450形
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450形は英国型デジロで最初の納入形式であり、サウス・ウェスト・トレインズが運行するウォータールー駅からアルトン (Alton, Hampshire)、ベイシングストーク (Basingstoke)、ハンプシャーとドーセットの海岸方面への通勤・近郊列車向けに発注された。直流750Vの第三軌条方式を採用する。 4両編成127本が製造され、2003年に運用を開始した。後に17編成が追加納入され、2006年末から2007年にかけて運用に投入された。
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450形
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「国鉄400形蒸気機関車」の記事における「450形」の解説
450形は、1897年アメリカ・ブルックス・ロコモティブ・ワークス製のA8系(製造番号2784 - 2787)である。運転室の深い屋根や蒸気ドームの形状など、デザイン上は同社製の特徴を備え、ボイラー上の砂箱や弁装置にスチーブンソン式アメリカ形を採用するなど、多分にアメリカナイズされ、一見別の形式のように見えるが、各部の寸法の特徴はは紛れもなくA8系であった。和歌山線の前身である紀和鉄道が、1898年の開業用に用意したもので、紀和鉄道ではA1形 (1 - 4) と称したが、同社が1904年8月に関西鉄道に買収されたのにともない、形式81「友鶴」(ともづる)形 (82 - 85) となった。 1907年の関西鉄道国有化後に実施された改番では、450形 (450 - 453) となり城東線(現在の大阪環状線の一部)で使用されたが、1917年に450-452が筑波鉄道の開業用に、453が樺太庁鉄道に譲渡された。筑波鉄道に移った3両は同社の1 - 3となったが、使用成績はあまり良くなかったようである。1924年から翌年ごろにかけて新製機関車購入の際に下取りに出され、汽車製造の所有となった。3両は、工場内の入換用として使用されたが、結局ここでも持て余されて売りに出されたものの、買い手が付いたのは3のみで、残りの2両は解体された。この3は、1928年に胆振鉄道(後の胆振線の一部)の建設用に転じて同社の1となり、胆振縦貫鉄道へ合併によって同社へ籍を移したが、喜茂別の日鉄鉱業専用線に譲渡され、戦時買収の対象とはなっていない。同線では、1955年頃まで使用され、解体された。 一方、樺太庁鉄道に転じた453は、汽車製造(推定)で水タンクや炭庫、運転室などの大改造を受け、大幅に形態が変わった。その後、樺太鉄道に譲渡されて同鉄道の建設用に使用され、1936年から休車となっていた。1943年の南樺太の内地編入にともない、再び国有鉄道籍となったが、終戦直前の1945年に廃車された。 主要諸元 全長 : 10516mm 全高 : 3607mm 軌間 : 1067mm 車軸配置 : 2-4-2 (1B1) 動輪直径 : 1321mm (4ft4in) 弁装置 : スチーブンソン式アメリカ型 シリンダー(直径×行程):356mm×508mm ボイラー圧力 : 9.8kg/cm2 火格子面積 : 1.11m2 全伝熱面積 : 67.2m2煙管蒸発伝熱面積 : 61.3m2 火室蒸発伝熱面積 : 5.9m2 ボイラー水容量 : 2.5m3 小煙管(直径×長サ×数) : 44.5mm×2,927mm×150本 機関車運転整備重量 : 36.41t 機関車空車重量 : 27.10t 機関車動輪上重量(運転整備時) : 21.79t 機関車動輪軸重(第2動輪上) : 11.07t 水タンク容量 : 4.53m3 燃料積載量 : 2.24t 機関車性能シリンダ引張力(0.85P): 4060kg ブレーキ装置 : 手ブレーキ、蒸気ブレーキ
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