ビットマップ‐フォント【bitmap font】
ビットマップフォント
ビットマップフォントとは、フォントのうち、文字をドットの配置によって表現したフォントの総称である。
ビットマップフォントは、升目状に分割した領域のどこにドットを置くかによって文字を再現するため、必要なデータ量が少なく、処理負荷も低いという利点がある。その反面、拡大や縮小を行うと文字が潰れて認識できなくなるという難点がある。
ビットマップフォントは最初期のコンピュータやワープロソフトで利用されていた。最近ではアウトラインフォントに取って代られているが、CUIの端末などでは現在もビットマップフォントが利用されている。
フォント: | CIDフォント Drop&Type Google Web Fonts ビットマップフォント フォント プロポーショナルフォント IPAex |
ビットマップフォント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 02:51 UTC 版)
ドットの組み合わせで文字を表現したフォントで、初期のコンピュータには、容量の節減および描画速度の確保のためビットマップフォントを利用した。日本語文字においては、当時はフォントを全て記憶するには記憶容量(RAM)が少なかった上に、かといって逐次必要なフォントをフロッピーディスクドライブから読み出すのも速度的に問題があるので、漢字ROMにビットマップフォントを格納して運用されることが多かった。現在でも、スケーラブルフォントからビットマップフォントを生成するとき、文字が小さいと線間の調整ができずに潰れて読めなくなってしまうことが多いため、小さな文字ではビットマップフォントが使われることもあるが、フォントヒンティングで対応することもある。 8ドットサイズの英字、カタカナ文字が利用できるフォント。400ラインのディスプレイの普及や、漢字が扱えるようになり、16ドットサイズのフォントがコンピュータに搭載されるようになった。印刷では、ワープロ(専用機)を中心に24ドット、48ドットなどのフォントも利用され始め、スケーラブルフォントへ移行していった。
※この「ビットマップフォント」の解説は、「フォント」の解説の一部です。
「ビットマップフォント」を含む「フォント」の記事については、「フォント」の概要を参照ください。
- ビットマップフォントのページへのリンク