ジョン・コーンフォースとは? わかりやすく解説

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ジョン・コーンフォース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/23 15:20 UTC 版)

Sir John Cornforth
ジョン・コーンフォース
コーンフォース夫妻
生誕 John Warcup Cornforth, Jr.
(1917-09-07) 1917年9月7日
オーストラリア シドニー
死没 2013年12月8日(2013-12-08)(96歳没)
イギリス サセックス
国籍 オーストラリア
研究分野 有機化学
論文 Synthesis of analogues of steroid hormones (1941年)
博士課程
指導教員
ロバート・ロビンソン
主な受賞歴 ノーベル化学賞(1975年)
ロイヤルメダル(1976年)
コプリ・メダル(1982年)
プロジェクト:人物伝
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ノーベル賞受賞者
受賞年:1975年
受賞部門:ノーベル化学賞
受賞理由:酵素による触媒反応の立体化学的研究

サー・ジョン・ワーカップ "カッパ" コーンフォース: Sir John Warcup "Kappa" Cornforth AC CBE FRS FAA1917年9月7日 - 2013年12月8日)は、1975年に酵素触媒反応の立体化学的研究でノーベル化学賞を受賞した化学者である。彼は10代で耳硬化症英語版によりろう者となった[1]

来歴

コーンフォースはオーストラリアシドニーで生まれ、シドニーボーイズ高校を卒業した後、16歳でシドニー大学に入学した。彼はシドニー大学で妻となるリタ・ハラデンスと知り合った。彼は有機化学を学び、1937年にユニバーシティーメダルを授与され首席で卒業した。そして奨学金を獲得し、リタとともにオックスフォード大学に移った。

第二次世界大戦中はペニシリンの研究で名をはせ、1949年にプリンストン大学出版局より上梓された The Chemistry of Penicillin (ペニシリンの化学)の執筆にも参加した。1977年にナイトに叙せられた。

1953年に王立協会フェローに選出、サセックス大学で化学の研究を行った。彼の長年の研究の成果と難聴に打ち勝って業績を挙げたことを記念して、1975年のオーストラリアン・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。

1,3-オキサゾール化合物で起こるコーンフォース転位、酸化剤として汎用されるコーンフォース試薬(PDC, 二クロム酸ピリジニウム)にその名が残る。

受賞歴

脚注

  1. ^ How the Cornforths started out in chemistry”. University of Sydney, School of Chemistry. 2017年9月7日閲覧。
  2. ^ Cornforth, Sir, John Warcup: Library and Archive Catalogue”. London: The Royal Society. 2014年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月7日閲覧。
  3. ^ a b Sir John Warcup Cornforth”. University of Sydney, Faculty of Science. 2013年12月14日閲覧。
  4. ^ Sir J.W. (John) Cornforth jr. (1917–2013)”. Royal Netherlands Academy of Arts and Sciences. 2016年3月18日閲覧。
  5. ^ Cornforth, John Warcup (AC)”. It's an Honour: AC. 2013年12月14日閲覧。
  6. ^ Centenary Medal”. It's an Honour. 2013年12月14日閲覧。

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