実態との乖離
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 22:18 UTC 版)
幹線と地方交通線の分類は1981年の制定以来原則として改訂が行われていないので、秋田新幹線が毎日10数往復するようになった田沢湖線や、青函トンネルを越える高速貨物列車が多数運転される津軽線、閑散区間の廃止が行われた可部線と札沼線、後に当時の「幹線系線区」となる輸送密度の基準(8,000人/日以上)を上回った武豊線・八高線や東金線などが地方交通線のままになっている。また逆に貨物輸送の実績で幹線に指定されたものの、その後貨物列車が廃止された美祢線や宇部線が幹線のままであるなど輸送実態の変化に合わなくなった事例も生じている。 2016年3月22日以降定期旅客列車の設定がなくなった海峡線は旅客営業規則上は引き続き地方交通線として残されているが、多くの部分で線路を共用する北海道新幹線の奥津軽いまべつ - 木古内には幹線運賃が適用される形となった。
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