実態と終焉とは? わかりやすく解説

実態と終焉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ()

Carbon」の記事における「実態と終焉」の解説

当初Apple説明では、Carbon対応したアプリケーションは、CarbonLibをインストールしたMac OS 9Mac OS Xで(それぞれのOS特有の機能除けば同じよう動作可能というものであった。しかし実際にはCarbonLibには問題多くデベロッパMac OS 9Mac OS X用にコード書き分けねばならない場面多かったユーザーMac OS Xへの移行迅速に進んだため、結局両方OS動作可能というメリット活かされることはあまりなかった。 Mac OS X v10.2からMac OS X v10.4にかけて、CarbonCocoa模したHIObject(カスタムコントロール作成するための機能セット)の導入や、Mac OS X全体共有基盤といえるCore Foundationとの互換性強化など、当初Cocoa同等開発基盤として徐々に構造近代化計られた。 しかしながらMac OS X v10.5での64ビット対応UI部分見送られ64ビット完全対応にはCocoaへの移行必須となるなど、AppleGUIフロントエンドとしてのCarbon徐々にフェードアウトさせ、Cocoaメインとする姿勢強めていった。Mac OS X v10.6では従来CarbonベースだったQuickTimeFinderCocoa作り直されている。 さらにMac OS XPowerPC CPUのみならずインテルCPU上へも移植されIntel MacではCocoaアプリケーションMach-O Carbonアプリケーションは再コンパイルすることでネイティブ動作するとされていた一方CFM Carbonアプリケーションネイティブ動作せず、Rosetta環境上で動作となったRosetta環境Mac OS X Lion廃止され次のOS X Mountain LionではCarbon自体利用非推奨となったmacOS Catalinaからは32bitアプリケーションへの対応と共にCarbon廃止されたため、Cocoa作り直されていないCarbonアプリケーションは完全に動作しなくなった

※この「実態と終焉」の解説は、「Carbon」の解説の一部です。
「実態と終焉」を含む「Carbon」の記事については、「Carbon」の概要を参照ください。

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