日本の構造線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/18 22:08 UTC 版)
日本の主な構造線を挙げる。 中央構造線(MTL) - 赤石山脈以西の地域では西南日本内帯と西南日本外帯(領家帯と三波川帯)を隔てる。フォッサマグナ内では、関東山地の北縁で古第三紀以前の地層と新第三紀以降の地層とを隔てる。また、新発田小出構造線より東側の関東では領家帯と三波川帯を隔てる。深部まで明瞭で、日本最大級の構造線。 糸魚川静岡構造線(ISTL) - 西南日本とフォッサマグナ西縁を隔てる。 飛騨外縁構造線 - 中央構造線とほぼ平行に西南日本を横断し、西南日本内帯とそのさらに北側の構造帯を隔てる。 新発田小出構造線 - 新潟県付近において、東北日本とフォッサマグナ東縁を隔てる。 柏崎千葉構造線 - 東北日本とフォッサマグナ東縁(新潟県内ではフォッサマグナ内を縦断している)を隔てる。 棚倉構造線 - 阿武隈帯と足尾帯を隔てる。 畑川構造線 - 阿武隈帯と南部北上帯を隔てる。 仏像構造線(BTL) - 西南日本外帯と赤石山地、関東南部において、秩父帯と四万十帯を隔てる。 日本国三面構造線 - 足尾帯と朝日帯を隔てる。 八王子構造線(HTL) - 関東山地東縁と関東平野西縁を隔てる。南北方向の直線的に延び、中央構造線により北では途切れる。 早池峰構造線 - 南部北上帯と北部北上帯を隔てる。 男鹿半島-牡鹿半島構造線 敦賀湾-伊勢湾構造線(TITL) - 西南日本外帯を縦断し敦賀湾と伊勢湾を結ぶ線。 松山-伊万里構造線 臼杵-八代構造線 - 中央構造線から連続する 大分-熊本構造線 - 中央構造線から連続する
※この「日本の構造線」の解説は、「構造線」の解説の一部です。
「日本の構造線」を含む「構造線」の記事については、「構造線」の概要を参照ください。
- 日本の構造線のページへのリンク