Bus Rapid Transit

新語時事用語辞典

バス高速輸送システム

別名：BRT、バスラピッドトランジット
英語：Bus Rapid Transit

バス専用道路を設け、一般的なバスの運行システムよりも高速・高頻度にバスを運行するシステム。

バス高速輸送システムは専用道を走行するため、一般道の渋滞などの影響を受けずに、より正確な定時運行を実現できる、大容量化や高頻度化が容易である、軌道が必要な鉄道などに比べて低コストに整備できる、などのメリットがある。

バス高速輸送システムは、都市部の基幹交通システムのひとつとして導入される場合と、地方で経営難から廃線になった鉄道の代替として導入される場合がある。

2011年3月に発生した東日本大震災の影響で、2012年2月現在、JR気仙沼線など9つの路線が運行不能の状態に陥っている。これらの路線を迅速かつ低コストに復興させる方法として、バス高速輸送システムの導入も検討されている。

（2012年2月10日更新）

デジタル大辞泉

バス‐ラピッドトランジット【bus rapid transit】

読み方：ばすらぴっどとらんじっと

道路上に専用軌道を設け、複数の車両を連結したバスを走らせる交通システム。バス高速輸送システム。BRT。

ビー‐アール‐ティー【BRT】

読み方：びーあーるてぃー

《bus rapid transit》⇒バスラピッドトランジット