フォントネル (クレーター)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > フォントネル (クレーター)の意味・解説 

フォントネル (クレーター)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/01 09:31 UTC 版)

フォントネル
(Fontenelle)
フォントネルの位置(月の表側)
月面座標 北緯63度24分 西経18度54分 / 北緯63.4度 西経18.9度 / 63.4; -18.9座標: 北緯63度24分 西経18度54分 / 北緯63.4度 西経18.9度 / 63.4; -18.9
直径 37.7 キロメートル
深度 1.8 km
月面余経度 日の出時点で19°
由来 ベルナール・フォントネル
GPN識別子 1992

フォントネル (Fontenelle) は、の表側にあるクレーターであり、氷の海の北部に位置する。ギョーム・ド・ロピタルの『無限小解析』の序文を著したフランスの科学思想家、ベルナール・ル・ボヴィエ・ド・フォントネルにちなんで名づけられた。

フォントネルは地球から見ると北の縁付近に位置しているため、東西に長い楕円形に見える。フォントネルの周壁は円に近い形状をしているが、激しい起伏があるためにぎざぎざした外観をしており、南西の周壁と東の周壁には特に激しい凹凸が見られる。フォントネルの周壁は氷の海の表面に突出しており、南東の周壁には複数の小クレーターが見られる。フォントネルの西の周壁は、フォントネルの北西方面に広がっている起伏の多い土地へと続いている。

フォントネルの北東にはバーミンガムが位置しており、フォントネルの北西にはフィロラオスが位置している。フォントネルの南南東には、氷の海をはさんでプラトンが位置している。

フォントネルの内部は、北側の周壁に沿って皺が寄ったような外観をしている。フォントネルの中心には、低くなだらかな中心丘があり、中心丘の西方の土地にはやや凹凸がある。フォントの底面には幾つかの小クレーターが存在している。

フォントネルの南方、氷の海の上には高いアルベドを持つ小クレーターが位置している。この小クレーターはフォントネルGの北北西15キロメートルに位置しているが、名称は付けられていない。この小クレーターは晴れの海にあるリンネとよく似た特徴を示している。

従属クレーター

フォントネルのごく近くにある小さな無名のクレーターについては、アルファベットを付加することによって識別される。

名称 月面緯度 月面経度 直径
A 北緯 67.5 度 西経 16.1 度 21 km
B 北緯 61.9 度 西経 23.0 度 14 km
C 北緯 65.4 度 西経 27.2 度 13 km
D 北緯 62.5 度 西経 23.4 度 17 km
F 北緯 64.4 度 西経 28.2 度 11 km
G 北緯 59.5 度 西経 18.3 度 4 km
H 北緯 64.1 度 西経 20.1 度 6 km
K 北緯 69.6 度 西経 15.6 度 7 km
L 北緯 66.5 度 西経 16.6 度 6 km
M 北緯 63.1 度 西経 28.8 度 9 km
N 北緯 64.0 度 西経 29.7 度 8 km
P 北緯 64.1 度 西経 17.2 度 6 km
R 北緯 64.3 度 西経 18.8 度 6 km
S 北緯 65.3 度 西経 26.7 度 7 km
T 北緯 66.3 度 西経 25.7 度 7 km
X 北緯 60.5 度 西経 27.8 度 7 km

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フォントネル (クレーター)」の関連用語

フォントネル (クレーター)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フォントネル (クレーター)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフォントネル (クレーター) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS