フォントとは? わかりやすく解説

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font

別表記:フォント

「font」の意味・「font」とは

「font」は、印刷デジタルメディアにおける文字スタイルデザインを指す言葉である。具体的には、文字形状大きさ太さ間隔など、文字構成する要素全体包括する概念である。例えば、Times New RomanArialHelveticaなどは、一般的によく知られているフォントの一部である。

「font」の発音・読み方

「font」の発音は、国際音声記号IPA)で /fɒnt/ と表記される。これをカタカナ置き換えると「フォント」となる。日本人が英語を発音する際のカタカナ表記も「フォント」である。なお、「font」は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「font」の定義を英語で解説

A 'font' is a specific typeface of a certain size and style. It refers to the overall design of the characters, including their shape, size, weight, and spacing. For instance, Times New Roman, Arial, and Helvetica are examples of well-known fonts.

「font」の類語

「font」の類語としては、「typeface」がある。しかし、「typeface」は「font」よりも広範な概念指し特定のスタイルデザインを持つ文字集合体を指す。例えば、Helveticatypefaceであり、Helvetica 12 point boldはfontである。

「font」に関連する用語・表現

「font」に関連する用語としては、「serif」や「sans-serif」、「script」、「display」などがある。これらはフォントのカテゴリを表す言葉で、それぞれセリフ体サンセリフ体筆記体ディスプレイ用のフォントを指す。

「font」の例文

1. The font used in the document is Times New Roman.(その文書使用されているフォントはタイムズ・ニュー・ローマンである。)
2. Please change the font to Arial.(フォントをアリアル変更してください。)
3. This font is too small to read.(このフォントは小さすぎて読めない。)
4. The font size is set to 12 points.(フォントサイズ12ポイント設定されている。)
5. The designer chose a bold font for the title.(デザイナータイトル太字のフォントを選んだ。)
6. The font color is set to black.(フォントの色は黒に設定されている。)
7. The font style is set to italic.(フォントスタイルはイタリック設定されている。)
8. The font used in the logo is unique.(ロゴ使用されているフォントはユニークである。)
9. The font used for the subtitles is different from the one used for the main text.(字幕使用されているフォントは本文使用されているものとは異なる。)
10. The font used in this book is easy to read.(この本で使用されているフォントは読みやすい。)

フォント【font】

読み方:ふぉんと

活字で、同一書体大きさの、大文字・小文字数字記号などの一揃い。または、コンピューター使われる書体データのこと。

「フォント」に似た言葉

フォント

【英】font

フォントとは、活字コンピュータにおいて扱われる文字のうち、統一され書体大きさ文字セットのことである。

フォントは、単に字形違いを指す「書体」と同じ意味で用いられる場合も多い。コンピュータ用語としては、特に文字表示形式などを示す語として用いられることが多い。

初期PCプリンタでは、文字ビットマップフォント呼ばれる点(ドット)の集合によって表現された。最初期用いられていたフォントのサイズは8×8ドットでは、アルファベット数字のみ表現可能であり、後に16×16ドット24×24ドットフォントサイズ登場したことにより、漢字のような複雑な文字表現できるようになった

ビットマットフォントは、ドット数の多寡かかわらず曲線部分ジャギ呼ばれるギザギザ表れたり、文字拡大・縮小により字形崩れたりする。これに対してアウトラインフォント呼ばれるフォント形式は、文字輪郭アウトライン)を関数として記録し演算によって描画することにより、ビットマップフォントの持つジャギ形崩れといった難点解消している。

アウトラインフォントは、ビットマップフォント比べて表示印字などの処理に時間がかかるが、PCの処理性能の向上に伴い一般的なPCでもアウトラインフォント用いられるようになった。これによって、PC上で表示印字できるフォントの種類大きさ自由度格段に向上した

アウトラインフォント代表的な形式として、1984年Adobe Systems開発したPostScript挙げることができる。PostScript商業印刷などにおいて盛んに利用されDTP普及貢献したまた、1990年前後AppleMicrosoftによって共同開発されたTrueTypeフォントは、Mac OSWindows標準的搭載されアウトラインフォント一般ユーザー利用できるものにした。今日では、1996年Adobe SystemsMicrosoftによってTrueType後継フォントとして共同開発されたOpenType普及しつつある。

文字デザイン観点からは、フォントは等幅フォントとプロポーショナルフォント分類することができる。等幅フォントは、すべての文字の幅が均等なフォントである。フォントのサイズが同じであれば、どのフォントでも1行当たり文字数同じになる一字一字方形に近い日本語では栄えるが、文字によって横幅大きな差のあるアルファベット数字場合字間開いて不自然に見え場合がある。また、等幅フォントに対して文字ごとに最適な文字幅がデザインされているフォントはプロポーショナルフォント呼ばれるプロポーショナルフォントは、日本語含めて多く場合見栄え良くなるが、行ごとの文字数不統一となり、横書き文書場合は行の右端不揃いになる。

HTMLCSSにおいてはfont要素指定することで、書体文字サイズといったフォント情報調整することができる。

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情報処理:  ハイライト  ハイライト表示  ビットパターン  フォント  符号拡張  フィルタ  外字

.fnt

読み方エフエヌティー,フォント

.fntとは、WindowsMS-DOSモード使用されるフォントファイルに付く拡張子のことである。


フォント

名前 Fontes

フォント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/05 02:48 UTC 版)

フォント: font) は、本来「同じサイズで、書体デザインの同じ活字のひとそろい」を意味するが、現在では画面に表示したり、書籍など面に印刷したりするためにコンピュータ上で利用できるようにした書体データを指す。金属活字写真植字など先行する印刷技術の歴史を踏まえる場合、データとしてのフォントは特にデジタルフォントdigital font)と区別して呼ぶ。これに対して活字や写植文字盤によるものをアナログフォント(analogue font)というレトロニムで呼ぶこともある[1]




「フォント」の続きの解説一覧

「フォント」の例文・使い方・用例・文例

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