棚倉構造線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 00:56 UTC 版)
棚倉断層は棚倉西縁断層と棚倉東縁断層から構成されており、その中間に破砕帯があり、幅は約3キロメートルである。これらを含めたときに棚倉構造線(たなぐらこうぞうせん、Tanagura Tectonic Line)、棚倉破砕帯(たなぐらはさいたい、Tanagura Shear Zone)とも言われる。棚倉構造線は日本の地質において重要な構造線の1つであり、大森ほか (1953)によって定義された。この破砕帯に沿って国道349号線やJR東日本の水郡線が通っている。 棚倉構造線は東北日本と西南日本の境界線と考えられてきた。しかし、高橋 (2006)のように、東北日本と西南日本の境界線は利根川構造線であるという見解もある。
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