UI
「UI」とは・「UI」の意味
UIとは、使い手とサービスなどの間にできる接点のことである。ユーザーインターフェースという言葉を略したものだ。特にweb制作やアプリにおけるUIは、画面などの見た目や操作性のことを指す。英語表記は、User Interfaceとなっている。Userは、利用者やユーザーという意味をもっている単語である。Interfaceの日本語訳は、境界面や接点である。UIが優れていることで、webサイトやアプリをスムーズに使えるようになる。実際、ゲーム業界において、キャラクター選択などが、使いやすいように工夫されている。デザインが快適だったり、操作性が高かったりすると没入感や満足度は高くなる。ホームページの場合デザインやフォントなども具体例として挙げられる。
また、何らかのサービスを作る際、UIは、重要な要素と言われている。一方で、この言葉についてなぜ必要なのか説明できないという方もいるのではないだろうか。理由は、使い手の満足度に影響を与えるからである。欲しい情報がどこにあるのかわからないデザインは、ユーザーが離れてしまう原因となる。文字や絵がごちゃごちゃしていたりすることも、不快感を与える要素だ。サイトを訪れる際、知りたいことややりたいことをもってアクセスする方が多い。目的を達成させるため、どのようなことをすべきかきちんと考える必要がある。
「UI」の熟語・言い回し
UIの熟語や言い回しは、以下の通りである。UIデザインとは
UIデザインとは、使い勝手のよいインターフェースをデザインすることだ。例えば、電源ボタンやホームボタンをわかりやすい位置に配置したりすることである。物理的なものだけでなく操作画面などもインターフェースの一部だ。
日本では、UIデザインを取り入れることで成果を出したサービスが存在している。例えば、コミュニケーションアプリのLINEである。スマホや携帯電話所有者の8割が利用している人気のサービスだ。LINEが登場する前の連絡手段は、メールであることが多かった。前の会話を読み返す際,、メールは他の画面に飛ばないといけないので面倒だ。しかし、画面1つでやり取りできるデザインによってスムーズに確認できるようになった。
UIデザインを行う際の基本となる考えは、使う人の負担や手間を減らすことだ。分厚い説明書や複雑な操作を覚えさせることは、かなり負担になる。また、販売の対象となる方に最適なデザインを考えておくことも欠かせない。低年齢向けのサービスについて考える場合、色や形を使って表現することがよい。なぜなら、文字を理解できる小さな子どもは少ないからだ。加齢とともに誰でも起こる可能性のある老眼。高齢者をターゲットとする場合、大きな文字のデザインを作成することが望ましい。誰に向けてデザインを作るか決まっていないケースで、よいUIの作成は、困難だと言える。
UIが悪いとは
UIが悪いは、ユーザに不快な気持ちを抱くようなUIという意味で用いられている。よくないUIは、商談や顧客獲得の機会を失うリスクを発生させる。ネットで商品を購入する際、入力について完了できない経験をした方もいるだろう。この現象は、エラー内容が表示されないときに起こりやすい。ページにエラー発生箇所や説明をまとめて表示するなどといった対策が有効だ。
UIが良いとは
ユーザーが使いやすさや魅力を感じるようなUIのことを指す。これを作るためには、スティーブ・クルーグのある言葉が欠かせない。Don’t make me thinkという言葉である。このワードの日本語訳は、ユーザーに考えさせるなである。特に、クリックできるのかわからないボタンや理解できない言葉の多用は、よくない。なぜなら、ユーザーを迷わせる要素の1つとなるからだ。使い手がわからないと感じる部分をできるだけ取り除くことが、優れたものを作る鍵だ。
考えさせないUIを作るために、ユーザーの疑問についてできるだけ把握しておくことも重要だ。最も手軽で効果的な方法は、ユーザテストである。ユーザーテストとは、サービスなどについて、第三者に試してもらうことを目的としたものである。ユーザーテストを行うには、検証するサイトやプロトタイプを準備する。そして対象となるユーザーの思考パターンや行動に関する仮説を立てていく。制作者が気付けない問題点や改善点を新たに発見するきっかけとなる。実際5人のテストで、ユーザビリティ上の問題のうち85%を発見できるとヤコブ・ニールセン博士は提言している。なお、デンマーク出身のヤコブ・ニールセンはユーザビリティ業界の第一人者である。
システムUIとは
システムUIは、システムユーザーインターフェースの略称である。Android端末とユーザーが情報をやり取りする際に実行される。デバイスの電源が入っているときのみに起動するものだ。これを構成するものは、主に6つ存在している。まず、認証するために利用されるロック画面 UIである。画面の左側や下部に配置できるナビゲーションバーも含まれている。このバーは、ファセットボタンや通知パネルの切り替え機能を提供している。
3つ目は、BluetoothやWi-Fiの接続アイコンをサポートするステータスバーである。画面の上から下にスワイプできるプルダウン通知パネル機能などの利用を可能にしている。システムUIやユーザー スイッチャー UI、音量 UIも構成する要素の1つだ。
「UI」の類義語・例文
UIと似た意味をもっているワードについて、UXが挙げられる。UXとは
UXの意味は、製品などを利用することで得られるユーザー体験だ。この言葉とUIは見た目が類似していることから混同されやすい。両者の違いについてよくわからないと悩んでいる方が多いのではないだろうか。UIとUXの異なる点は、範囲の広さである。一般的に、UXの指す範囲は、ユーザーインターフェースよりもかなり広い。顧客対応や商品の配送などといったすべてを通じた体験がUXと定義されている。これには、見た目などを表すUIが、もちろん含まれている。したがって、UIはユーザー体験を向上させる際の必要不可欠な手段であると言える。
UXには、5段階のモデルが存在している。これは、デザイナーのJesse James Garrettが考えた概念だ。Elements of User Experienceという本にて提唱されている。構造や用件などといった要素から成り立っていることが特徴である。第1段階は、戦略と呼ばれている。ここでは、使い手やサイトの目的を定義する。具体的には、どのようなユーザーが、どのようなニーズを持ってサイトに訪れるかだ。
第2段階は、ユーザーの目的を満たすための要件を決定する。webページのレイアウトを定めるワイヤーフレームなどが例として挙げられる。ユーザー体験を最大化できるような内容や機能を考えていくことが大切である。上記の定義に沿って、アプリケーションの構造設計を行うことは、3つ目のフェーズだ。ここでは、製品やサービスと人々がどのようにつながり合うかをデザインする。
UXの5段階モデルは、ステップを守ることで、目的から外れずに開発を行える。開発プロセスを段階に分けるため、問題の場所が把握しやすいこともメリットだ。ビジネスの成功に、問題解決は必要不可欠とされている。ビジネスについて成功する確率を高めることが可能と言える。
デザインやビジネスの分野で頻繁に利用されるUI。UIを利用した例文について5つに分けて紹介していく。
例文
・勤めている会社で、UIデザイナーの募集が行われている。
・優れたUIを作ることは、収益アップにつながる。
・将来の夢は、UIデザイナーになることだ。
・webデザイナーはUIを学んでおくべきだ。
ユー‐アイ【UI】
ユー‐アイ【UI】
読み方:ゆーあい
《union identity》ユニオンアイデンティティー。労働組合のイメージアップをはかるための統合戦略。
ユー‐アイ【UI】
読み方:ゆーあい
UNIXインターナショナル
【英】UNIX International, UI
UNIXインターナショナルとは、UNIXの標準化を目指した業界団体の名称である。AT&TやSun Microsystemsなどが中心となって結成されたもので、富士通やNECなども参加していた。
UNIXインターナショナルの結成には、IBMやヒューレット・パッカードなどが中心となって結成された、同じUNIXの標準化団体であるOSF(Open Software Foundation)に対抗する意味があったという。両者は後に、双方ともに歩み寄る形でX/Openを発足した。UNIX商標権の中立化なども確立されて、UNIXインターナショナルは1993年に、UNIXの標準化が達成されたとの理由で解散した。
UI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/09 04:24 UTC 版)
UI
- 工学分野における、機械とそれを扱う者とで情報を伝達し合うための手段や機構 → ユーザインタフェース (User Interface)
- コンピュータソフトウエア製造工程における基本設計 → ユーザインタフェース設計 (User Interface Design)
- 労働組合のひとつ、全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟(UIゼンセン同盟)
- かつて存在したUNIX関連業界団体、UNIX Internationalの略称
- 鹿児島讀賣テレビのコールサイン (JOUI-DTV)
- 株式会社UI銀行 - インターネット専業銀行
- 命題論理の全称化・普遍例化 - UI (Universal Instantiation) 規則
- UI (利用者識別)
- u&i - NHKEテレの番組。
UI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 21:24 UTC 版)
「ソフトウェアコンポーネント」の記事における「UI」の解説
UIは機能ごとの小さなUIに分割できる。このUIコンポーネントは状態 (state)・処理 (logic)・見た目 (view) を1箇所に集約しカプセル化している。カプセル化のおかげで外部(例: DOM)に依存せずそれ単体で機能できる(自己完結している)。これらの再利用可能なUIコンポーネントを集めそれらの相互作用を定義することで、UI全体を構成することができる(c.f. マイクロフロントエンド)。
※この「UI」の解説は、「ソフトウェアコンポーネント」の解説の一部です。
「UI」を含む「ソフトウェアコンポーネント」の記事については、「ソフトウェアコンポーネント」の概要を参照ください。
UI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 22:55 UTC 版)
「3DCGソフトウェア」の記事における「UI」の解説
ソフトウェアによってUIやショートカットは異なるが、共通点も多い。 画面用途操作備考ツリービューリストビュー アウトライナ、アセット管理、ファイル表示 2Dビュー レンダリング表示、画像編集、2Dペイント、UV編集、マスク編集、リグ選択、フリップブック 2.5Dビュー 2.5Dペイント 3Dビュー オブジェクト編集、スカルプト、3Dペイント、リギング、スキニング、オブジェクト配置、アニメーション付け、シミュレーション表示 ドープシート アニメーション編集、コンポジット タイミング調整 グラフエディタ (カーブエディタ) アニメーション編集、コンポジット 補完設定 シーケンサー ノンリニアアニメーション、カメラシーケンサ、ノンリニア動画編集 トラック複製、オーバーラップ制御 スタックリストノードエディタ ヒストリ保存、非破壊編集、コンストレイント、ソルバー制御、コンポジット、ゲームロジック 上流の編集、グループ化による再利用、焼き付け・フリーズによる軽量化 スプレッドシート データインスペクタ、データ編集 テキストエディタ スクリプト編集、シェーダー編集 ブラウザ ヘルプ閲覧、イントラネット閲覧 Softimage Netview、Maya 8.0以前、Cinema 4D、Houdini 14以降、Modo 901以降などが組み込みブラウザを持っている。 3Dビューの視点の操作では、ポインティングデバイスとキーボードが使われている。ポインティングデバイス用UIでは、Autodesk製品が3DCG/3D CAD/3D GISの共通UIとして「ViewCube」を採用している (3ds Max、Maya 2008以降、Softimage 2011 SAP以降、Mudbox 2013以降、MotionBuilder 2009以降、Inventor 2009以降、Revit 2009以降、Fusion 360、InfraWorks 360など)。 ショートカットキー(ホットキー)は基本操作を含めソフトウェアによって大きく異なっていた。基本操作の移動-回転-拡大縮小だけでも、Mayaや3ds MaxやModoではW-E-R、SoftimageではV-C-X 、BlenderではG-R-S、LightWaveではT-Y-H、Cinema 4DではE-R-T、HoudiniではT-R-Eというように、それぞれ異なるキーが使われている。ゲームエンジンなどでは他のソフトウェアのショートカットに似せることが多く (Unity、UNIGINEなど)、Blenderも2.8で業界互換のキーマップが追加された。 コンテキストメニューは、円形メニューを採用するものが増えている (Maya、Modo、Blender 2.81以降、Houdini 16以降など)。 なお、UIの配色は、3DCG寄りのソフトウェアでは標準で暗い色が基調にされること多く (Maya 2011以降、3ds Max 2011以降、LightWave 10以降など)、CAD寄りのソフトウェアでは標準で明るい色が基調にされることが多い (SketchUpやRhinocerosなど)。近年ではOSにも標準でダークテーマとライトテーマの両方が搭載されるようになってきている (macOS Mojave以降、Windows 10 May 2019 Update以降など)。
※この「UI」の解説は、「3DCGソフトウェア」の解説の一部です。
「UI」を含む「3DCGソフトウェア」の記事については、「3DCGソフトウェア」の概要を参照ください。
UI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 04:20 UTC 版)
アプリ開発はDeNAのエンジニアが担当した。アプリ内の回遊性を重視しており、いろいろな作品を読んでもらえるように工夫してある。 雑誌形式を採用しており、ページをめくりながら1つの作品を読み終わると、そのまま次の作品に進むようになっている。当初はアプリを起動するとチュートリアルが出て、連載作品が一覧で表示されていた。現在では起動時に2つの人気作品を前面に出し、選びやすいようにしている。
※この「UI」の解説は、「マンガボックス」の解説の一部です。
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UI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 05:08 UTC 版)
ユーザーインターフェイス(UI)の大まかな設計はWJ編集者が担当し、細部は外部の専門企業に任せられた。アプリのプラットホームは株式会社ACCESSの電子出版ソリューション「PUBLUS(パブラス)」を採用した。ウェブ基盤もPUBLUSをベースに構築した。コンテンツの総合的運用は株式会社ICEが担当している。 「分かりやすいアプリ」にするためにコンテンツの量を抑え、本誌電子版と漫画電子書籍以外は全て無料で公開する。会員登録すれば購入したコンテンツを複数の端末で共有できる。解像度はルビが読める程度にしている。 作品はほぼ横読み。アプリで作品を最後まで読むと「いいジャン!」というボタンが表示され、そのボタンを押すと作品を評価することができる。「いいジャン!」は『LIVE』から受け継がれたシステムで、アプリ版では各作品の「いいジャン!」順位を見ることができる。また、不定期に読者アンケートが実施される。 作家と読者のコミュニケーション機能は作家の創作活動に良くないケースもあるとして、コメント欄の創設は慎重に行われた が、後に設置された。
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