UNIXインターナショナル
【英】UNIX International, UI
UNIXインターナショナルとは、UNIXの標準化を目指した業界団体の名称である。AT&TやSun Microsystemsなどが中心となって結成されたもので、富士通やNECなども参加していた。
UNIXインターナショナルの結成には、IBMやヒューレット・パッカードなどが中心となって結成された、同じUNIXの標準化団体であるOSF(Open Software Foundation)に対抗する意味があったという。両者は後に、双方ともに歩み寄る形でX/Openを発足した。UNIX商標権の中立化なども確立されて、UNIXインターナショナルは1993年に、UNIXの標準化が達成されたとの理由で解散した。
UNIX International
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/11/14 17:49 UTC 版)
Unix International(UI)はオープン標準、特にUNIXオペレーティングシステムの振興を目的として1988年に設立された業界団体。主なメンバーはAT&Tとサン・マイクロシステムズであり、両社の協業に対抗すべく Open Software Foundation (OSF) が結成され、さらにそれに対抗すべく結成されたものである。UI と OSF は、1980年代末から1990年代初めのUNIX戦争における二大陣営を表している。
UIには、サン・マイクロシステムズと関係の深い富士通、通信事業でAT&Tとも関係の深い日本電気および東芝も参加した。
1993年、UI と OSF の主要メンバー企業は Common Open Software Environment (COSE) イニチアティブの結成を発表した。その後、UI と OSF は合併することとなり、1994年3月に新たな OSF に統合された。これがさらに1996年に X/Open と合併し、The Open Group が結成されたのである。
参考文献
- Chapter 11. OSF and UNIX International (Peter H. Salus, The Daemon, the GNU and the Penguin)
- UI / OSF merger announcements
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