シドニー大学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/28 00:44 UTC 版)
| The University of Sydney | |
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メイン・クアドラングル
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| モットー | Sidere mens eadem mutato |
|---|---|
| 種別 | 公立 |
| 設立年 | 1850年 |
| 総長 | Belinda Hutchinson |
| 副総長 | Mark Scott |
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教員数
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3,743人(2020年) |
| 学生総数 | 60,968人(2020年) |
| 所在地 | ニューサウスウェールズ州シドニー |
| キャンパス | シドニー |
| スクールカラー | 赤、黄色、青 |
| Group of Eight, APRU, ACU, ASAIHL, WUN | |
| 公式サイト | 公式サイト |
シドニー大学(英語: The University of Sydney)は、1850年にオーストラリアのニューサウスウェールズ州の州都シドニーに設立された同国最古の世界屈指の名門大学である。世界大学ランキングでは常に上位にランクインする他、シドニー大学は規模、名声ともに総合大学として、常に高い評価を受けている。2024年のQS世界大学ランキングでは世界19位[1]、卒業生の雇用スキルランキングでは世界トップ5位以内にランクインしている。[2] 卒業生には5人のノーベル賞受賞者と2人のクラフォード賞受賞を生み出している。
概要
シドニー大学はその研究と実績の観点から、オーストラリア国内で高ランクの大学連合オーストラリア8大学に所属し、また環太平洋地域を代表する37の主要大学で構成される環太平洋大学協会(APRU)のメンバーでもある。
THEインパクトランキング2021では世界2位にランクインし、国連のSDGsを基準として大学の社会貢献の取り組みが高く評価されている。[3]「世界の最も美しい大学キャンパス10」(UK Daily TelegraphとUS HuffPost)にランクインされたほど。
2018年のQS世界大学ランキング(科目別)において、人文科学の分野で15位、社会科学の分野で14位、生命科学の分野で15位の評価を受け、2015年のQS世界大学ランキング総合評価では世界37位であった[1]。
大学のメインキャンパスはシドニー市街の南西に位置しオックスブリッジ式で、近年の統合によりほかにキャンパスがいくつかある。
卒業生にはジョン・ハワードをはじめとする8人のオーストラリアの歴代首相、2人のオーストラリア総督、24人の最高裁判所判事、著名文化人の名前が挙げられる。また、学術研究においては世界最古の国際的なフェローシップ制度であるローズ奨学生に110人がノミネートしている。
キャンパス
メインキャンパスは「世界の最も美しい大学キャンパス10」(UK Daily TelegraphとUS HuffPost)にランクインしている。キャンパーダウンとダーリントンの間に位置し、シドニー都市中心部から近い。
組織
17学部が3つのカレッジ(学校)に属する [2]:
学生寮
学生寮
レジデンシャル・カレッジ
- Mandelbaum House[4]
- Sancta Sophia College[4]
- St Andrew's College (en)[4]
- St John's College [4]
- St Paul's College (en) [4]
- Wesley College (en)[4]
- Women's College (en)[4]
- St Paul's Graduate House (en)[4]
- Sancta Sophia’s Graduate House (en)[4]
- シドニーの本校舎Sydney University Village (SUV) 案内図[5]と学生用滞在施設[6]
- Stucco 学生住宅コーポラティブ[7]
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Sancta Sophia College
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Wesley College
-
St Andrew's College
学術ランキング
2026年のQS世界大学ランキングではシドニー大学は世界25位にランクイン。オーストラリア国内においてはトップスリーにランクインと常に高い評価を受けている。又、学術的な評判は世界トップ27位にランクインした[4]。以下は各科目別のQS世界大学ランキング(2025)。
- 3位 Sports-related Subjects(国内1位)
- 20位 生理解剖学(国内1位)
- 26位 英語学/英文学(国内2位)
- 20位 看護学(国内1位)
- 36位 コンピュータ科学(国内1位)
- 28位 コミュニケーション学/メディア研究学(国内1位)
- 21位 獣医学 (国内1位)
- 27位 医学(国内2位)
- 19位 薬学(国内2位)
- 38位 数学(国内1位)
- 33位 古典学/古代史(国内1位)
- 28位 土木工学/構造工学(国内2位)
- 39位 歴史学(国内2位)
- 42位 政治学(国内2位)
- 26位 教育学/教育訓練(国内2位)
- 23位 神学・宗教学・宗教研究(国内2位)
- 35位 人文科学
- 18位 法学
- 30位 建築学
- 29位 会計、金融学
- 58位 自然科学
- 38位 社会科学
2021年のUSニューズ&ワールド・レポートでは、世界トップグローバル大学ランキングにおいてシドニー大学は27位で国内2位と評価された。2021年の世界大学学術ランキングでは世界トップ69位にランクインし世界のトップ大学0.7%に入る[5]。
2021年のQS世界大学ランキングでシドニー大学卒業生の雇用機会は世界4位にランクイン。1位に同国内、アジアパシフィックでランクインしている。
Partner / Exchange Universities with USyd (examples[8][9])
University College of London (UK), Sorbonne University (France), National Taiwan University, National University of Singapore, Seoul National University, University of Hong Kong. ETH Zurich (Switzerland), Heidelberg University (Germany), Cornell University, and Harvard University.
著名な卒業生
政治・法律
- H・V・エヴァット(国際連合総会議長(1948 - 1949年))
- 歴代オーストラリア総督(Governors-General)
- オーストラリア首相(任期順)
- オーストラリア高等裁判所裁判長(任期順)
- サミュエル・グリフィス
- ガーフィールド・バーウィック
- アンソニー・メイソン (判事)
- マーレイ・グリーソン
経済
科学
- ロバート・ロビンソン(有機化学者、ノーベル化学賞受賞者(1947年))
- ジョン・コーンフォース(シドニー大学、科学学士号取得(1938年))、1975年ノーベル化学賞受賞
- ジョン・ハーサニ(シドニー大学経済修士(1966年))、1994年ノーベル経済学賞
- フィリップ・K・チャップマン- オーストラリア初の宇宙飛行士[10]
- ポール・スカリー・パワー - オーストラリア人で初めて宇宙飛行を体験[注釈 1]
音楽
- サラ・オレイン - 歌手・ヴァイオリニスト
関連項目
- Magma - シドニー大学で開発されている数式処理システム
- オーストラリアの大学一覧
- オーストラリア8大学 (Group of Eight)
- 環太平洋大学協会 (APRU)
- 高校生のための国際科学学校 - シドニー大学で2年に一度開催されている、高校生を対象とした国際科学学校
脚注
注釈
出典
- ^ QS世界大学ランキング
- ^ Colleges - About the University
- ^ a b c d “Camperdown and Darlington” (英語). The University of Sydney. 2019年7月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “Residential colleges” (英語). シドニー大学. 2019年7月29日閲覧。
- ^ “Sydney University Village Directions (大学構内の案内図)” (英語). Centre for Continuing Education. シドニー大学. 2019年7月29日閲覧。
- ^ Hart, Chloe (2017年3月9日). “Subsidised accommodation a boost for Sydney Indigenous students” (英語). ABC News. 2019年7月29日閲覧。
- ^ Forsyth-Smith, Lauren (2017年6月2日). “Housing Co-ops and the Archive Box”. History Matters. シドニー大学Department of History. 2019年7月30日閲覧。
- ^ “Europe” (英語). The University of Sydney. 2025年11月26日閲覧。
- ^ “Asia” (英語). The University of Sydney. 2025年11月26日閲覧。
- ^ メルボルン出身、アメリカに移住
- ^ “National | Paul Scully-Power” (英語). The Age (2004年1月26日). 2004年1月26日閲覧。
外部リンク
シドニー大学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/21 19:44 UTC 版)
「トマス・ピーター・アンダーソン・ステュアート」の記事における「シドニー大学」の解説
1882年、シドニー大学に医学校を組織することが決定され、解剖学と生理学の教授職が公募となった。適任者の選定は複数の機関に委嘱されたが、イングランド王立外科医師会、エディンバラ大学、エディンバラ王立外科医カレッジ (Royal College of Surgeons of Edinburgh)、グラスゴー王立内科・外科医カレッジ (Royal College of Physicians and Surgeons of Glasgow) は、いずれもステュアートを適任者として選んだ。選任されたステュアートは、妻とともに「パラマタ (Parramatta)」号に乗船してオーストラリアへ赴き、1883年3月にシドニーへ到着した。当初、医学校の建物は、湿っぽく漆喰も塗られていない4部屋の建物ひとつがあるだけで、カリキュラムの整備や、講師、実験助手、副手の組織が必要な状況であった。最初の学年には4人しか学生がいなかったが、ステュアートには医学校を大きな発展を実現させる想像力があり、すぐに新たな建物の建設に向けた構想を生み出した。1884年6月、大学は恒久的な医学校の建物を建設することに同意し、設計図面が政府の建築士であったジェイムズ・バーネット (James Barnet) によって用意された。建築計画は1884年11月に承認され、1885年には政府が15,000ポンドの建設資金を用意した。1889年に建物はほぼ完成し、内装は1892年に完成した。この建物は、ゴシック・リヴァイヴァル建築の傑作と見なされている。医学校の学生数は、1883年の6名から、1912年には604名へと増加した。医学校の建物が完成すると、ステュアートは他の仕事にも集中して取り組むことができるようになり、大学敷地の改善なども実現した。ステュアートはまた、ニューサウスウェールズ各地の図書館に科学書の蔵書を充実させた。ステュアートは、人物を見る目をもち、彼の下で実験助手や講師を務めた人々のなかからは、サー・アレキサンダー・マコーミック (Sir Alexander McCormick)、ジェイムズ・トマス・ウィルソン (James Thomas Wilson) 教授、サー・ジェイムズ・グレイアム (Sir James Graham)、サー・チャールズ・ジェイムズ・マーティン (Sir Charles James Martin)、サー・アルムロス・ライト (Sir Almroth Wright)、ヘンリー・ジョージ・チャップマン (Henry George Chapman) 教授など、後に大成した者が数多く輩出した。ステュアートの講座は、1890年に分割され、ステュアートは生理学担当に専念し、新設された解剖学担当の教授にはウィルソンが任命された。
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