諮るとは?

諮る

読み方:はかる

諮る(はかる)とは、他人に意見求めたり相談したりすること。「会議に諮る」「役員会に諮る」といった表現用いられることが多い。「諮」の字は音読みでは「シ」と読む。訓読みが「はか-る」である。「諮」の字を使った語としては「諮問シモン)」や「諮詢シジュン)」が挙げられる。「諮問」も「諮詢」も、他の機関とりわけ専門委員会や有識者会議など)に話を持っていって意見求める、という意味で用いられる。行政機関専門家有識者へ諮る(意見求める)ために設置した機関を「諮問機関」という。 諮問を行う主体である官庁を「諮問庁」という。
「諮る」と同様「はかる」と読む字には「計る」「図る」「量る」「測る」「謀る」などがある。「計る」や「図る」は「計画立てる」という意味合いが強い。「計る」には計算計測の意味もある。「測る」と「量る」は計測軽量の意味が強い。「量る」には推量推し量る)の意味もある。「謀る」は、他人を陥れようと策略を練る(はかりごと)という意味がある

はか・る【計る/量る/測る/図る/謀る/諮る】

[動ラ五(四)《「はか」に活用語尾の付いたもの

計る測る量る

㋐ある基準をもとにして物の度合い調べる。特に、はかり・ゲージなどの計測機器測定する。「体温を—・る」「距離を—・る」

推しはかって見当をつけるおもんぱかる忖度(そんたく)する。「己をもって人を—・る」「真意を—・りかねる」

(図る・謀る

物事考え合わせて判断する。見はからう。「時期を—・る」「敵情を—・る」

企てるもくろむ。「自殺を—・る」

謀る

はかりごとをする。たくらむ。「悪事を—・る」

あざむくたばかる。「さては—・られたか」

(図る)

㋐くふうして努力する。「再起を—・る」「利益を—・る」

㋑うまく処理する。とりはからう。「便宜を—・る」

(諮る)相談する。「会議に—・って決める」

[補説] 1㋐について、「計る」は時間・数、「測る」は長さ・高さ・深さ広さ程度、「量る」は重さ容積調べる際に使うことが多い。

[可能] はかれる


はか・る【計・量・測・図・謀・諮】

〔他ラ五(四)

[一] (計・量・測) 物の数量、または時間度合一定の単位比較して確かめる。秤、(ます)、ものさし時計などの計器測定する。計量計算する。

東大寺諷誦文平安初期点(830頃)「外道丈尺を以て計(ハカリ)しかども、知ること能はず」

平家13C前)七「たとへば嬰児のをもって巨海量り

[二] (図・諮・議相談する。協議する。自分意見を人にただす。

霊異記810‐824)上「時に市人評(ハカリ)て曰はく其の篋を開く可しといふ。〈興福寺訓釈 評 波加利天〉」

[三] みずから考えたり推察したりする。

思いめぐらす考慮する分別する。

書紀720神代上(兼夏本訓)「故、思兼神深く謀(はかり)遠く慮(たはか)り」

おしはかる推察する。予想する。想像する。

土左(935頃)承平五年二月四日「このかぢとりは、日もえはからぬかたゐなりけり

浄瑠璃鎌田兵衛名所盃(1711頃)下「はかりがたきは人心

うかがいみる見はからう配慮する。

打聞集1134頃)龍樹菩薩隠形事「其後に人まをはかりて龍樹菩薩は賢う宮の内をば迯(にげ)のがれ給て」

[四] (計・謀

物事情況考え処置する。画策する。企てる

続日本後紀承和九年(842)七月戊午宣命国家を傾亡むと謀(はかレ)り」

欺く。だます。たばかるまた、まどわす

土左(935頃)承平五年一月一八日「立つ波か花かと吹く風ぞよせつつ人をはかるべらなる」

徒然草1331頃)一九四「或人の、世に虚言を構へ出して、人をはかる事あらんに」

[補注]「はか」は「はか」(目あて・あてど・仕事進度)「刈りばか」(刈り取る分担範囲・量)「はかどる」「はかばかし」「はかなし」等と同根で、「そこはかと(なし)」とも同根とする説もある。




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