日本の検査体制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 09:31 UTC 版)
「COVID-19の検査」の記事における「日本の検査体制」の解説
詳細は「日本における2019年コロナウイルス感染症の流行状況#検査体制」を参照 厚生労働省は2020年2月18日、1日に最大3,800人のPCR検査ができる体制を整備したと発表した。しかし、2月18日から2月24日の間に実施された検査件数は約6,300件で、1日平均約900件だったため、各界から実態との乖離があるなどと批判された。 3月1日、国立感染症研究所はPCR検査の拡大を感染研OBが妨害している、検査件数を抑えることで感染者数を少なく見せかけようとしているといった主張は事実と異なり、職員や関係者を不当に扱うもので、対策へ悪影響を及ぼしていると反論した。 3月7日、厚生労働省は、かかりつけ医が必要と考える場合は、すべての患者が検査を受けることができる十分な1日6,000件程度の検査能力を確保しているとし、3月末には8,000件を超えると発表した。 また、PCR検査の医療保険適用によって、帰国者・接触者相談センター(24時間対応)から紹介された帰国者、接触者外来で検査が必要とされたときは、保健所を経由することなく、民間の検査機関に直接、検査依頼を行うことが可能となった。かかりつけの医者が検査が必要と判断した場合には、帰国者・接触者外来を紹介受診し、検査を行う。地域の検査能力に限界があるために断られるということがないようにするとし、同時に、検査時間を大幅に短縮できる新しい簡易検査機器の開発を進めていくと述べた。 また、厚生労働省は疑似症報告制度を採用している。この疑似症報告制度によるPCR検査実施人数には、退院時の確認検査や、疑似症報告に該当しない検査、クルーズ船やチャーター便に関する検査等は含まれておらず、実際の実施総数より少ないことに留意する必要がある。 3月27日現在のPCR検査実施人数の累計は27,005件、確認検査等を含む累計は46,869件(2月18日〜3月25日分)。 日本のPCR検査実施人数については「Template:2019-nCoV Data/日本のPCR検査実施数の推移」を参照
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