トラムトレイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/09 15:32 UTC 版)
トラムトレイン(Tram-train)とは、高規格の路面電車(トラム)の車両[1]を一般の都市間鉄道路線上で走らせる形態の軌道輸送交通機関を指す。多くの事例では郊外の専用軌道から都心部の併用軌道へ、乗り換えを必要としない利便性の高い路面電車として走行している。
- ^ 英語圏では路面電車を発展させた高規格車輛をライトレール車輛(LRV)と呼ぶことがある。
- ^ 従来の旅客列車を路面電車線直通車に置き換えた路線に呼称の対象を限定し、貨物線と路面電鉄が軌道を共有するケースや、廃線敷の流用事例は対象外とする場合がある。
- ^ たとえば、デュッセルドルフのK線・D線、ボンのジークブルク方面、ゴータのテューリンゲンバルトバーンなどが該当する。日本での、広島電鉄宮島線・市内線(本線)、福井鉄道、名古屋鉄道岐阜地区に似た事例である。
- ^ これらは路面電鉄の単純な発展形とみなされ、法令も路面電鉄および地下鉄に関するもの(BOStrab:Verordnung über den Bau und Betrieb der Straßenbahnen)に基いていることが多い。
- ^ 富山ライトレールは英国のライトレール関連団体「LRTA」の分類に従ったものだが、実態は鉄道線の市内線への完全改築である。このような事例は米国のサンディエゴ、英国のロンドン(クロイドン)等にもあるが、そちらはLRTAではトラムトレイン扱いしていない。パリ郊外のT4線も同様だが、こちらはwikipediaドイツ語版に従い、本項で述べた。
- ^ “基隆-南港間でライトレール建設へ 台湾北部の共同繁栄目指す”. フォーカス台湾. (2017年3月18日)
- ^ (繁体字中国語)“基隆輕軌不如台鐵增班、跳蛙?鐵工局:容量已達上限、會慢車等快車”. 中時電子報. (2017年3月21日)
- 1 トラムトレインとは
- 2 トラムトレインの概要
- 3 概要
- 4 参考文献
トラムトレイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 23:15 UTC 版)
デュワーグ (DUEWAG) GT 8-100C/2S形電車 デュワーグGT 8-100D/2S-M形電車ドイツ・カールスルーエのLRTで、8軸3車体連節車。ドイツ鉄道へ乗り入れるため、直流750Vと交流15,000V16 2/3Hz[要出典]の2電源に対応する。VBK (Verkehrsbetriebe Karlsruhe GmbH) では、801形・821形・837形を保有する。ドイツ鉄道 (DB Regio) も同型の450形を保有する。 ザールバーン (Saarbahn) 1000形電車ザールブリュッケンのLRTで、2電源対応の8軸3車体連節車。乗り入れ先のドイツ鉄道も同型の451形電車を保有。 RBK (Regionalbahn Kassel GmbH) 701形電車カッセルのLRTで、直流600Vと交流15,000V16 2/3Hz[要出典]の2電源に対応した8軸3車体連節車。乗り入れ先のドイツ鉄道も、同型の452形電車を保有。 フランス国鉄 U25500形電車パリ郊外のT4線用のLRT。既開業区間は、SNCF線からの引継ぎ路線であり全線交流電化であるが、将来の路面区間走行を考慮して2電源対応の交直両用となっている。
※この「トラムトレイン」の解説は、「交直流電車」の解説の一部です。
「トラムトレイン」を含む「交直流電車」の記事については、「交直流電車」の概要を参照ください。
- トラムトレインのページへのリンク