インドネシア大学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/29 00:17 UTC 版)
|
|
| インドネシア大学(UI) | |
|---|---|
| |
|
| 大学設置 | 1950年 |
| 創立 | 1851年 |
| 学校種別 | 国立 |
| 設置者 | インドネシア |
| 本部所在地 | デポック |
| キャンパス | Depok, Salemba, Pegangsaan Timur |
| 学部 | 医学 歯学 法学 経済学 社会学・政治学 文学 心理学 公衆衛生 看護学 数学・自然科学 工学 コンピューター科学 語学学校(BIPA UI「インドネシア語学校」) |
| ウェブサイト | www.ui.ac.id |
インドネシア大学(UI)(英語: University of Indonesia、公用語表記: Universitas Indonesia)は、デポックに本部を置くインドネシアの国立大学。1851年創立、1950年大学設置。大学の略称はUI。 インドネシア最古の高等教育機関で国内最高峰の大学として知られており、ガジャ・マダ大学(UGM)、バンドン工科大学(ITB)と共にインドネシア国内を代表するトップレベルの名門大学である。
概略
UIは14学部・2スクールによって構成されており、学士課程・修士課程・博士課程の教育を提供している。QS世界大学ランキング2024では、インドネシア国内1位、アジア49位、世界237位にランクインしており、他の主要な世界大学ランキングでも国内最高位に位置付けられている[1]。環太平洋大学協会、ASEAN大学ネットワークに所属している。キャンパスは西ジャワ州デポック市のデポック・キャンパスと、ジャカルタ中心部のサレンバ・キャンパスの2地区に分かれている。デポック・キャンパスは1980年代に整備されたメインキャンパスであり、約320ヘクタールの広大な敷地を有する。学内の約75%が森林・湖沼などの緑地として保全されており、「グリーンキャンパス」として知られ、無料循環バス「Bikun」が運行されているほか、KRLコミューターラインのUniversitas Indonesia駅およびPondok Cina駅からアクセス可能である。一方、サレンバ・キャンパスはインドネシア最大級の国立病院であるチプト・マングンクスモ国立中央総合病院に隣接しており、医学教育と臨床研究の中心地として機能している。
歴史
1851年にオランダ植民地政府が設立したジャワ医学校(インドネシア初の医学校)がルーツとなっており、インドネシアで最も古い高等教育機関とされている。1909年に東インド法学校(インドネシア初の法学校)、1940年に人文学校(インドネシア初の人文学校)がそれぞれ設立され、1947年に1つの大学として統合され、インドネシア大学(略称UvI:Universiteit van Indonesië)となった。1950年にインドネシア高等教育研究所(BPTRI)を吸収し、現在の略称UI(Universiteit Indonesia、のちにUniversitas Indonesiaに改称)に変更した。1954年にスラバヤにあった学部はアイルランガ大学になり、1955年にマカッサルにあった学部はハサヌディン大学になり、1959年にバンドンにあった学部はバンドン工科大学になり、1964年にボゴールにあった学部はボゴール農科大学になった。
-
ジャワ医学校
-
医学部
-
付属病院
学部
- 医学部(Faculty of Medicine)
- 歯学部(Faculty of Dentistry)
- 薬学部(Faculty of Pharmacy)
- 看護学部(Faculty of Nursing)
- 公衆衛生学部(Faculty of Public Health)
- 法学部(Faculty of Law)
- 行政学部(Faculty of Administrative Science)
- 社会・政治学部(Faculty of Social and Political Sciences)
- 経済・ビジネス学部(Faculty of Economics and Business)
- 人文学部(Faculty of Humanities)
- 心理学部(Faculty of Psychology)
- 工学部(Faculty of Engineering)
- コンピュータ科学部(Faculty of Computer Science)
- 数学・自然科学部(Faculty of Mathematics and Natural Sciences)
- 環境学スクール(School of Environmental Science)
- 戦略・グローバル学スクール(School of Strategic and Global Studies)
著名な出身者
- メガワティ・スティアワティ・スカルノプトゥリ - インドネシア第5代大統領(中退)。
- プアン・マハラニ - 政治家。元インドネシア人間開発・文化調整大臣。インドネシア初代大統領スカルノの孫。
- スリ・ムルヤニ - 政治家。インドネシア財務大臣、元世界銀行専務理事。
- モフタール・クスマアトマジャ - 法学者・政治家。インドネシア元外務大臣。元シカゴ大学研究員。
- エミル・サリム - 政治家・経済学者・。インドネシア国家経済評議会元議長・環境大臣。元インドネシア大統領諮問会議議長。カリフォルニア大学バークレー校博士。インドネシア政府最高位の民間人勲章である「ビンタン・マハプトラ勲章」受章。
- ミリアム・ブディアルジョ - 政治学者・外交官。ジョージタウン大学修士。インドネシア初の女性外交官。元インドネシア大学社会政治学学部長。「ビンタン・マハプテラ勲章」受章。
- アクバル・タンジュン - 政治家。ゴルカル所属。
- ガンジャル・プラノウオ - 政治家。中部ジャワ州知事。インドネシア大統領選挙2024公認候補者。
- ユスフ・ワナンディ - 実業家・政治活動家。インドネシア戦略国際問題研究所(CSIS: Centre for Strategic and International Studies)創設者。
- ウィジョヨ・ニティサストロ - 経済学者。カリフォルニア大学バークレー校博士。スハルト政権下のインドネシアにおいて「経済の父」と呼ばれた。インドネシアのエリート経済学者グループ「バークレー・マフィア」の元リーダー。
- ミランダ・グルトム - 経済学者。ボストン大学博士。元インドネシア銀行副総裁。インドネシア大学教授。
- スリ・エディ・スワソノ - 経済学者。ピッツバーグ大学博士。インドネシア大学教授。
- アリフ・ブディマン - 社会学者・民主化運動家。ハーバード大学博士。メルボルン大学教授。
- クンチャラニングラット - 人類学者。イェール大学修士。インドネシア大学教授。
- エディ・スハルディ・エカジャティ - 歴史学者。スンダ王国古文献研究で知られる。
- HBジャシン - 文学評論家。「インドネシア文学の法王(Sang Paus Sastra Indonesia)」とも称され、近代インドネシア文学史の基礎を築いた。
- ハリムルティ・クリダラクサナ - 言語学者。インドネシア語大辞典(Kamus Besar Bahasa Indonesia)第2版の編集主幹。インドネシア大学元教授。
- サンコット・マルズキ - 医学者・生物学者。元モナッシュ大学教授。アイクマン分子生物学研究所創設者。
- ハスリ・アイヌン・ハビビ - 医者。インドネシア第3代大統領ユスフ・ハビビ夫人。「ビンタン・マハプトラ勲章」受章。
- テリー・マルト - 物理学者。マインツ大学博士。インドネシア大学教授。
- ソエ・ホク・ギー - インドネシア華人の活動家・著述家。映画『Gie』のモデル。
- アユ・ウタミ - 女流作家。代表作として「サマン」(1998年)が広く知られている。
- ナギタ・スラヴィナ - 女優・テレビ司会者・映画プロデューサー。
日本の協定大学
脚注
- ↑ “Universitas Indonesia” (英語). Top Universities (2012年12月7日). 2022年12月19日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
- インドネシア大学のページへのリンク