東北日本の地質構造とは? わかりやすく解説

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東北日本の地質構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/03 03:40 UTC 版)

東北日本」の記事における「東北日本の地質構造」の解説

オホーツクプレート上に位置西南日本東北日本基盤となる地質構造地体構造)を全体的に見ると、西から東に行くにつれ、順に形成年代新し地層へと移り変わってゆく。西南日本南海トラフなどの海溝に平行に地質帯並んでいるのに対し東北日本は南に行くほど海溝側が古い地層になる形で斜めに並んでいる。ただし、帯状構造明瞭なのは北海道付近に限られるそのほか地域では地表第三紀以降火山岩堆積層広く覆われ帯状構造地下埋没していて、露出部分北上高地阿武隈高地秩父山地付近など断片的にしか現れていない上越北信地方の上越帯、北上高地南部南部北上帯、阿武隈高地のうち畑川構造線より東側阿武隈東縁帯は、約3億年~2億年前形成され地質帯である。これらは西南日本における飛騨外縁帯や黒瀬川帯秩父帯中帯)と同年代地層だが、断片的にしか存在しない。これは断層運動による破砕沈降影響や、日本海形成始まって以降長期わたって海面下に没し新し地層厚く覆われ影響考えられる下越から栃木県までの足尾・八溝帯、秋田北部から阿武隈山地まで斜めに延び阿武隈帯、青森岩手北部北部北上帯、渡島付近渡島帯、利尻島礼文島から苫小牧まで直線的に延び礼文戸帯、日高衝上断層より西側空知蝦夷帯は、約2億年~6千万年前形成され地質帯である。空知蝦夷帯の中の神居古潭帯は、西南日本における三波川変成帯類似しており、かつては連続していたと考えられている。 関東甲信地方真ん中中央構造線横切っており、糸静線との交点である諏訪湖から霞ヶ浦付近まで屈曲しながら続いているが、群馬県埼玉県一部露頭みられるほかはほとんどが地下埋没している。 西南日本区分法ならって中央構造線より北側かつ棚倉構造線より西側東北日本内帯東北日本内帯)、棚倉構造線より東側外帯東北日本外帯)と呼ぶことがあるが、棚倉構造線以東東北日本とする考え方支持されるようになってから、あまり用いられなくなってきた。

※この「東北日本の地質構造」の解説は、「東北日本」の解説の一部です。
「東北日本の地質構造」を含む「東北日本」の記事については、「東北日本」の概要を参照ください。

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