デュアル・モード・ビークル
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デュアル・モード・ビークル(Dual Mode Vehicle, DMV[1])とは、列車が走るための軌道と自動車が走るための道路の双方を走行できるよう、鉄道車両として改造されたバス車両のことである[2]。
注釈
- ^ 車上装置には、青、黄、赤、×赤の4つのランプによる車内信号が現示され速度制限防護、終端防御、後退防御を行う。
出典
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- ^ 東武伊勢崎線にJR両毛線乗り入れを提言。わたらせ渓谷鉄道のDMV導入も-鉄道網活性化研究会/群馬2009年4月17日 東京新聞群馬版[リンク切れ]
- ^ “平成19年度公共交通活性化総合プログラム案件”. 国土交通省九州運輸局 (2007年). 2019年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月10日閲覧。
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- ^ “新交通システムの事例” (PDF). 山梨県. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月3日閲覧。
デュアル・モード・ビークル
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「レールバス」の記事における「デュアル・モード・ビークル」の解説
詳細は「デュアル・モード・ビークル」を参照 2004年に、北海道旅客鉄道(JR北海道)が日産・シビリアンを種車にしたデュアル・モード・ビークル(DMV)を試作、2007年には釧網本線で限定的な運用を行っている。2008年にはトヨタ製の新車を落成させ、早ければ2015年に営業運転に投入する予定だったが、2013年にDMVとは無関係にJR北海道管内で事故が多発した影響により、DMVの導入は断念された。 その後、2017年には、徳島県海部郡海陽町の海部駅と高知県安芸郡東洋町の甲浦駅とを結ぶ阿佐東線を運営する阿佐海岸鉄道が、2020年を目途にDMV導入を決定したと報じられている他、上述のように一旦は導入を断念したJR北海道も、2015年冬に起きた高波被害により鵡川駅 - 様似駅間が運休中の日高本線の代替交通案の1つとしてDMV導入を沿線自治体から求められていることを自社公式プレスリリースにて明らかにしていた。
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デュアル・モード・ビークル
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「阿佐海岸鉄道」の記事における「デュアル・モード・ビークル」の解説
DMV93形全車両、トヨタ自動車製4代目コースター。各車両に以下の愛称がある。DMV931号「未来への波乗り」 DMV932号「すだちの風」 DMV933号「阿佐海岸維新」
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デュアル・モード・ビークル
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「日本のバス車両」の記事における「デュアル・モード・ビークル」の解説
詳細は「デュアル・モード・ビークル」を参照 道路と鉄道の鉄軌道の両方を走行する機能を備えた車両。1963年に国鉄が、鉄道末端区間でのバスとの乗り換えを解消する目的で、アンフィビアン(両生類)バスの名で試作したが、重量過大などから実用化はされなかった。2004年からJR北海道が実用化に向けて試験していたが、経営上の理由から2015年に終了となった。これを阿佐海岸鉄道(徳島県)が採用し、路線末端区間での軌道・道路直通運行を2020年より開始することで実用の日の目を見ることとなった。
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固有名詞の分類
北海道旅客鉄道の気動車 | 国鉄キハ80系気動車 フラノエクスプレス デュアル・モード・ビークル ニセコエクスプレス JR北海道キハ201系気動車 |
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