されていた。
- ^ 2台の台車は車体側の方向転換を考慮して共通設計となっており、共に駆動系を装架する。このため、常時片方の台車の駆動系が空回りし続けるという効率の悪い設計であった。
出典
- ^ 『官報』1919年11月22日(国立国会図書館デジタル化資料)矢沼商店の広告
- ^ 阿佐海岸鉄道、線路・道路両用車両を20年までに導入日本経済新聞、2017年2月4日
- 1 レールバスとは
- 2 レールバスの概要
- 3 関連項目
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