緑色片岩 (りょくしょくへんがん)
緑色片岩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/09 05:43 UTC 版)
緑色片岩(りょくしょくへんがん、Greenschist)は変成岩(広域変成岩)の一種で、結晶片岩のひとつ[2]。
注釈
- ^ 「緑色の片岩」(green schist)ではなく、「緑色片岩」で一語である[2]。
- ^ ただし「緑色岩」(grunstein)という語は岩石学の黎明期にドイツで緑色の岩石を広く指すために使われた語で、のちに岩石の成分に着目した分類が広く使われるようになったために、今では岩石学では緑色岩という語はあまり使われない[9]。
- ^ 三波川の名称は、模式地である群馬県南甘楽郡を流れる三波川の渓谷に由来する[3]。現地では三波石が結晶片岩の典型として知られている。
出典
- ^ a b c d 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター、用語の解説 2017年5月22日閲覧。
- ^ a b c d e 岩石学辞典、朝倉書店、コトバンク版、2017年5月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 明治コンサルタント、長野岩石図鑑、緑色片岩(greenschist) 上伊那郡高遠町非持(山室川右岸)、2017年5月22日閲覧。
- ^ a b c d “Encyclopædia Britannica, Metamorphic Rock, Greenschist Facies”. 9 4 2013閲覧。
- ^ 呉志華・谷田部龍一(愛媛大学)・小月崇功(積水ハウス)、風化蛇紋岩と風化緑石片岩の特性に関する一考察 (PDF) 2017年5月22日閲覧。
- ^ a b 岩石学辞典、朝倉書店、コトバンク版、2017年5月22日閲覧。
- ^ a b c d 日本大百科全書(ニッポニカ)、小学館、コトバンク版、2017年5月22日閲覧。
- ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)、小学館、コトバンク版、2017年5月22日閲覧。
- ^ 岩石学辞典、朝倉書店、コトバンク版、2017年5月22日閲覧。
- ^ 大辞林 第三版、三省堂、コトバンク版、2017年5月22日閲覧。
- ^ 世界大百科事典 第2版、日立ソリューションズ・クリエイト、コトバンク版、2017年5月22日閲覧。
- ^ デジタル大辞泉、小学館、コトバンク版、2017年5月22日閲覧。
- ^ 『原色 庭石大事典』p40「秩父青石」、p48「三波石」
- ^ デジタル大辞泉プラス、小学館、コトバンク版、2017年5月22日閲覧。
緑色片岩(green schist)
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「結晶片岩」の記事における「緑色片岩(green schist)」の解説
緑泥石、緑簾石、緑閃石(アクチノ閃石)などを含み緑色の外観を呈するものであるが、変成相の一つである緑色片岩相付近で変成された塩基性火成岩を源岩とする結晶片岩をさす言葉としてよく用いられる。緑泥(石)片岩(chlorite schist)や緑簾(石)片岩(epidote schist)などともいう。
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