三波川変成帯
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三波川変成帯(さんばがわへんせいたい)は中央構造線の外帯に接する変成岩帯である。日本最大の広域変成帯とされ、低温高圧型の変成岩が分布する。名称は群馬県藤岡市三波川の利根川流域の御荷鉾山の北麓を源流とする三波川産出の結晶片岩を三波川結晶片岩と呼んだことに由来する。三波川帯とも呼ばれる。中央構造線を挟んで北側の領家変成帯と接する。
注釈
出典
- ^ a b c 勘米良亀齢, 橋本光男 & 松田時彦 1992
- ^ 鳥山隆三 『教養の地学 改訂版』 朝倉書店、1986年
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- ^ 青木一勝 et al. 2007.
- ^ 青木一勝 et al. 2010.
- 1 三波川変成帯とは
- 2 三波川変成帯の概要
- 3 参考文献
- 三波川帯のページへのリンク